食べ物が、美味しすぎる。

　この頃、何を食ってもうまい。妻の野菜炒めは、オレの好きな味で。毎回、特にキャベツの旨味がすごく好きなので。タレは何を使っているか聞いた。そしたらエバラ黄金の味だった。なんだ、そうだったのか。
　たまにタレも頂いたりするので、それかと思っていた。余談だが、合わせる肉はブタで、輸入物はダメだ。国産に限る。しかし鹿角の桃豚は、あぶら身が素敵過ぎて、とろけてしまってくどくなる。
　日本って。何を食べても美味しい、凄い国ではなかろうか。冷凍食品からカップ麺まで、何でもアリだし、そのバリエーションが多すぎる。値上がりするけど、高いとは思わない。

　これはきっと、１臆総中流時代に、三大珍味を始め、すべてを食い尽くした経験があるからではないだろうか。日本人の追及の仕方は、とどまることを知らない。きっとガイジンは、ビックリしているに違いない。
　今回の事件で自分の国を改めて好きになった。良く日本に住むＹＯＵは、自分の町が一番だと言い張る。風景もそうだし、住人も優しいし、食べ物が美味しい。祭りもたくさんある。それはココだろうよ。ココほど祭りの多い県は無いゼ。フーゾク関係の無形民俗文化財が、日本で一番多い。おっと、我田引水。

　事件のことは、あまり言いたくない。まだ終わってないからだ。まだ知らない悲惨なことも多すぎる。

　食べ物を美味しい美味しいと言って食べると、消化もいいし流通もいい。気がする。今、腹を空っぽにして、そう思う。美味しさを実感することなしに、時間だからと食べていると、詰まって出て来ないことがある。めしは、ありがたく頂かないと、バチが当たる。

　日本に生まれたこと自体が、魂のエリートなのだ。そう思っていいよ。生まれ変わったら、分かる。