海側生活

「今さら」ではなく「今から」

何をしたいのですか②

2009年09月01日 | ちょっと一言

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多くの方からご意見とお小言も頂いた。
当ブログの8/20付け「何をしたいのですか」をご覧になった多くの方からだ。

「田舎暮らし」は、確固たる目的を持って始めないと、環境・気候が激変する事はもちろん言葉のみならず文化の違い、習慣の違い、或いは医療レベルの違い等でこんなはずでは無かったと泣きを見るのは必至だ。と言う事を自分は言いたかった。

それでも方法はある。

日本を代表するような大手不動産会社が30年以上前に別荘地として開発し、既に500人以上が生活を営んでいるような完成した別荘地で、生活に関する全てのサービスが網羅さえているようなエリアだ。便利さと快適さを手に入れるのは費用が掛かるが---

しかしこれは別荘生活であって「田舎暮らし」と言う移住生活ではない。

また自然環境と調和した生活を志向した「ロハス」とか「スローライフ」と言ったライフスタイルを持ちたい、しかし都会にも住み続けたい人のために「移住・交流推進機構」なる団体がある。尤も関連業界団体の思惑と地方自治体の地域活性化対策の感があるが。
或いはマイホームを終身借り上げて、移住・住み替えを応援すると言う「移住・住みかえ支援機構」という団体や、定年者等が故郷に帰り地域社会を再構築できるようなシステムを創ろうと言う目的で、行政も参画している「ふるさと回帰支援センター」もある。

これらの方法での「田舎暮らし」なら、他の移住者とも価値観等もかなり共通しているはずだし、そうした仲間が多ければ多いほど疎外感や孤独感からも救われるのではと思う。しかしよそ者同士の結束が固まれば固まるほど地元住民の人情に触れる事はない。

「田舎暮らし」に求められる事は、自分の事は自分でやると言う強い決心と体力だと思う。実際に移り住んでから都会の便利さと比較しボヤいてみても始まらない。何でも自分でやってのける事が楽しみの一つになるようでなければ、わざわざ不便な土地で生きる意味はない。
そして貴方が本気なら、貴方がこれまで都会で数十年間自分を殺して生きてきた感覚を、この不便さが貴方を正気に戻し、本来あるべき貴方の姿に仕立て上げるのだと思う。

「これから何処に住まうか!」と言う事は、「これからどんな後半人生を送るか」という問題だ。
やはり覚悟が必要だ。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
田舎暮らしの最大の難関は健康問題だと思います。 (秋元道別)
2009-09-07 06:25:57
田舎暮らしの最大の難関は健康問題だと思います。
特に家族に見放されて一人暮らしの我身には突然降って来る身体の障害に対処出来るようなセフティネットをはっておかないと;冷たくなって1週間も放置;などということになりかねません。
私の田舎暮らしの目的は先祖から伝わる三島水軍の足跡探訪ですが都会育ちの家族は、たまに様子を見に来るくらいなので高血圧や心不全などの持病が高じるとドクターストップがかかりそうです。
規則正しい生活を続けられる精神力が必要では?
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