松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

和時計よ、がんばれ。

2016-04-28 16:22:04 | 日記・エッセイ・コラム

 豪州がフランスと潜水艦建造に合意したことは、日本のセールスにとって残念なことではありますが、そうりゅう型潜水艦のトップシークレットの技術が、豪州を通して漏れなかったことは、喜ぶべきことだと思います。日本戦略研究フォーラムの考え方は正しいと思います。

 去年の冬、和時計の動きが鈍くなってきて、くしの歯のような天符が往復するのをやめ、止まるようになりました。暖房のない部屋に置いたため、冷えてのことだろうと思い、おもりを外して休ませました。

 それから5か月近く。だいぶ暖かくなったので、さて動いてみよと、おもりを吊り下げました。何往復かすると止まります。では油の出番だろうと付属の油を、つまようじで注しました。

 何か所かポイントがあって、あと解体しないで見える範囲に与えます。この波型が向かい合ったような歯車を「ガンギ車」といって、最も重要な場所です。「カッチ・コッチ」という音がここから生まれます。

 そしたら随分動きが速くなって、一晩でおもりが地面に着いてしまいました。これは前より速ええわ。おもりを軽くしてもいいみたい。

 もう季節に合わせて調整するのはやめました。ただ動いてさえ、いてくれたらそれでいいです。

 自分で墨を入れた真鍮の彫金装飾が、今でも美しいです。文字盤も墨入れしました。

 1年以上かけて組み立てたものが、無事動いて、それから3年経って、4年目に入りました。いつまで動いてくれるか、私が先か、こいつが先か、行く末が楽しみです。

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