花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

コクサギ 雌花 雄花

2015年04月15日 | 小石川植物園
こんなのが咲いていました! コクサギの雌花を初めて目にできました。ミカン科コクサギ属


横から見ると二段式になっているように見え半透明の柱頭が可愛らしい♪


こんな風に枝についていました。小っちゃな花で見過ごすところ


すでに遅すぎて喜びは半分くらい・・・でも我慢!  果実の形になりつつあります!


果実の古い殻がまだついていました。






こっちは雄花  小さい花がごちょごちょついています。










コクサギの葉序  右右 左左 2枚ずつの互生

去年は果実を最初に見つけて今年こそ花を!
という念願だったコクサギの花が雌雄共に見られてご機嫌になっています♪  4月初旬でした。

オオバヤシャブシ ハシバミ

2015年04月13日 | 小石川植物園
雄花に雌花とか・・・雌雄異株 雌雄同株 雌雄同株異花 などなど
あまり気にしないまま年を重ねてきました。
もう昔のことになるのですが多摩地方の公園で雌雄の花の違いをしみじみ見たのはハンノキでした。
ハンノキを見るたびに違った形の花の後がついていて不思議に思ったのです。
それを見ているときに姉に2種類のことを聞いてみたら雄花と雌花だから!と言われたのでした。
オオバヤシャブシを見ているときにもふとそんなことを思い出していたのです。

枝先に雌花がついて下のほうに雄花が咲いています。今年はこのときだけしか見られなかった。
雄花が咲き始め雌花はこれからでしょう・・・といっても今頃はどっちも咲き終わったと思います。








オオバヤシャブシのすぐ近くに「ハシバミ」もありました。ツノハシバミと同じような花 雌花と♪




ハシバミの雄花♪  ハシバミの雄花もハンノキに似ています!  以上は3月中旬頃のことでした。




ツノハシバミの新芽があまりに美しく見えたのでしばらくときを忘れて・・・4月始めに♪









雌花の咲き残りがまだついていました。




少しおとなへと成長した新葉

ソウシュンザクラ、ウグイスカグラ

2015年04月11日 | 小石川植物園
早春桜が満開のときに初めて出会えました♪ 待っていた甲斐があったかな♪
濃いピンク色で小ぶりの花で一房にたくさんつき見事な眺めになって♪








筋模様入りの花弁に魅せられて・・・






ウグイスカグラ  ゆらゆらしておかしく撮れました。
ここのウグイスカグラには滅多に実ができないみたいでそれもおかしい
何年も見ているのに赤い実がついているのをまだ見たことがないです。






フッキソウ

2015年04月10日 | 小石川植物園
フッキソウを撮ってみたいと思ったのは初めて! 今までは地味で面白みのない花だと決めていました。
株数はそれほど多くないもののどれもたくさんの花をつけていました。3月中旬 ツゲ科フッキソウ属



雌雄同株で雌花は下のほうにつく    このことを事前に聞いていたので先ず下から見ると!
雌花の数は思っていた以上に多く何個もついていました。







雌しべは淡いグリーン色してとってもいい感じ


雄花も雌花も花弁はなくシベと4枚の萼片のみ
花びらなしではなんとなくなにか不足しているようで締まりがないような・・・






雄花も雌花も終わり頃は茶色になってくるようです。



フッキソウの果実を見たいと気を付けていたのですがまだ見たことがないです。
果期になったらのぞいてみることにしましょう♪

セリバオウレン

2015年04月08日 | 小石川植物園
2月下旬から3月中旬頃までのセリバオウレン
セリバオウレンが咲き始めようとしているあたりから見ることができました。キンポウゲ科オウレン属





雄花が多いのかな~と思って見ていたのですがこれは雌しべも伸びてきそう♪


こっちは雌しべが上に目だって!雄しべからはまだ花粉が全然出ていない・・・



ほかの場所にも咲いていました。
雌しべの周りに雄しべがわずかについて! 花粉は出すのかしら・・・
ちょっとは出ている雄しべがあるように見えたのですがどうなんでしょう・・・よく分からない








退化した雌しべ付きの雄花


大きくして見たら雄しべから花粉が出ていました。純粋な雌花は見ることができなかったです。




ここでは古い去年の葉がまだ健在♪


そして新鮮な今年の葉が起き上がろうとしていました!

