3月11日

2010-03-11 | Weblog
「食文化とは?」と、あれこれ考えます。

そもそも日本人は農耕民族であり、地理的には周囲を海に囲まれて生活しています。精神生活は仏教の影響で、動物の殺生禁忌の思想もあるのではないかと。
西洋の文化は、狩猟民族からくる食文化をもっていると認識しています。

魚をとってたんぱく質源にしている日本人と、牛や豚の肉をたんぱく源にしている西洋人とは、その食文化の違いから価値観も違っていて当たり前ではないでしょうか。
そのあたりのことを、「ザ・コーヴ」はどう表現しているのでしょうか?異民族の文化をどう考えているのでしょう?

かつて、ヨーロッパから船出した人達が、新大陸を発見しそこに住み着くにあたって、原住民を排除してきた思想に通じるように思います。
自分たちの価値観が絶対的な基準とする考えには、納得できないですねー。

日本人は魚だけではなく牛も豚も食べようになり、西洋人と同族と思われるようになっているのでしょうか?同じ民族なれば、イルカや鯨を食べるのは野蛮ということでしょうか?

日本は、多くの生活様式が西洋化しても、長い歴史のある日本文化は脈々と継承されていますね。