棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

筆が止まる

2008-10-27 10:04:24 | 創作活動
暖かさが染み込んでくる朝日を浴びながらコーヒーを飲む。
すっかリ少なくなった赤とんぼが処かまわず停まり、モゾッ痒い。
強い光に目を細めている賢犬サクラの、ピンッとした耳にもとまる。
やはり気になるとみえプルッと動かしても、またまた停まる。
数回繰り返すうちに、サクラはあきらめてしまったのか寝てしまった。
秋の日を浴びてボーーとする。
同じボーーでも、昨日のような重い空の一日は不健康だ。

アトリエは寒々として、イーゼルには筆が止まってしまった絵が、一週間近くそのままに。
「この製作は何を意図として描いているのだ。今しか描けないものなのか・・・」
などなどと、制作欲の「ゆらぎ」が生まれるとサーーいけません。
自分の絵が空空らしく観え、絵の具の浪費に過ぎないと思い、パレットの絵の具が硬くなっていく。
こんな状態におちいって行く予防策として、どこかに蒸発するのが一番ですが、腰痛(運転が危険)でそれもかなわぬ。
レゲあたりを爆音にしてバカみたいに踊るか・・・
逆立ちでもスッカ!!
それもかなわぬ悲しさよ・・・・。
重症にならないように、せめて、暖かな秋の陽を浴びていよう。

追・・・こんなとき酒ではごまかさない。酒はあくまでも楽しく飲む

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