今日も孫が来た。さすがに雨も三日目だから、体を動かさなくちゃと思っていた。
鉄道は全面不通でカンカンカンは見物出来ない。でも「あっち」と言って踏み切りの方向を指す。ま、いいか。バッタは居るし、コオロギの子供も居た。
いい加減、長くなったので。家に誘導して、メシにしたい。娘は、そのための作戦を考える。持って来たミニカーやら食べ物の名前を出して、「○○、食べる?」と聞く。何回目かで、孫がその気になった。娘は「勝った!」と賭け事のように言う。きっと孫を操縦するのが快感なんだろう。
帰る時も、なかなか車に乗ってくれない。また踏切の方向を指す。今度はオレが抱っこして、歩き出す。ずっと踏み切りの方向を向きながら、円を描くように、前に進んでは戻る。ボールペンの試し書きのように。
本人は、なかなか踏切が近づかないなあとは思いながら、だんだん眠くなって来て。気が付いたら、車まで戻っていた。今度は素直にシートに収まった。
子供と知恵比べをして、勝ったと言うのも大人げないが。
子育てを楽しんでいる様子が見えて、親としては良かったなあと実感する。
常に、今が一番可愛い、と思えるような子育てをして欲しい。
実は、大きくなっても、可愛いいのだけれど。