棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

台風6号

2011-07-21 07:35:34 | 山郷の暮し
大雨と強風をもたらした6号台風。各地に被害をおよぼしました。
TV画面に映し出された映像は、岩を砕けとばかり叩きつけ散る大波。爆音のなかに奇妙な静寂。正に静と動が凝縮した光景だ。
こんな映像を見るたびに、現場に立って描きたい、体感したいといつも思う・・・。
[スゲーー。描きたい」と思ったきっかけは、有に30年は昔に房総半島に出かけたときに、台風に遭遇してしまった。
緊急避難した所がデッカイホテルで、その大窓からみた海の光景が忘れがたいものと成った。
写実にしろ具象にしろともかく、体感することによって写真や映像を写し取るのではない、創作の本質があると思うからだ。
多くの波を製作してきたが、自身にとって小手先の表現で、あの波濤を描ききれていない。
波濤ばかりでなく自然の力の偉大さの表現として、雪崩や土石流・激流を描いてきた。
その多くは、ヒマラヤ山脈で、なんども目撃してきたものであった。
自然に対する畏敬の念が描き出そうとする意図であった。
美しく描き出すことではなく、人為などトテモ及ばない、神の力だと思ったりもした。
被災地には申し訳ないが、観たいとおもう。(現実はそんな気楽なものじゃねー。と承知しつつ)

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本