花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

麦草峠へ

2013年07月10日 | 花旅
2013.6.30  車で走っているときに気になって仕方なかった木に咲く白い花を車中から
撮っておきました。八島が原でも咲いていて今時分の花だと思います。


葉の先が3裂するこの花は 「カンボク」 ということが分かりました。

花は少し厚みを感じるようなぼてっとした咲き方をしています。
果実は透明感のある赤い実がぶらさがるようにつく 
美味しそうに見えても食べられないそうです。



メルヘン街道を走って麦草峠へやってきました!
街道沿いはどこでも景色抜群 高山の雰囲気がひしひし♪
鹿による被害が年々増えているようです。大きな木の下の部分は鹿に食べられて無残です。
鹿よけの網を周囲にめぐらせて対策はしてあるのですが・・・



高原の中にすっと立っているのはトウヒかもしれない


ここではレンゲツツジはほんの咲き始め ところにより随分違う

赤い屋根の麦草ヒュッテが象徴的です。




シジミチョウが! ヒメシジミだと思います♪



止まっている花は タカネグンナイフウロ
普通のグンナイフウロより花色が濃くて貫禄がありました。





クリンソウ まだ咲いてる♪




シラネアオイの白花



ここでは自生の植物のほかに植栽されているものもあります。
植栽にせよ滅多に見ることのできない花に巡り会えることと名前も覚えられそう♪
という特典があるので行ってみたくなるのです。

坪庭での花たち3

2013年07月09日 | 花旅
コイワカガミと一緒にコケモモが愛らしく♪

コケモモ  ツツジ科 スノキ属






これはコケだと思って見ていたのですが、地衣類だそうです。


クロマメノキ  ツツジ科スノキ属 ミヤマモンキチョウの食草

黒く熟した果実は美味しい♪


ガンコウラン  ガンコウラン科ガンコウラン属

花は早くから咲くので終わっていました。黒い実がつく


見たい花一杯の中でも特に見たかったミネズオウ  ツツジ科ミネズオウ属
ぽつぽつと出てきて最後にはやっと少しかたまって咲いていました!









頂上に行くにつれてどんどん晴れて見晴らしがよかったです!




登る前は霧がかかっていたのに下りてきたらあたりがよく見えるようになっていました。


見えなかった縞枯山が姿を現してくれました。

縞枯れている様子が分かります。
※縞枯れ現象 シラビソ オオシラビソが立ち枯れたり倒れたりする現象 
山の自浄作用で世代交代 天然更新 と記載されていました。


下りのロープウェーの中から 白樺よりも標高の高いところに生えるダケカンバが見えます!

初めての坪庭は好印象を抱いて帰ってきました。何度も行ってみたい場所です!
この後は名前も場所も大好きなメルヘン街道を通って麦草峠へ!

坪庭での花たち2

2013年07月08日 | 花旅
上に登るにつれてミツバオウレンの花が見え始めました。キンポウゲ科オウレン属
三つ葉がよく目だつので分かりやすい。花が終わっていなくてよかった♪


濡れているのでしおしお 白い部分は萼片






マイヅルソウ 鶴が舞っているように見えるから!なのに写りがどれもよくない
キジカクシ科(←ユリ科)マイヅルソウ属







コイワカガミとゴゼンタチバナ シラビソはこんなに背丈が低い

ゴゼンタチバナ ミズキ科 ミズキ属 葉の数が5枚以上になると花をつける

秋になると果実が真っ赤に熟れてとってもきれい  「ごぜんさま」なんて呼んでます。
ここまではどれも山の花の定番と言ってもいい花たちだと思います。



シラビソの葉先 これって花なのかしら・・マツ科 モミ属
ピンク色して花みたいに見えたのはシラビソの新芽だと教えていただきました。ありがとうございます!


ハイマツ  マツ科 マツ属  雄花かな? 雌雄の区別が分からない
赤く見えるのは雄花でした!こちらもありがとうございました。




ウラジロヨウラク  ツツジ科 ヨウラクツツジ属
下向きにつぼ型の花を咲かせる仲間では比較的大きな花だと思います。








坪庭での花たち

2013年07月07日 | 花旅
ロープウェーを下りると真っ先にすっごく見たかったシロバナノヘビイチゴの群生!
オオヤマフスマも混ざって咲いています。


シロバナノヘビイチゴ ふもとから頂上まで咲いていました。バラ科オランダイチゴ属

霧にぬれて透明になった花

頂上付近にて お天気よくなってきれいに見える♪


うっそうとした森に入ると湿り気の多いところでオサバグサが!ケシ科オサバグサ属
葉っぱを見るとシダのように見えました。今まではこの葉を指をくわえて見ていただけです。
花が咲いているときに初めて出会うことができました。白飛びして全然うまく撮れない




何気なく歩いているだけでは気がついてもらえないところにコイワカガミが!
イワウメ科イワカガミ属


露にぬれて更につやつや感が増し鏡のような葉に見えました。
ゴゼンタチバナやミツバオウレンの葉もあります!









