海側生活

「今さら」ではなく「今から」

その時の準備を整える

2008年12月16日 | その時を覚悟した

万が一の場合の連絡リストを作った。

再度の入院を明日に控えた前夜、夢にイガイガ虫が登場した。
襖の隙間からなだれを打って次から次へと寝室に入って来る。
手には細い槍を夫々が持ち、皆が掛け声を掛けながら自分に向かってくる。
思わず出て行け!と自分が怒鳴っている声に目を覚ました。

病院の部屋にパソコンを持ち込んだ
そしてパソコン内の住所録を(あ)から見始めた。
改めて人数を確認すると約3000人---。
お世話になった方々やビジネス仲間、同窓生や旧友達、それに親戚の人々、
また魚釣りの仲間達、スキューバダイビングの仲間達の顔が次から次へと目に浮かびこれまでの楽しかった日々を思い出してしまう。

時間はいくらでも有る。念のためだと医師達は言うが様々な検査を再度行う時間以外はパソコンに向かう。           

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連絡や話が不十分だと思った方には改めてメールで行った。
しかし自分が今、入院中だと言う事は誰にも伝えなかった。
連絡は手術後の経過を自分が判断してからでも遅くは無いと思った。

万が一の場合の連絡リストを作った。

退院できたらあの人には改めてあの話をしなければならない、この人には改めてこの事だけは伝えなければならないと思った人数がなんと多いことか、日ごろ何をやっていたのかと反省する事ばかりだ。

なぜ自分は今、こんなに冷静なのか---。