岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ブレイクダウン

2011年02月21日 | 技術
 最近の練習で特に力を入れているのは、接点(ブレイクダウン)でのボールの争奪です。

 ブレイクダウン(接点)とは、タックル後などにボールを奪い合うことで、ボールが出ると、そのブレイクダウンはひとまず終わりです。

 攻めと守りがはっきりしている野球などと違い、ラグビーは攻守が常に代わり、攻めるためには、ボールを「奪う」か「渡してもらう」かしないといけません。
(「渡してもらう」というのは、相手が反則したり、キックをけった(けってくれた)ような場合です。)
ブレイクダウンでは、「奪う」「取り合う」プレーが発生します。

 ブレイクダウンでは、アタック側は、どれだけ早く良いボール(生きたボール)を出せるか、また、密集に入る選手をできるだけ少なくしてボールを出せるかがポイントです。
 早くボールを出せば、ディフェンスが整わないうちに攻めることができ、さらに少ない人数でボールを出せれば、次の攻撃では多くの人数でボールをつないで攻められます。もしボールを急に奪われても、密集に入る選手が少なければ、多くの人数で広いスペースを守ることもできます。
 
 逆に、ディフェンス側は、ボールを奪いとれれば、一気にチャンスになります。ボールを持っていたチームは攻める態勢になっていますので、ボールを急に奪われると、すぐにディフェンスに切替えることは難しく、また混乱するからです。

 ディフェンス側がボールを奪いとった時には、すばやく外側に展開した方がチャンスになりやすく、また、あわててディフェンスに上がってくる選手の裏側へのキックも有効です。
 ボールを奪うために、「ジャッカル」や「スイープ(オーバー)」が発生し、逆に攻めている側は、一人目の「コンタクト」「レッグドライブ」「ボールキープ」「球出しの際の体の使い方」、2人目の「低さ」「キャリアーへの密着」「ボールを越える」「面を取る」といったことが大切です。



日曜日の練習です。
良いところ、悪いところを自分で考えててください。


倒れている山Dは、前進しながら前向きに倒れた後は、上半身を使って(エビのように体を使い)ボールをさらに後ろに送る意識が必要です。




山K、ボールを持つのが逆。
利き手で持ちたいとは思いますが、これでからまれて、ボールを取られることが結構あります。とにかく日頃の練習から意識すること。


M本は良い姿勢です。
逆にディフェンス側は、相手がこのようなラックをつくったら、捨てラックにして、次のディフェンスに備えることも大切です。


ディフェンス側の永Yの姿勢が高いです。上半身が起きて、しかもアゴがあがっていては、相手にプレッシャーはかけられません。
どう見ても、この次の展開では、永Yより低く入った田Kが、ボールをキッチリ確保しそうです。


キャリアーがG番に完全にからまれています。
このままでは相手ボールのスクラムになってしまいます。
ボールにからむY川は難しくても、そのあとの犬Kは、低く押込むことが大切です。
最近の、1人で2人を低く押しこむ練習をイメージしてください。


Y田の踏み込んだ片足をもらったU谷が、一気に相手を崩して押し込めるかがポイントです。




ハーフ高Bが上から見ていたのでは、ボールが見えません。
姿勢を低くして、犬Kの股の下からボールを見ることが大切です。


頭が下がっています。
もう少し、ヒザを下げ、腰を下げれば、もっといい姿勢になります。




相手より低く入ることで、小柄な武Dが、大きなM本を押込むことができます。


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