ミヤマニガイチゴ  バラ科キイチゴ属  
群馬の穴地獄ではもう花は見られなかったのにここでは咲いている最中でした。








坪庭へ

2013年07月06日 | 花旅
2013.6.30   夜は冷え込んで暖房をつけるほどでした。
宿の周りを朝の散策 山菜摘みできるというので軍手まで用意して向かいました。
ワラビが採れるかと思っていたのに何の収穫もなくがっかり
周り中が滝だらけで水がたっぷり 水音と小鳥の鳴き声だけ聞いて終わりにしました。


オドリコソウの白花がわずかに残って咲いていました。

こういう葉をしたキイチゴは初めてです。調べてみると 「サナギイチゴ」らしい

さなぎといっても昆虫とは関係なく愛知県猿投(さなげ)山に由来するそうです。

気になったつぼみ たくさんありました。どんな花が咲くのかな♪ ウバユリかもしれない


北八ヶ岳ロープウェーの山麓駅  前の日はここで雨が止むのを待っていた!
結局一日伸ばして正解でした~ この写真は帰りに撮ったものです。
最初はガスっていたのにだんだんにお天気がよくなってきました。
スイスへ行ったみたい。スタッフのひとたちもみんなチロルスタイルを決めてカッコよかった。
ロープウェーに乗って高低差500M弱を一気に上がり標高2,237Mの世界へ!初めての場所です。


ここから時計回りで左の道を行きます。ガスっていても足元はよく見える♪

キツツキちゃん、募金すると≪コンコン≫します。

溶岩台地なのでもっと岩がゴツゴツして歩きにくいと思ったのにとっても歩きやすかったです。
整備されているので「スニーカーでも行くことの出来る坪庭」というのがキャッチフレーズ
とはいってもフリフリスカートのコスプレスタイル、10センチ以上もあるぽっくりみたいな靴、
これからパーティーに行くの?細くて高いヒールの靴・・・中には乳母車押して・・・
なんていう人もいました。結局乳母車はすぐに下りのロープウェーに乗って戻ったみたい


ここでも鹿の被害が多く扉を開けた後はしっかり閉めてから入ります。

シラビソがとってもきれいでした。あまり高くならないので間近に見ることができます。
葉の裏側は白い



これもシラビソなのか分からないのですが明るいグリーンの新芽


ハリブキの芽生え!恐ろしく痛い棘を全身につけてる 
真っ赤な実ができる頃もいいと思います。




もののけの森の世界が広がっていました。


途中から頂上付近を見上げたところ

上った道を振り返ってみると ガスったり 抜けていったりです。


溶岩がごろごろしていました。ハイマツやガンコウランなどが多いです。
ざっと見渡しているだけは分からない足元の小さなお花畑の世界が素晴らしかったです。
この写真の岩の下にも広がっていました。高山で見たい花が連続して現われてくれました。


車山へ

2013年07月05日 | 花旅
リフトに乗る前雨が激しくなってきたので待機していました。2013.6.29
でも空は青い部分が見え雲は流れていきそうな気配 少し待っていたら止んできました。
中腹までのリフトを降りて少し歩いてリズムを整えます!
目立たない地味な花のネバリノギランが相変わらずここでは多かった


「ネバリ」がつかないノギランのほうが咲いているという感じがするのですが
ネバリノギランはあまり開かずに終わってしまう。



次のリフトに乗って車山頂上の気象レーダーの前までやってきました。
女現場職人ふたり 身長差調整姿勢とってる~


八島ケ原湿原で見ていた気象レーダー  
ニッコウキスゲのシーズンにはこのあたりも人で一杯になるのに今はそうでもないです。


左のほうに白樺湖が見えました。
♪しらか~ば リゾート 池の平ホ〇〇~♪ のあるところ


時折黒い雲が流れてきます。青空のところもあるし めまぐるしい~

いつもの場所にいつものように!!!これを見てひと安心 イブキジャコウソウ


車山でもレンゲツツジとコバイケイソウが見頃でした!

