棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

境内曼荼羅図

2017-01-20 17:17:26 | 山郷の暮し
連日真冬日が続いています。
雪国では記録的な積雪で、お気の毒なことで死者まででいいます。
雪かきでいつも思うのですが、これほど後に何も残らない作業はありませんね。
ひーひーフーフーと汗を流しようやく通れるようになったかと思えば、またまたドッサリ降ったり、
お天道様が一気に溶かしてくれたりと、腰を痛めてまでの作業は何だったんだ!と。

全国的には雪かき費用は何十億円もなるが、溶けて流れてみんなパー。
とはいっても、冬場の仕事にはなるのでしょうが。

昨年の日記を見ると同日に積雪30cmと大雪になり、上記のようなぼやきが書かれていました。
今年は先週に10センチほど降りましたが、ありがたいことにさして問題はなかった。

寒いアトリエでは制作ができないので母屋に移す。
ようやく完成したのが「龍雲山広澤寺景曼荼羅」幅90cm 高さ180cm


西に面した境内が夕日に照らされた様を舞台に、昇り降りの龍を絡ませる。
長い石段と巨木の重なりからの発想。
禅宗の寺ですので仏様たちをどのように配置してよいのか決めかねた。
いつのまにか先例の作品を探すようになってしまった。
あるとき、龍王丸はりゅう王丸の画でいいのだ。と内から声を聞いた気が・・。


仏教教学からしたらいろいろといわれるであろうが、どうでもいいことだと腹が決まったのである。
お寺さんに収めることになるが、表具には数十万円はかるであろう。

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