棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

山寺の鳥瞰図制作

2016-03-11 18:01:36 | 山郷の暮し
名刹である山寺の鳥瞰風景を気楽な思いで引き受けましたが、いざ筆を執ると遅々として進まない。
その一番の原因が、私の目の位置がどこに据えたらいいのか定まらないことにあった。

GOOGLの地図は多少は参考になるが、測量図を描くわけではない。
というようなことを前回書きましたが、ようやく構図と制作意図が定まりました。

私が描く限り、やはり曼荼羅仕立てにしなくては私の絵にはならない。
「龍雲山広沢寺曼荼羅」と称し、本尊である釈迦如来三尊を最上部に描く。
鬱蒼とした杉の大木には龍を絡ませる。
寺山(龍雲山から)墓地などには様々な菩薩様を配した。
現代の制作である限り、それらしく車で参拝に来た様子などを点々と描きこむ。
なんとなくアンバランスな気もするが、それこそ現代のお寺風景ではなかろうか。

当初は白絵(線のみで描く方法でどちらかと言えば平面的)で描く予定だったが
これがナカナカ難しい。正直今までに描き上げたことがなかった。
もっと言えば、そのように描くセンスがないことに気が付いた。
まだ描き出したばかりですが、墨彩画的な淡い色彩を入れるようになってしまうのであろう。

本堂・庫裡などは十年ほど前に建て替えたもので、堂々とした立派なものだが、どことなく瀟洒な感じがする。
そお見える要因として白木の色にある。
光によっては黄金色に輝き、マルコポーロが「黄金の国・ジパング」と称したのも
新築の寺社の輝きを観て驚嘆したのではないだろうか。
できればそのようなふんいきを表したいと・・・。

この寺のことはおいおい紹介していきましょ

境内から松本市内を観る

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