梅雨って、キライ。何にもしたくない。一日中雨。寝っ転がってTVを見てるだけ。
今日は一日、体も動かしてない。朝、ゴミ捨て行っただけ。とふと外を見たら、娘の車が停まっていた。傘を差してサンダルで外へ出たら、孫は目を覚ましていた。でも「ジジのとこ行く?」と言っても首を横に振るだけ。だから、どうしようか悩んでいた。
これが昨日の出来事で、ヘルパンギーナの診断が下った日。
大体病気した時、うちに来る事になる。だから孫には大分、鍛えられた。細菌学的にも鍛えられたし、体力的にも助けられた。
踏切まで200m弱。カンカンカン。鳴ってから急ぐ。抱っこして走る。なんて危険なことはしない。早足で歩いているつもり。あ~、行っちゃった。
昼の時間に通る電車なんて無い。せいぜい貨物か、通過するだけの特急電車。貨物列車は結構楽しめる。普通電車が1両からせいぜい4両編成のところ、20両が通過しますからね。圧倒的、見応え。
運転士さんは、見物客に気が付くと「パ~ン!」って警笛を鳴らしてくれる。
4日間の間に、3日来たか。ヘルパンギーナはつらい。何かを口にすると、ギャーと泣く。夜も眠れない。親も子も。どうして良いか分からない。ただ車に乗せて、彷徨うだけ。そして家の前に停まる。
今日は大分いい。元気だった。ご飯も食べるし、走り回る。笑顔も戻った。食事して、眠くなると帰ってくれるので、時間的には2時間半だが密度は濃い。
娘はいつも帰り際、「じゃね」という代わりに「ありがとう」と言って、車を発進させる。
あれが、オレの心に残響を残す。