棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

元気ですよ!!

2016-09-02 12:11:16 | 山郷の暮し
長い間投稿をしていませんでした。
「いきてるか???」と冗談ともつかない電話をいただいたりしましたが、実際いつ何があるのかわかりはしない。
といっても爆弾テロにあったりはすることは無いでしょうが、地震・災害はありうることです。

猛暑日もしだいに少なくなり、朝夕はめっきり涼し、虫の声も一段と賑やかになりましたが、
せんじつ38度という酷暑の真夏、10年ぶりに山梨美術館にいき、ミレーの作品に魅入ってきました。

美術館の建設当時からミレー購入まで山梨にアトリエがあり、当時のミレー購入の反対運動から、
「おらが美術館日本一」と変貌する過程をみてきました。
本当によく美術館にかよい、ミレーの画法を学び私のベースとなっていったのです。
今回久しぶりに鑑賞し、新たな感動を覚えませんでしたが、ひとつ大きな収穫がありました。
特別展示の作家で私はまったく知りませんでしたが、同時代の画家・ジュールの作品がありました。
ミレーとテーマも画法も似ており見間違えるほどの作品ですが、ミレーよりもスルドイ感じがします。
ミレーの牧歌的・旅情的なやさしい時空とは異なり、どことかく現代性を感じたのです。
脳裏に作風が焼きついてしまいました。

夕刻 相変わらず外の宴会テーブルで一杯楽しんでいると、わが雑草畑の盛りを過ぎたひまわりが唐突に私自身に思われたのです。
其の瞬間ジュールの作品が甦り、珍しく本当に珍しくクロッキーをしたのです。
何も考えず・思わず、ただ夏の夕暮れにただずむ向日葵です。

翌日から本画制作に一気に入りました。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本