松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

リモート・コントロール

2023-07-17 18:40:01 | 日記・エッセイ・コラム
 今日も孫が来た。さすがに雨も三日目だから、体を動かさなくちゃと思っていた。
 鉄道は全面不通でカンカンカンは見物出来ない。でも「あっち」と言って踏み切りの方向を指す。ま、いいか。バッタは居るし、コオロギの子供も居た。

 いい加減、長くなったので。家に誘導して、メシにしたい。娘は、そのための作戦を考える。持って来たミニカーやら食べ物の名前を出して、「○○、食べる?」と聞く。何回目かで、孫がその気になった。娘は「勝った!」と賭け事のように言う。きっと孫を操縦するのが快感なんだろう。

 帰る時も、なかなか車に乗ってくれない。また踏切の方向を指す。今度はオレが抱っこして、歩き出す。ずっと踏み切りの方向を向きながら、円を描くように、前に進んでは戻る。ボールペンの試し書きのように。
 本人は、なかなか踏切が近づかないなあとは思いながら、だんだん眠くなって来て。気が付いたら、車まで戻っていた。今度は素直にシートに収まった。

 子供と知恵比べをして、勝ったと言うのも大人げないが。

 子育てを楽しんでいる様子が見えて、親としては良かったなあと実感する。
 常に、今が一番可愛い、と思えるような子育てをして欲しい。
 実は、大きくなっても、可愛いいのだけれど。
コメント
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