たまにはNHKも見るもんです。クローズアップ現代見てますか。
日本に巨大加速器を作る計画があるそうです。世界4カ国の候補地の中で
岩手県の北上山地と福岡・佐賀にまたがる地域と2カ所が有力候補だそうです。
神の粒子と言われたヒッグス粒子が発見されたということで一件落着かと
思っていたところ、それでも全宇宙の構成要素の4%しか分かっていない。
ヒッグス粒子を含めて17個の素粒子が見つかっているが、それらを鏡に映したような
対応する素粒子がそれぞれあるはずだそうだ。それって反物質じゃないのかい。
ま、いいわい。この計画は20年の歳月をかけ、設計に7年を費やし、この7月には
候補地を決定することになっている。この新しい加速器はILCと言って欧州のCERN
(セルン)に対して直線で、しかも素粒子である電子と陽電子をぶつけるヤツだそうだ。
素粒子どうしをぶつけて何かを期待するんだから電子が壊れて素粒子じゃなくなる
可能性をすでに考えているのだろうか。ちなみにCERNは陽子だから「大福」のような
柔らかいもの同士をぶつけているようなものだそうだ。
このプロジェクトの波及効果は大きいそうだ。例えばガン治療や新薬の開発につながる
しCERNでは人口が7倍になって各国のIT関連の会社であふれているようだ。
これが実現したらすごいことだと素直に思う。できれば岩手の災害復興に一役買って
ほしい。同時に水を差すようだがオレはビッグバン理論は信じない。無から有を生み出す
ような、頭が受け付けないような理論は新興宗教に似てると思う。物体の究極の物質は
「うず」だと言ったSF作家がいた。つまりは「くう(空)」だ。それはあり得るかもしれない。
空に質量を与えるのがヒッグス粒子ということか。そうだとしても何もないところから
いきなり宇宙が生まれたなんて、それを信じるには勇気がいる。
付録:物質と宇宙論(2001年7月11日)
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