松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

いぐ、いぐ、ノーベル賞をもらうぞ。

2015-09-19 16:35:50 | 日記・エッセイ・コラム

 イグノーベル賞という、ユーモアあふれる、真面目な賞がある。

 1991年創設で、何と私の敬愛するジャック・バンヴェニスト教授が第1回の化学賞を受賞している。その理由は、「水が知性的な液体であるというしつこい発見と、水はある出来事の痕跡が完全に消滅した後、しばらく経ってもそれを覚えていられるという、彼のお気に召す結果を立証したことに対して。」贈られている。水は細胞の中においても、積極的に情報交換の役割を演じている、というのが彼の持論だ。

 他には「ジッパーに挟まれたペニスの緊急処理」という痛々しい論文に対して医学賞が贈られているし、床に落ちた食べ物を食べても安全かどうかについての「5秒ルール」の科学的妥当性の研究に対して、公衆衛生賞が贈られている。なお、結果として5秒でも、細菌は付いてしまい、ルールは成り立たない、とある。3秒なら大丈夫でしょう!?

 キスの効用については、大阪の皮膚科の先生に指摘されるまでもなく、皆さんも経験しているのでは、ないでしょうか。皮膚のアレルギー反応が低減する、ということを発見したことに対して評価されたのですが、キスは口内細菌の交換作業に他なりません。雑菌を人からもらった他に、ついでに免疫力のある何か抗体をもらっているのでしょう。そうじゃなくて、脳の反応だとしたら、キスじゃなくてもいいわけで、もっと気持ちいい行為でも成り立つでしょう。

 前から思っていたのですが、相手が風邪をひいている場合、我慢できずにチューしたことはありませんか。確実に風邪をもらいますよね。でも案外、相手よりひどくは、ならなかった気がしませんか。風邪の菌と共に、抗体による情報も、もらっているからでは、ありませんか。このことから、いつも思うのですが、予防接種を毎年受けるくらいなら、先に罹った人を見つけて、チューさせてもらったら、同じ効果が得られるのではないだろうか、というのが私の研究課題です。これで実験を繰り返して、次のイグ・ノーベル賞を狙いましょ。

 ※抗体と書きましたが、アレルギー反応とは、抗体の過剰反応ですから、抗体そのものでは、ありませんね。何か、抗体が出す物質とか、何か他にあるのでしょう。

 

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