松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

砂丘の迷宮

2021-05-26 16:25:49 | 日記・エッセイ・コラム
 バンクシー? まさかね。

 でも上手。ここは追分三叉路。

 国道7号線追分三叉路歩道橋から見た北中の坂である。母校である。中学の時、この坂をきついと思って登ったことはないが、今は無理。途中にベンチを置いてもらわないと。

 要するに砂丘のてっぺんである。海まで3乃至は4か所、砂丘の起伏があるが、北中、追分小、西高は、一番高い砂丘に位置している。

 ここから飯島までの旧道は、私の好きな道TOP3に入る。なぜか。それは奥行きの問題だ。奥行きがとても深い。
だから通っていて気持ちがいい。



 ちょうど見応えのある古い松の木がある脇道へ、老婆が入って行く。まごまごカメラをいじっているうち、追い越された。ウサギと亀じゃ、あるまいし。

 よっしゃ、この人を追えば、奥行きが分かるだろう。やや、振り向いたゾ。あやつ、只者じゃないな。

 大分、奥まで行ったら、道がカーブしていて、見えなくなった。この先は、ブドウ畑か梨畑、或いは野菜畑になっているだろう。

 1軒の家の庭が、砂丘まで続いているわけではないが、まるで、そのように見える。そのくらい牧歌的な風景が、脇道ごとに展開される。

 その中の舗装された道の奥には、かつて自分の家がオーナーとなった、ブドウ畑の1区画があった。多分年間5000円だったと思う。

 食べごろになると、案内が来て、一家プラス親戚とか一緒になって収穫に行く。

 ぶどう棚は低くて歩きづらい。中腰になって、収穫する。そしたらぶどう農家が廃業しちゃって。楽しみが一つ減った。

 この砂丘の高さは、車でも体験できる。7号線のパチンコ屋と唐揚げ専門店と回転寿司のある交差点から、海へ向かって県道56号秋田天王線へ接続する割と最近の道路がそうだ。

 この道路のてっぺんは34mある。ちなみに西高裏の山は42m。津波が来ても、避けて通る高さ。砂丘にしては、まあまあの高さでしょう。

 この道を、夕日を撮るために娘と走ったことがある。正面の夕日が沈んだかに見えたが、頂上を超えると待っていてくれた。まるで何かのドラマのようだった。

 ちょっと誰かのスタイルに似て来たかな。大丈夫だよな。彼なら許してくれるさ。

 ps. バンクシー「風船と少女」一番有名なやつだったわ。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生まれました。

2021-05-25 13:48:51 | 日記・エッセイ・コラム
 朝早くメールが来ました。午前1時に、3200ℊで出て来たそうです。お医者さんに、しかられたそうです。give up しそうになったのでしょう。きのうの午前5時からだから、頑張りました。


 一時、赤ん坊の心拍数が下がってバタバタしたけど、親子とも無事だということで、一安心。
 もう自然分娩はしないと宣言しました。
 しかし、ってことは、もう一人作る前提の話だから、結構、結構。


 これだから男は母になった女に、頭が上がらない。絶対、経験できませんから。目的のため、失神も許されない。
 いくらトイレで8時間耐えた。と言っても、響きません。お花畑を見た。と言っても、ひびかないでしょう。


 友人は「いいな~」って言ってたけど。ほんとに心配でした。切迫流産という名前をもらって、薬を飲んで、ここまで来ました。普通より早く赤ん坊が下がってくるので、食べ物がキチンと胃に入っていく。だから毎度、体重を注意されていたのだけど、知らず知らず増えてしまって。


 ナースなのに、体重管理が出来なかった。食べない、というのも、つらいものらしい。最低、子供の栄養は必要だから。

 写メの感想を聞くので、つぶった目が一直線で、「地蔵様みたい」とメールした。親バカやって、写真載せちゃおうかな。


 娘は佐藤健のファンなので、今んとこ、タケルと呼ぶ。タケルは我が家の誰にも似てないな。



 久しぶり、家から離れて、秋田市植物園に行ってみた。シャクナゲが満開だろうと、行ってみたら、まだ咲き始めだった。例年並みじゃん。


 和洋女子高校のバスが来ていて、奥の方で賑やかな歓声がする。おっと、今は移転して「令和高校」になったんだった。男子の方が多い感じがしたな。


 ヒルが例年になく多いので、いったん切り上げて、ロッジに戻って来た。お互い、身体を点検している。その悲鳴だったか。 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノイバラ(野茨・野薔薇)の物語

2021-05-24 12:58:59 | 日記・エッセイ・コラム
 園芸好きの間では、バラの花は王道だろう。しかし私はバラをやったことはない。香りが好きになれなかったからだ。それに綺麗なバラにはトゲがある。


 今テレビで知ったが、バラの原種は、たった8種類で、それもほぼアジアに分布している。そして重要な3種のバラは日本原産だ。
 ハマナスもその一つで、寒冷な気候のヨーロッパで、冬を越せるバラを作るために交配された。


