だからぐるっと塀を回して覗けない家は最低。庭というか
町並みというか、街道というか昔からあるものがいいですね。
チャリで行ける範囲では潟上市、旧飯田川町あたりが落ち着きます。
これは酒蔵の外壁。飯田川というと小玉醸造、太平山です。ここの
吟醸酒「天功」は最高の部類です。味のバランスがいい。甘・辛・酸味。
吟醸酒を飲んで「フルーティ」とたいがいの素人さんは言います。
それは当たり前なんで、そういう作り方をしているんで。だから皆、甘口だと
勘違いします。結構吟醸酒は辛口ブームが続いています。プラス10度以上の
超ドライなのが未だウケています。私はマイナス2度位のバランスのとれたヤツが
好きです。個人的に天童の「出羽桜」が最高の日本酒と思っています。
さて、このさかぐらに中村征夫先生のギャラリーがあります。ブルーホールです。
オープンの日、行きました。駐車場へ渡る小川(堰)にかかる橋の縁石で
腹をガリッとやった苦い思い出の場所です。水中写真が飾ってある内部は
コンサートが開けるほど広く、写真より先に天井を見上げて梁などの骨組みを
鑑賞してしまいました。撮影禁止なので中の写真はありません。
こういう家が残っている町並みが、幼い頃とオーバーラップして
実に穏やかな気分になります。人の家の庭木でも花でも
元気に咲いているのを見るだけで安心します。
たくさんの酸素を風が運んでくれるから。
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