棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

不穏な中東情勢

2011-02-19 08:27:02 | 山郷の暮し
エジプトに続きイラン・シリアへと中東地域は騒然としてきた。
乱暴な自説だと承知をしているが、イスラム教は独裁者を生む素地があるように思う。
この地域に一人旅をしたのは30 年前以上になるが、そのときの印象は単純明快なノリやすい人たちだった。
なによりもお話好きで、かなり激しく自説を通す。喧々諤々とたちまち群れ作ることがあった。

宗派によって多少の思いの違いはあるが、アラーこそ唯一絶対神であることにはかわりがない。
イマーム(宗教指導者)の権力は神に匹敵する絶対力である。
人々は強い力に従うように慣らされてきているのだ。イヤ、いつも求めているのではないのか・・(なにも彼らばかりではないのだが)。為政者は絶対権力を手に入れたら、守るために手段を選ばない。

イスラムの根本の教えは「平等」である。人々の暮らしの中で、そんなことごとに出会う。
それを思うと、宗派の違いで血を流すことがわからないが、彼らの根っこに生き抜くための闘争心を感じる。
イスラム教の教理について語るほどの知識は無いが、かの地は乾燥地帯で、自然環境は殺伐たるものがある。
私は人々の心情を推測するのに、自然環境は大きく影響していると思え、机上だけでの宗教観では理解し得ないと思っている。
 

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