日本の心・さいき

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為になるかも知れない本(その26)

2007-03-12 07:26:03 | Weblog
 大学とは不思議な所であった。講義にさぼらずに出席するだけで真面目というレッテルが張られる。ノートをまめに取り、予習でもしていれば、周りから注目されるのである。私は、一番前に座り、ドイツ語とフランス語の予習をバッチリし(100分の講義に2時間の予習を必要とし、又、テープに必ず取って、復習もした)、数学や物理・化学・生物の予習も少なからずし、クラスで一番多く講義に出た為に、一番真面目ということになった。「そんなに勉強してどうするんか?」と多くの人から言われた。人間とは、弱いもので、多くの人からそう言われると、自分も何となくそういく気持ちにならざるを得なくなってくる。人以上に勉強するのが何か恥ずかしくもあった。
 しかし、合格前には、三浪覚悟はしていたことは確かなこと。もう、親には、留年などで経済的に苦労は掛けられないし(長兄も次兄も、大学在学時に、奨学金をもらっていたが、自分は、もらわなかった)、三浪していると思って頑張らないといけないと思った。
 私は、医者は体力が第一と考えて、テニス部に入り、毎日汗を流した。講義が終わると、直ぐに医学部のある鶴丸城跡のテニスコートに行き、暗くなるまで打った。よく城山の頂上まで走った。そこから眺める桜島と鹿児島の夜景は、素晴らしかった。
 教養2年の春休みに自動車免許を取った。中国医学が将来必要になると思い、日中友好協会主催の中国語講座にも参加した(初級編は、全て皆勤し、修了証書をもらった)。○○原理の講義を泊まり込みで聴いた(少しおかしいと思いながらも)。教養2年の夏休みには昼飯も摂らずに、2週間ぶっ続けで、同じテニス部の友達に誘われてダンスホールに通った(それで、今でも、ジルバが踊れます)。
 しかし、朝4時に起き、夜9時までに就寝していることが多かった。NHKラジオで、ドイツ語講座・フランス語講座を実に真面目に聴いた。
 ほぼマイペースで、ほぼ規則正しく生活し、よく運動し、よく本を読み、よく食べ、よく話し、よく遊び、そして、よく勉強した。しかし、私は、この教養部の2年間、よく恋愛だけはしなかった。(恋愛編は、専門1年生の11月からのに記載されています)


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