背景は湿原と岩山でちょっと印象が変るかな


タカトウダイ  湿原のタカトウダイと少し違いますが変異があるそうです。

穴地獄で沢山見てきたヒカゲノカズラもありました。

ノギラン  触ってもネバネバはなし 触らなくても見慣れてくると分かりそうな気がする


白い小さな花はオオヤマフスマ



再びリフト乗り場に下りて近くを散策  白樺林と澄んだ池の「みなも」

気の早いハクサンフウロ

水面をバックにイブキトラノオ

もうひとつの日程 坪庭までと思っていたのに標高が上がるにつれて雨になり
待機していても止みそうもなく翌日に伸ばすことになりました。

八島ケ原湿原の花

2013年07月04日 | 花旅
アヤメの青がところどころにいい感じに配置されて緑をひきしめているよう♪



アヤメと共に咲いているのはグンナイフウロ


グンナイフウロ 八島湿原にもグンナイフウロがあったなんて! フウロソウ科

色はうす~いピンク色と白の2種類ありました


タカトウダイも結構多かった  トウダイグサ科



オオカサモチ これから勢いづいてきそうです セリ科


まだ残っていたスズランの花  
つぼ型の花の先が開いて里で見るスズランより可愛い  キジカクシ科(←ユリ科)



見たかったシロバナニガナ  キク科


普通のニガナも勿論きれいです!


里山ではとっくに咲き終わっているアマドコロが最盛期でした。キジカクシ科


オオヤマフスマの見頃って6月~7月上旬がいいみたい!どこにでもあふれていました。
群生している姿は小さいながら爽快だと感じながら目を細めて  ナデシコ科




イブキトラノオ  タデ科  
色は淡いピンク色で控えめでしたが大御所の感ありといった風情を漂わせて♪



コバイケイソウ ユリ科 シュロソウ属  全草強毒のある植物




ニシキウツギ(二色空木) 咲き進むにつれてピンク色になってくる  スイカズラ科


白い蛾が葉の上でひとやすみ♪

6月下旬の湿原は今までここで見ることのなかった花が咲くのだということが分かりました。
お蕎麦の昼食を済ませた後は車山へ! 頂上までリフトを乗り継いで上ります。

八島ケ原湿原2

2013年07月03日 | 花旅
中央を折り返した頃になると水の音が大きくなってきました。

みずみずしさを感じたレンゲツツジ

鹿除けのために張り巡らせてある金網で小鳥さんが歌っていました。 ホオアカさん?



ビューポイントまでやってきました。八島ケ池




向こうに白いものが見えます!  下に写っているシダはヤマドリゼンマイ

望遠でのぞいたら2種類のふわふわ 丸いのと細長い形です。

丸く見えたのはワタスゲ

アヤメを彩るように細長いふわふわは!

サギスゲでした!

向こうの山の上にぽちっと見える車山気象レーダー 午後にあそこまで登ります!

レンゲツツジにコバイケイソウ カッコイイ!

これは ≪命≫ だって♪

水面に写りこむ空はより青く見える!いかにもモウセンゴケがありそうな雰囲気です。



八島ケ原で見てきた高山植物を次回で!

八島ケ原湿原

2013年07月02日 | 花旅
2013.6.29 6月中の霧が峰高原ってどんなだろう・・・と雨を覚悟で計画しました。
諏訪大社で使われる御柱の育つ森を抜ける山道をルートにとったので湿原入り口の
裏道に出てきました。真っ先に出迎えてくれたのがレンゲツツジ!


ここが湿原の入り口 右手の裏のほうから入ってきました。

雲や霧はわいたり消えたり




湿原そのものの間近に行くことはできなくて周囲を遠巻きに木道に沿って歩くことになります。

雨は降ってこない~~~♪♪スキップ♪スキップ♪


なにかあったのかな~

シロスミレがあったのでした!名札がついていました。

レンゲツツジがなんてきれいなんでしょう♪
よっちゃんから聞いていた通り 車山周辺ではレンゲツツジが真っ盛りでした。


今度はどうしたの?

ひゃぁ~ 細かなものがうじゃうじゃうごめいて・・・産まれたての蜘蛛の赤ちゃん

うん?白い花も混ざって見え始めました。コバイケイソウがごっそりで見頃です!

紅白と緑色と!!!

またなにかあったの?

ヤエアカギキンポウゲと取り組んでいました。なんだか豪華な花に見えました。
ヤエアカギキンポウゲはウマノアシガタの変種で茎や葉柄の毛が寝ていることが
特徴だそうです。ここには一重のアカギキンポウゲも生えているのだとか。


あの丸いものはヤドリギじゃないの?と言われて大きく撮ってみたら

やっぱりヤドリギでした!
向こうからやってきた人に聞いてみたらこのあたりでは寒くなるころ多く見られるそうです。




次は今まで歩いてきた道を反対側から見ることになる絶景ポイントに向かっていきます。