棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

牡丹

2014-05-10 09:17:22 | 山郷の暮し
夜中に雷雨があったり、にわかに曇り冷たい風が吹く。
遅霜注意報があったり、朝夕は肌寒いほど・・。

毎日 みごとな牡丹の花を見ているのですが「描こう」という気にならない。
ただ今は赤系の花が多く、厚ボッタリした感じがしますが、其の花びらは薄くか弱い。
しかし、先日の大風にも千切れたり吹き飛ばされることもなく咲いている。

けなげ と称したいが、咲いている様はケナゲさとはいえず堂々としている。
立派 と言ったほうが適切な感じだ。
甘く妖艶な香りに包まれながら眺めていると、。
負け惜しみも十二分にあるが、光が透けるほどの弱よはしい花びらでありながら、なんとも強く立派な花だ。
そんな様はとても描ける自身がないので「描かない」のだ。

数々の牡丹の名画は浮かんでくるが、そのような作品があるのだろうか。

まったくあてずっぽうだが、確か南画で扇子に描かれた牡丹は最初に浮かんだが、
多くは日本画のボテッとした紙のような花びらであり、重い花ばかり。
私の好きな天才画家、沖若冲 の牡丹の名作ですら及んでいないのだ。
姿かたちを描くことはできても、すけた光の花びらや、こぼれ陽は超難しい。

水彩か油彩だったら可能かもしれないが、挑戦してみようという気もおきない。
(名画といえるものを見た記憶はナイ)
早々に私にはお手上げである。
負け惜しみ半分だが、そんなエネルギーがあったらほかのテーマに注ぎ込む、と自分に嘯きながら眺めている。

棚から牡丹餅・花より団子 いやいや、花よりちょいとイッパイ。
今夜は展示を祝して飲み会だ。




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