冬場、大潟村には警報が出ません。雪崩の心配が無いからです。夏場も水害に強かったです。
土砂災害注意報(警戒レベル2相当)が一応出ているようですが、詳しく見ると隣接した八郎潟町のあおりを食らっています。黄色いラインが、承水路をはみ出して、水辺の無人の草むらに架かっている程度のようです。
大潟村には全国で最も低い大潟富士が御座います。人工的に造られた山なので、ランキングに入らない場合も御座いますが。高さは富士山と同じ3776m。じゃなくて、3mと77センチ6ミリ。
20と数段登ると頂上。おおっ、この足下が「海抜ゼロメートル!」 ぐらっ! おっと、危ない! 溺れるところだった。
ですから周りの承水路に常時、排水していないと水没してしまいます。周りにはぐるっと排水ポンプが2kmごとに御座います。今回、停電の危険もあったので想像してみました。もしポンプが電動のみだったら、たちまち村ごと水没するわけで・・。
だからおそらく石油系とか複数の手段が講じられているのでしょう。
流れ込む川が無いとは言え、今回の雨は全県レベルで凄かったですからね。過去形にするには、まだ早いですが。
秋田市街地は標高の低い場所に位置していることが、今回良く分かりました。駅東の広面という所は、冬場の雪もちょっと多めで寒い気がしていたんですが。標高の低さもあったんですかね。冷気は底に溜まりますから。
秋田市から男鹿市まで、海辺をサイクリングロードがあるのですが。ほぼ波打ち際にあります。でも高さはあるのです。水面から6m。確かに、海を見下ろしながら走ります。
秋田市街地は、これとほぼ同じ高さなんですね。海岸からは砂丘が延びていて、季節風に寄って毎年大量の砂が運ばれて来ます。
追分も砂丘で出来ています。ただひとつ。大きな地震があると、液状化現象が起きて、砂が吹き上がります。これさえ起こらなければ、防げたら。日本で一番自然災害に強い場所かも知れません。