雄しべの片りんもないという雌花はまだ見たことがない   よく見ればありそうな気もするので
そのうち目にできるかもしれない♪♪♪

ヤマアイ

2015年04月06日 | 小石川植物園
大群落をあちこちでなしているヤマアイ!!!これだけあったら色々分かりそう!
と毎年期待するのですが・・・





雄花はすぐに目について写真にも撮れるのですが・・・





そして見つけにくいと思っている雌花もいっぱい咲いています!雌花はあまりないらしいというのは
思い込みだったようです。雄花は上に伸びて咲き雌花は下のほうに咲くから目立ちにくい



いかにも新鮮な雌花!って思えても目的の蜜玉はこの段階ではどうもすでに遅いようなのです。


下の写真のようなこの時期の雌花は結構見つけやすかったです。
花盤が二つに分かれて白い透明なひだひだの柱頭の下には子房がふくらんで見えます。
その脇に細い棒のようなものが立っています。棒状体といってこの先から蜜を出す・・・
その蜜を撮ってみたいのに中々うまくいかない~



パソコンに取り込んでみたら今にもむっくり起き上がってきそうな棒状体が写っていました。


トリミングしたらなんとか狙っていた蜜の玉が見えました!
極々初期の花でなければ蜜は見ることができない。大きな子房が主役面して邪魔なんですけど・・・






ヤマアイの観察を初めて3年目くらいでやっと蜜の存在を目にしました。
どこを見ればいいのかなんとなく分かったのも今年が初めてで
きれいにはっきり撮るにはまだまだ年数を必要としそうです!

真間の手児奈伝説の地2

2015年04月05日 | 千葉県内
「真間の手児奈伝説の地1」で紹介した真間のつぎはしから少し前に進んだ右側に「手児奈霊神堂」
があり更に進むとやはり右側に「亀井院」というお寺がありこの道の突きあたりに
「弘法寺(ぐほうじ)」があるという位置関係です。いずれも真間の手児奈に深いかかわりがあります。
この地を訪れたのは  2015.1.31  のことでした。



つぎはしから前に進んで右に曲がると奥のほうに「手児奈霊神堂」がありました。住宅に囲まれています。




万葉集に歌われている手児奈の歌の紹介
「真間の手児奈伝説」を広く知らしめることになった歌人は高橋虫麻呂と山部赤人の二人だそうです。


高橋虫麻呂の長歌に対する山部赤人の反歌だということが分かるようになっていました。
長歌には手児奈の身なりのことや多くの人から思いを寄せられたこと はかなく入水した運命のことなど
つらつらと歌われています。この場所に佇んでいると遠い昔のことがまるで昨日の出来事のように思えるとも・・・
伝説の世界の手児奈を借りて理想の女性像を思い描いているのかしら・・・



手児奈霊神堂  上の歌の左下あたりにある”真間の手児名が奥津城處(おくつきどころ)”とは
お墓のことをさし当初はわずかに盛り土した程度のものだったらしいです。
後に弘法寺の上人が霊夢を見て1501年 手児奈の霊を祀る小堂を建てたというのがこの霊神堂だそうです。



お堂の左手あたりに木がありますがこれは1985年(昭和60年)にさだまさしさんが植樹された
カツラの木かもしれないです。まだ葉が出ていませんが・・・





境内はそれほど広くはないのですが松の木など植えられて池もあり隣にはお稲荷さんもありました。


次に行ってみたのが「亀井院」 霊神堂から裏の道を抜けたので場所がちょっと分かりにくかったです。


ここにあったのが「真間の井」といって手児奈がよく水汲みに来ていたと言われるところ
「真間の井」と記してありますが井戸があるのはこの奥のほうで断りなしには入れない感じがしたので
様子をうかがうだけにして写真には撮らずに帰りました。