 バラの守護者と言われるのが、ナポレオンの妻ジョセフィーヌ。金にものを言わせて豪華な温室に8種の原種を取り寄せ、園芸種を作り出した。



 ずっと木立のバラしか無かった世界に、つる性のバラを誕生させたのが「ノイバラ」だ。ノイバラ2種のおかげで、アーチのトンネルが出来て、立体的な庭を作ることが可能になった。ノイバラのトゲとツルは、相手に絡んで伸びていく。また四季咲き性も獲得して、春と秋に楽しめるようになった。


 ついでに言うと、青いバラを初めて誕生させたのも日本だ。

 まあ、こんなことは雅子さまもとっくにご存じだろう。そう思いながら、金農の生徒が登校するタイミングで、花にピントを合わせてカメラを構えていたのだが。


 勘違いした生徒が、居たかも知れない。抗議が来なければ、アゴマスクをチクられたと思ったか。


 入院の知らせが届いた。娘の今日は出産予定日。ずっと落ち着かなくて。車を走らせる準備だけは、していたのだが。

 今となっては、面会も出来ないし、励ますことも出来ない。心配だあ~。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧雨の中の散歩

2021-05-23 10:53:07 | 日記・エッセイ・コラム
 霧雨の中、カッパを着て外へ出た。雨空はうんざりだ。
 ある家の前で写真を撮っていると、おばさんが出て来た。「ど~も~。花っこの写真、撮ってら~ス~。」「あらー、ありがとう」お礼を言われちゃったよ。


 なんでも、ちょっと変わった花を集めているという。そう言えば、つつじの花も色もどこかしら違う。ほかにも、夜咲くアサガオがあるんだよ、ほれ。と指さす。あら、夕顔と札に書いてある。


 おばさんのストレス解消は、変わった花を集めて庭に咲かせ、通る人に見てもらうこと。それとカラオケ。このご時世、カラオケ店には行けないから、自宅で4~5曲歌って我慢しているそうだ。


 つい最近、ワクチン打ったそうで、距離感構わず話し続ける。オレも気にはなったが、成り行き上、いまさらマスクをしてもな。



 きのうの照ノ富士-遠藤戦、物言いの時間が長すぎてハラハラした。どう見ても遠藤よりテルちゃんが早く落ちてる。まさか、体が無いって言うんじゃなかろうな。攻めてるのは遠藤だぜ。


 その前段階。解説の稀勢の里が、照ノ富士を褒めちぎって、舌の回りがいつもより一層なめらか。饒舌も、あそこまで行くと怪しい。万全で勝てるし、万が一のプレッシャーだけとか。遠藤の調子良さには、一切触れない。「そうかな」と思っていた。


 だろー。角界一のテクニシャンを忘れちゃいけませんよ。妻が相撲に関心が無いので、おとといあたりから、遠藤に優勝のチャンスがあるぞ、と言っておいたが。さて、いかが、相成りますか。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハワイ・ファイブ・オー

2021-05-22 07:23:54 | 日記・エッセイ・コラム
 湿気と汗で夜中に目を覚ました。サスケのためにドアオープンで寝ているのに、24度ある。そりゃ、汗をかくわな。布団かぶって寝てるんだから。

 今頃はテレビ、ナニやってるんだろ。したらハワイ・ファイブ・オーだった。懐かし~い。まだやってるんだ。前はいつ見たのか、思い出せないくらい昔の話だ。


 惹きつける顔の女がひとり。キャストを調べたら、パク?あっち系か。ハワイなら日系が居てもおかしくない。いたぞマシ・オカ。これも懐かしい。

 夜中に見るハワイが舞台のアメリカのTVドラマは最高ですな。筋書が単純で老人にも優しく疲れないし、何よりふんだんに水着が出てくるから、目の保養にもなる。美しい日本の風景もいいが、海岸と美女は良く似合う。この時間はコレがいい。


 ただ気になるのは、気の利いたセリフをポンポン飛ばして首をすくめる、例のパターンが今でもカッコイイと制作側が思っていることだ。カッコイイという言葉。良く生き延びたと感心する。ナウい、イケてる、オシャレ、と同じように廃れる言葉だと思っていた。これが今でも通用することが信じられない。

 
 ナニナニ、ハッピー・バレンタインとな。向こうでは、そういう風習があったのか。チョコレートに替わる前のしきたりは勉強になった。親しい友人又は家族と、一日の終わりに一緒に夕食を食べながら過ごす。今日は色々あったな、と言いながら。


 テレビというヤツは、毒になりこそすれ、薬にはならない。こういう使い道があったとはな。一家に一台。買っておいて、損はない。


 さて汗も引いたし、寝るか。って、目が冴えて、こういうことやってんだろが。

 腹も減ったな。どうしよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする