松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

「政争の具にしてはいけない」と言う「言論封殺」

2016-12-21 16:46:24 | 日記・エッセイ・コラム

 民進党の皇位検討委員会は、天皇陛下の退位の要件を三つに絞って皇室典範に盛り込み、恒久制度化を柱とする論点整理案を提示しました。

 (1)皇位継承者が青年に達している(2)天皇本人に退位の意思がある(3)皇室会議の議を必要とする なお退位の際に衆参両院議長、首相、最高裁長官も加わる皇室会議での審査を義務づけて客観性を担保する。という内容だ。

 安倍さんは、これに対してすました顔で「政争の具にしてはいけない」と言う。冗談じゃない。数を背景にして、国民の意思を無視し、勝手に事を運ぼうとしているのは、あんたの方だろうよ。

 野田さんは民主党政権時代に「女性宮家創設」の問題を取り上げようとした経緯もある。今回も女性宮家を典範に盛り込むべきと言う。いかにも。「女性・女系天皇」については「議論を喚起」すべき、ということだ。

 しかーし、八木秀次は何を考えているんだ。都合のいい時だけ、昔の政治争いを持ち出したりして「パンドラの箱を開けてはならない」とか言っている。今は違うでしょ。ただの象徴なわけでしょ。どうやって権力を振るうの。天皇が都合で代わって、なにが問題なの?あなたが考えるような、浅はかな天皇は出て来ませんよ。心配しなくても。

 二千年以上の歴史を重視するなら、むしろ憲法による縛りを解くべきじゃありませんか。これで学者だっつうんだから、あきれるわ。自分こそ法律にがんじがらめにされた、ただの法律の使いっぱしりじゃないですか。

コメント
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