日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

歳を取ると・・・

2007-11-13 08:15:39 | Weblog
 11月11日(日)、佐伯市立茶室での裏千家主催のお茶会に出席した。それも、15時までの時間帯のギリギリの14:45に家を出て20分間程参加した。後見人は、自分の属する社中の人で、途中で自分に気が付き、「ああ、先生、気が付かなくて失礼しました」と言われた。後ろに篠笛仲間の人もいて、「先生、いつ帰ったの?」何て聞いてきた。
 で、私の目的は、お点前を見ようと思ってきて、それなりにじっくりと見させてもらった。今までかなりそんな感じで見てきているだけに、ちょっと見ただけで、初心者かかなり年期の入った人なのか、それなりに少しは判断が出来る(と思っている)。棗を拭く時に、指先が伸ばさなくて丸くなっているのが気になる、棗を拝見する時、棗の蓋を持った時、人差し指と中指がちゃんとくっついていないのが気になる、思うに、歳を取ると、批判的になってしまうなあと思った。茶道で大切なことは、和敬静寂、一期一会、相手を思いやり、一生懸命に相手から喜んでもらおうとすることなのに、お点前が上手かどうかを一生懸命にチェックしている自分の不自然さを後で反省した。
 茶道の世界だけでなく、多くのことがそんな感じだ。批判何て誰でも出来ること、しかし、その中にいて実践となると、いろんな問題に出くわす。端からはいろいろ言える訳で、医療の世界でも原点はそこに患者さんありきで、本当に患者さんの為に一生懸命になっている人をそれなりに評価する雰囲気が大切だなあと思った。
 歳を取ると、批判的になって、実際は動かなくなることが多いなあ。反省、反省。

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