危険な暑さと表現する日本のテレビでは、気温だけが注目される。果たしてそれでいいのか。日本海側のこの、むっとした湿度。これは関係ないのか。
幸いな事に「不快指数」という指標がある。これに当てはめると、秋田は不快指数82.6と出た。気温30.8、湿度70%。まあまあの数字だ。80~85は「暑くて汗が出る」上から2番目のランク。
比較するのは昨日ニュースに出た群馬・伊勢崎と思ったら、伊勢崎は湿度が観測外。仕方なく前橋にすると、気温36.2、湿度38%で83.8と出た。
ね。あまり変わらないでしょ。同じランクに収まる。納得できない人のために他を当たって見ましょう。京都。32.5度で湿度38%。不快指数85.3。85を越えると「暑くてたまらない」最上位のランクに入る。
同じく東京。85.2。ちなみに仙台。84.3。やっぱりね。気温の高い所は、湿度が低い傾向がある。
各地の数字は、1時間ごとに観測された最上位の値。最高気温の時の湿度は調べられなかった。あしからず。
世界は広い。砂漠は意外と湿度は20%くらいあるそうだ。気温50度を記録した時の不快指数は93.8となる。
さらにデスバレー。54.4度の時の湿度がたったの7%。不快指数は93.1。地球上の特異点は軒並み90を越えた。
結論。秋田の湿度70%は、世界でも飛び抜けて高い。南からの湿った空気が吹き付ける日本海側でも秋田だけ。こういう天気は、意外と応えます。汗をかいたら、体にまとわりつく感じ。皮膚呼吸が出来ない。故にエアコンは「冷房」というより「ドライ」にすると生き返る。あ~、極楽、極楽。
思い出したが、相撲で「研究」という言葉が良く使われる。特に舞の海は良く使う。相撲の取り口なんか、研究する余地があるのか。研究は大学のようなアカデミックな機関で使う言葉だ。
と言いながら、オレも使っている。面目ない。
ps. むしろ奄美、八重山地方の西表島と同じ。つまり亜熱帯地方の島の湿気なんだわサ。