もうこんな暖かい日は来ないだろうと思い、行先を考えた。
身近な高台を忘れていた。小友館の跡だ。9月に行った時、
もみじがあったのを思い出した。
下新城の奥が小友という集落で、どん詰まりが上小友という。ここからくねくねと
細い道が続く。道路上は杉の枯葉で覆われている。その中にこういった景色がある。
小友館は、小友安東氏の山城だったらしい。秋田市内随一の規模と、何かで読んだ。
たかだか200m弱の標高だ。でも市街地とセリオンタワーが良く見える。
多少稲わら焼きの影響でガスッている。もみじは意外やまだ紅葉していない。
桜の時期はかなりきれいだと思う。どこを歩いても、ふっかふか。気持ち悪いくらい
沈む。特に西郭と言われる平場は、吸い込まれそう。
上新城の紅葉した山を前に、あざみの花はこれからのようだ。
常に水が湧いているのが不思議だ。これなら籠城しても水には
困らないだろう。整備の手が届かず、階段が砂利の坂道に変身していた。
もっともこの時期くる人はいないだろう。上新城側は通行止めだし。
バーベキューができるようになっているし、トイレもあるが、
非常時以外は使おうと思わない。