何ともハイレベルな試合でしたねー。フィギュアスケートの世界選手権と言えば、女子の優勝メダル争いは、ちょっと前で総合点190点台、昨年でも200点前後でしょうか?今年は、210.61の宮原選手でも5位ですから…。凄すぎます。
ロシア勢が強いのは、このところの状況で分かっていたものの技術がかくも上がっているとは。人間の進化は留まるところがないようです。先日博物館で観た人類の進化展を思い起こしました。ゴリラやチンパンジからホモサピエンスになる過程です。ちょっと飛躍過ぎますが、女子フィギュアも進化し続けなければなりません。3-3のジャンプが跳べなければ、もはや優勝争いには絡めないようです。
浅田選手の3Aは、常にパーフェクトでなければなりません。そして、加えて3-3が完璧に跳べること。そこに彼女の優美な美しい滑りがあれば、例え試合でのランクは低くても、観衆の一人としては大満足です。蝶々夫人は、切なさが伝わってきて良かった。
やはり、女子のフィギュアスケートは優美さが魅力でしょう。ワグナー選手や浅田選手の年齢にならなければ出せない魅力が必要です。加点の要素だけの演技では満足できません。