そしていよいよ弘法寺(ぐほうじ)へ向かいました!
ものすごく急な坂の石段  ゆっくり上っても相当息切れします。  一段がとっても高い それなのに・・・



大学の学生さんたちはここで筋トレです・・・しかもうさぎ跳びなんかもしたり・・・
何度も往復して励んでいました。




弘法寺の仁王門
この仁王門とこの下の写真の鐘楼堂は火災から幸いにして残った建物
明治21年 火災により境内の伽藍はほぼ消失してしまったそうです。





ぴっかぴかの本堂
弘法寺(日蓮宗)は天平9年(737年)真間の地を訪れた高僧行基が手児奈の悲話を聞きその霊を
慰めるために建立した「求法寺(ぐほうじ)」が始まりで
822年には弘法大師空海が求法寺に伽藍を整え「弘法寺」と改称した。




枝垂れ桜の立派な木がありました。桜の頃に訪れてみたいです♪
本当は咲いたときに行ってみてあでやかな衣装をまとった伏せ姫桜を紹介したいと
もくろんではいたのですが残念・・・次の季節には是非とも!と願っています。





そしていつも家のベランダから遠くに見ている市川のツインタワーが目の前に見えました。
真間山から見渡してみた景色です。桜の木が随分多いです。



本堂の左上にちょっとだけ見えている女子大の校舎!これも特徴ある斜めの建物で家からも見えます!
ツインタワーも女子大もやっと間近で見ることができました。


伏姫桜が咲く頃 花見ができたら最高なんですが・・・
自分の記録のために記しました。どうぞそのままスルーしてくださることを願います。
もう少し足を伸ばせば国分寺やジュンサイ池緑地公園などにも行かれそうです。
更には里見公園等にも行ってみたいと思っています。


覚えのために♪♪♪
手児奈が真間の入り江に身を投げた後、求婚者の一人で、高貴な身分の男が静かに歌う最後のアリア
行麿のアリア

狂ったのであろうか
 または求めて身を沈めたのか
 思えばあさまし 我が所業
 夢から醒めた心地する
 ああ、瞬く星よ
 月移り 歳かわり 幾千年の後までも
 真間の入り江に寄せ来る波は 手古奈を偲ぶよすがとなろう
 そして 旅人はこの井筒にもたれて
 かりそめの幻を 懐かしむであろう

黄梅 (バラ科)

2015年04月03日 | 小石川植物園
オウバイというとモクセイ科のあのオウバイが目に浮かびますが
このオウバイは梅の花の一種のオウバイ  小石川植物園で初めて知りました。
今にも消え入りそうではかなく感じられる梅の花だと思います。
始め黄色の花弁は徐々に色がうすれ白っぽくなって存在も薄れていくみたい


















てっけんと隣同士で似たような梅の花のオウバイがお互い寄り添うように仲良く咲いていました。
今頃はひっそりと咲き終えて消えていったと思います。
似た者同士の梅の花2種類をともかくも鑑賞できてほっとしているところです。

てっけん(黄色の梅)

2015年04月01日 | 小石川植物園
木は倒れたままの姿勢でも花はちゃんと咲いていました。去年も同じ体勢でしたからこのままの
状態を保っていかれそうです。
「酈懸(てっけん)」という名前の萼片とシベだけで花弁のない黄色の梅の花





花弁はないと言われているものの次第に白い花弁を持つものが咲いてくるそうです。
これはまだ新鮮な咲き始めの頃の花でしたが小さくて白い花弁があるように見えます。






長くてよく目立つ雌しべ♪ この頃からぐいっと上に飛び出しそうな気配で花柱は毛深い


光に透かしてみたら! 毛深いのが分かります!


好きな部分のひとつ ちりめんのような萼片



白い花弁をつけている花は結構多かったです!









今年もてっけんが咲いてくれたのを見届けてほっとしました。この梅の花に関心を寄せている人
は未だに少ないことも変わりはないのですが存在そのものに気づかないで通り過ぎてしまう。
たまにおかしな梅の花だと名札を見て「へぇ~」という感想をもらされている人はいます。
私のてっけんデビューは「黄梅」という名前のこれも黄色の梅の花を初めて見たのが始まりで
その隣に「てっけんという梅があるはず」と教えていただいたのがきっかけでした。

桜の花が満開になって今更梅の花というのも出遅れて新鮮味がなくなりましたが、
自分の歩みに合わせることにしました。