棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

日本刀の鍔-3

2018-01-20 12:26:04 | 山郷の暮し
今朝は霜が降りましたが、さほど寒気は感ぜず、散歩コースにお日様が照らしてくれる9時半ころにトボトボと。
ハナが神経質に吠える。
見知らぬ老夫婦に出会い、ご挨拶をすれば町のほうから車できたとか。
街中の散歩では楽しくないので、暖かな日は遠出をしているのだという。

さて、この鍔をオークションで見つけたときはドキッ!!としました。
決してオーバではなくこれは多少無理をしてでも落札をしなくては、と思ったほどだった。

それは写真を見た瞬間 月・太陽・精霊 と題し、今なお続いている私の普遍テーマがひらめいたのです。
30歳代からインド・ネパールなどの辺境地を訪ね歩く旅をしている中から生まれた創作テーマで、
私の創作の骨子となっていったものです。
天空の働きや生命の源などを、自然のスケッチを通し、具象・抽象と様々な表現をしてきました。

この鍔のデザインに集約されている、正直ヤラレタ!!と感じたのです。
しかも、直径8センチ以下の中で壮大な宇宙空間を表しているのに驚嘆しました。
ネット写真で満足できなくなってしまったのです。

現物を見てさらに驚いたのは、太陽の輝きを細い線刻(毛彫り)でゆらめくようにあらわしています。
江戸時代以前の太陽の輝きは宗教的な意味合いもあり、ほとんどが直線表現です。
残念ながら写真ではわかりにくいのですが、
太陽が炎のようなゆらめきがあることを知るのは、近代に入ってからのことではないでしょうか。

上下に太陽が彫られ、清れつに輝く満月と闇に消えた新月が表されています。
天空の営みを見事な写実的表現で、抽象世界まで高めているといえないでしょうか。
だだ脱帽。私には逸品かと思います。

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