海側生活

「今さら」ではなく「今から」

満月の日だけオープンする

2010年12月20日 | 海側生活

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今年最後の満月の日が来る、12月21日だ。
振り返れば今年は満月で始まった、元日が満月だった。

海側生活を始め、カメラを趣味にするようになって以来、森羅万象に好奇心を全開させて過ごしたが、改めて太陽と月にも興味を引かれるようになった。それらと動植物の生命との関わりや潮の満ち引きと人間の生活、さらに自分の行動パターンを振り返ってみると、天候に大きく左右されている事は当然だが、月の満ち欠けにも、結果として影響を受けているような気がする。

満月の時、月と太陽は地球を間において反対側にあり、日没頃に昇り、日の出頃に沈む。特に冬の満月は、夏の低く南の空を横切るのと違い、天高く位置する。このため他の季節と違って夜の間中14時間も青白く光る妖しい月を眺める事が出来る。だが今回は月が昇った時すでに部分月食に入っている。皆既は午後4時40分から午後5時53分までで、月食は午後7時1分に終わる。しかし予報では21日の天候は曇り、午後9時頃から雨が降ると言っている。

黒く赤い満月は見られないかも知れない。

先月、満月の日だけオープンすると言うワインバーに行ってみた。店のコンセプトに野次馬根性が騒いだ。
鎌倉駅から歩いて5分ぐらい、車も入れない細い路地の一角に小さな古ぼけたその店はあった。カウンターだけで椅子は無く、長机が一脚だけ置いてある。5人も入ればほど良い店内には20人ぐらいの先客が居る。肩が触れそうだ。
20代と30台の女性が多い。皆静かにグラスを傾けている。

雰囲気になれた頃、カウンターを占めている客達の顔を観た。何だか皆、気のせいか丸顔が多い。ムーンフェイスだ。
同行した女性二人を改めてジッと観た。やはりムーンフェイスだ。
二人は顔を見合わせ、「最近成長したンです」と、合唱するみたいに言葉が返ってきた。

自分はいささか酔った。満月のためか、店の雰囲気のためか、同行したパートナーのためかは未だに解らない。

しかし、この日は地球が太陽と月の両方から引っ張られている状態で、地域によっては海水の干満の差が6メートルも発生するほどの影響を受けると言う。人の身体には水分が70%も含まれているから、月の引力に人間が影響を受けても不思議ではないと思う。

12月21日は、もう一度足を運んでみよう。
自分の変化の程度を再確認したい。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
       路地裏の冬満月のワインバー (宮本靖夫)
2010-12-21 10:11:00
       路地裏の冬満月のワインバー
変わった店がありますね。普段はどうしているんでしょう。そんな詮索をするのは野暮というものでしょうか。
ムーンフェイスとはどんな顔なのかしら。お盆のような丸い顔かしら。それとも月の光に照らされた青白い顔かしら。あるいはしっとりとムードのある顔のことかしら。いろいろ想像をめぐらしています。
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