岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

12月19日(日)の練習 その1

2010年12月19日 | 技術
今日は、特にアタックの状況判断と抜き方について、時間をかけて練習しました。

まず、昨日のカットイン・カットアウトに続き、1対1のスワーブ練習を行なった後、アタックとディフェンスが、それぞれ2対1、2対2、3対2のパターンについて、ボールキャリアーの動き、外側の選手の動きの説明をしながら約1時間30分程度行ないました。

3対2の場合は、アタック一人一人が、確実に対面を引きつけながらパスすれば、外側の選手が確実に余ります(余るハズです)。中学生は、まずこれが基本としっかり頭に入れてください。

ただ試合では、せっかく3対2になっても、アタックが流れたり、パスのタイミングが早すぎたり遅すぎたりして、なかなか簡単にはいきません。

今日の練習は、3対2の有利な局面で、ただパスを回すのではなく、自分たちが状況判断しながらボールを運んだり動いて、自分たちの考えを持って抜きにいこうというものです。

全体的には、ボールキャリアーが主体的に動くパターンは、かなりキッチリできますが、外側の選手が主体的に動くパターンは、ボールキャリアーとのタイミングや意志疎通がまだまだ難しそうです。

試合では、ボールキャリアーや外側の選手が、自分で状況判断しながら、声をかけあい、積極的に仕掛けていくことが大切です。

アタック側のいくつかの注意点を書いておきます。

・ボールキャリアー、フォロアー(フォローする選手)とも、相手をよく見ること。

・3対2とあまった時点(今日の練習ではスタート時点から余っている)で、特に全体がよく見える外側の選手が「余った」と大きな声をかける。

・色々と動いても、顔や上半身は前(ゴールライン)に向って。

・ボールキャリアーは自分が仕掛けるか、他の選手を使うのか、キッチリと意志を持って。
 ※キャリアーが中途半端にダラダラ出ると、すべてが中途半端になる。

・外側の選手は、声だけでなく顔を出すくらいのトップスピードで。

なお、ハンドダミーを持つディフェンスの選手が、キッチリとディフェンスしないと、結局、アタックも中途半端になります。
アタック、ディフェンスのそれぞれの選手が、キッチリと動くことで、練習の効果が一層高まります。

ディフェンスに言った注意点は、次のようなことです。

・タックルと同じで、しっかり踏み込む。

・ハンドダミーを体から離さない。(タックルと同じ)

・コンタクトの瞬間は、しっかりあごを引いて、首や体に力を入れる。

・コンタクトを持った手を伸ばしてあたると、手を痛める危険があるので注意。

最後に、次のような話をしました。

3対2で余った状況で練習をしているが、試合中にそれを活かすためには、偶然に余るというのではなく、次にように、少しでも自分たちが意図的に余った状況をつくる工夫が必要。

・アタックの際には、全員がアタックする側に走り込むくらいの集中力

・フルバックやブラインドウイングがラインに入る。

・フォワードがラインに入って余らせる。

 
色々書きましたが、中学生が最初から簡単にできるわけがありません。
少しづつでいいので、自分たちで状況判断し、自分たちの意志で試合がコントロールできるようになっていきましょう。

しばらく、このような練習を続けていきたいと思います。

主に、3対2のスナップです。



















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