棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

ふくらすずめ

2016-02-07 10:00:28 | 山郷の暮し
柔らかお日様が注ぐ、からたちの枝に2-30羽の雀が停まっています。
まるまるとした可愛らしい姿。
「オイ!そんな肥満体で大丈夫だろうか。」などと心配はない。
羽毛服をありったけ膨らましているのだ。
見ていてフット思い浮かんだのが、確か振り袖の帯の結び方に「福良雀」というのがあったっけ。

ウキペディアで検索
きものは、帯の結び方によってガラリと着姿が変わるので、同じきものでも様々な楽しみ方ができます。
ここでは、基本的な帯結びである「お太鼓結び」「文庫結び」からアレンジした結び方まで、
いろいろな帯結びの種類を紹介します。・・・・・・

それにしても「ふくらすずめ」とはなんとも粋な銘名ではないか。
日本人の感性は凄いなー-と思いながら、私が連想したのは「雀の焼き鳥」だ。

3-40年前ころまで、チョットした宴会などでよく食した。
見た目はあまり良くなかったが、雀の焼き鳥は上物だった。
頭の部分が特にうまく、グチュッ・・・と口の中で潰れ、旨味が広がる。

かすみ網などで一網打尽に捕らえてしまうので、そのうちに禁止になり、やがて料亭から消え、
「あそこで食わせるぜ」と山間の食堂に行ったりと・・・。
いつしか幻となった食材だ。
当時は野鳥などが食材としてあった気がする。
と・・私の発想はそんなところでした。

雪もところどころ溶け、小鳥たちがついばんでいます。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本