棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

実りの色

2008-09-23 08:58:33 | 山郷の暮し
秋の色といへば黄色。その代表的な作物となれば米である。
実りの色を黄色と象徴しているのは、稲作文化圏に多いような気がする。
今この作文にあたり、私が旅をしてきた国々を思い出し、フット直感的に思ったことで、学問的な裏ずけではありません。
が、インド・東南アジアは宗教的な意味も含めて、豊饒・富の色として、表されている。
以前に投稿した、熱帯雨林に暮す原始的な文化を残している、ダヤック族の人々も黄色は実りの色としていた。
稲作文化が、宗教的にも高度な観念まで発展しているトラジャ族は、黄色は米の神であり、豊饒の神の象徴でもある。
さて、日本の場合は、黄色が稲の神とはなっていないと思うが、東南アジア圏よりは、観念的にもっと複雑さが含んでいるのではないだろうか。
なんだか、こじつけて気味になってしまったが、眼下に広がる色ずいた稲田や、菊芋の黄色の花を観ているうちにそんなことを思ってしまった。

我が雑草花畑に他を圧して2-3Mも伸びた菊芋は、菊芋が茂る先に稲田が見えますヒマワリが終わると咲きだす。
ごつごつとしたこぶし大のイモで、ともかく良く出きる。
ためしに煮て食ってみたが、少し粘り気はあるが旨いとはいえない。
ところが、今はマーケットなどでも売られている。
友達の家で、味噌ずけの菊芋をご馳走になる。けっこう美味しく、酒の肴にGOOD
あいかわらず、気まぐれな文でした。


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