2020.4.24

2020-04-24 | Weblog

  昨日も、今日も洗濯物が大きく揺れ、時折ゴーという音を立てる程の風が吹いています。気温も体感温度はかなり低いです。羊毛のセーターに裏ボワのジャケットを着ても足先は冷たく、炬燵をしまってしまったのが悔やまれます。こんな日に飛び込んできたニュースが、岡江久美子さんの死去です。

昨年末のがん手術後の治療がなされていたとはいえ、今月初めにコロナの陽性反応が出て自宅で様子をみている内、容態が急変しての肺炎死とのことです。あの何ともいえない、飾らない良い笑顔が浮かんできます。同じ時代を生きてきた一人として、心に風穴が空いた様な気分です。

それにしても、コロナ感染者の自宅待機と言う措置は、医療を受ける機会を奪う以外の何ものでもないのでは?それを国の指針として出すことも、地方自治体がそれを盾に無策なのにも、やり切れなさを覚えます。2か月前の武漢で、広い施設にベットを並べている光景を見てきたではないですか! なぜ、もっと早く公共の施設等の空いている場所に、仮設の収容所を作る準備など出来なかったのでしょうか?

感染しない様にと、外出自粛ばかりが要請されますが、行政のやるべきことは、医療体制の整備や迅速な組織の対応能力の構築です。現場は、一生懸命取り組んでいるとは思います。それでも歯がゆい思いがします。岡江さんの夫が、悔しくて、悔しくて…と言いつつも、懸命に治療をしてくれた関係者への感謝を述べておられとことに、一抹の救いも感じました。