棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

とにかく

2010-03-01 08:11:26 | 山郷の暮し
なにかまとまらない時「とにかくこーしょうじゃーねえか」とお手手拝借。まーートニカクその場を収める。
私の大好きなフイーリングで、実に便利な言葉であり、生活感覚とでもいえます。
本当のところ、その場しのぎの解決法なのですが、時に既成事実として定着してしまったり・・・。
トニカクいかにも日本的な感覚かもしれません。
漢字で書くと「兎に角」と、なんとも不思議な取り合わせ。
調べだすと、これはもともと「亀毛兎角-きもうとかく」といって、亀に毛があったり、兎に角があるという「ありえないこと」の喩えかららしい。

蛇足ながら、兎は童話には欠かせないキャラクターですが、神話にも登場してきます。
なんといっても有名なのは、因幡の白兎でしょう。
東洋・西洋ともに面白いことに、兎はどこかずる賢いキャラクターです。
イヤイヤ、思い出したすばらしい話があります。
月の兎の話です。
前世に悪いことをして、兎ときつねと猿になった三匹が暮らしていた。なんとか来世は、人間に生まれ変わろうと善行をつんでいた。
それを聞いた神様が、貧者に化けて三匹に助けを求める。
弱い兎はなにもプレゼントができず、「なにも食事の用意が出来ないから、私を食してください」と焚き火の中に飛び込む
神様は兎の徳を称え。永遠に月に姿を写すことにしたのです。 めでたし めでたし。
あいかわらず、話がどこかにいってしまいました。兎に角 おしまい。

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