松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

初さしぼは、恋の味。

2022-04-09 18:33:06 | 日記・エッセイ・コラム
 さもない食堂巡りの番組に、さしぼが出て来たのを見てハッと気が付いた。忘れていたわ、さしぼ。

 別名「イタドリ」。どこにでもある雑草だ。線路脇とか道路わき。暖かい場所に真っ先に現れる。
 きょう、いつもの場所に行ったら、顔を出したばっかりのが居た。妻と義母も一緒だったので、さっさと切り上げた。恐ろしく強い風が南から吹いて、邪魔をした。

 太くてべろんべろんの良質なのが採れた。この粘る液体が、生命線だ。ピンクの色合いも、申し分ない。
 うちは、若いのしか食べたことはないが、ここら辺では成長した茎を食する人も多い。この嗜好は、由利本荘で初めて出会った経験から来ている。この時期、宴会でも小料理屋でも、必ずと言っていいほど提供される。すっかり、その習慣が身に付いてしまった。

 小さな「一杯飲み屋」のママさんが、小皿を出して。「『さしぼっこ』食べる?」と言われてごらんなさい。ふにゃっと、力が抜けてしまいますがな。

 今日のメニューは、おひたし。マヨちゃんと柚子ポンで食ったので、酸味がまろやかになって、食べやすかった。さしぼは、茎に空洞があるので、歯ざわりがタケノコのように気持ちいい。もっと食べ方がありそうな気がして、マーボー豆腐の肉あんを絡めて食ってみた。違うなあ。次に採ってくるまでの、宿題だ。
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