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日本の心・さいき

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為になるかも知れない本(その23)

2007-03-08 00:30:37 | Weblog
 「浪人生活の過ごし方」  田原正英 
(大学卒業時、記載した内容)
(2の1)

 「おまえと俺とは敵だ。おまえが一番上がれば俺が一番下がる。とにかく俺は蹴落とされて浪人した。今度は俺が蹴落とす番だ。隣の人とは口を聞かないし、顔も知らない。朝いい席を取ることが死活問題。大きな部屋に数百人入れて、マイクで講義し、うしろの方は聞こえないし見えない。教師は一方的に喋り毎日が終わる。生徒は成績によってクラス分けされ、みんな仲良く一緒に勉強しようという雰囲気はみじんもない。教師も生徒も人間的に全く知らない。生徒にとって教師はただ教える機械に過ぎない」・・・これは、修猷館を卒業した生徒の一人が、かの有名な予備校に行って、あまりの間さに驚いて帰って話した言葉です。

 予備校選びは前もってよく調べておくべきです。受験勉強を自分だけでする方がいいのではと思っている人がいるかも知れませんが、1年間自分だけでするのは大変です。2~3カ月間はスムーズに行くでしょうが、一番いいのは高校3年生と全く同じに授業を受けることですが・・・。本当に良心的な予備校は、少ない様です。予備校選びは、どこを受けるかを考えて、慎重にするべきでしょう。

 予備校での勉強は、何と言っても、みっちり予習をしていくことです。予習を徹底的という意味を具体的に話します。古文・漢文であれば、全訳するのです。辞書を引きながら自分の力で。初めは1時間の授業に3時間近くかかりますが、だんだん早くなります。数学は、最後まできちっと答えを出すことです。わかった様なかんじと、はっきりと出来たのでは、大きな違いです。

 夏休みに入る前までは、予備校の内容以外にはしないことです。大学受験テキストなどに惑わされない様にして下さい。予習をバッチリしていれば、自信を持っていいのです。もう浪人できないからと思って初めからあれやこれや手を広げることは絶対の禁!多く本があればあるほど不安になります(但し、高校の時の教科書は忘れていれば常に振り返ることが大切です)。夏休みには、少なくとも、2週間は全く勉強せずに、体力作りに専念しましょう。但し、夏期講習は、必ず受けて、その内容を完全にものにしてしまいましょう。

 睡眠時間は、少なくとも7時間(できれば8時間がいいのですが)とり、間借りよりも下宿をして、規則正しい生活をしましょう。一日に4時間しか眠らないといいう人がいても全く気にする必要はありません。1日4時間の睡眠で数カ月以上も続く様には、人間はできていないのです。ほら、無理がたたって肝心な時に眠っているではありませんか。本を読むこと、日記を付けること、友達と話すことなどが大切です。


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