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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「琳派」の名品にひとときを

2019-06-16 | 日記・エッセイ・コラム

優美で大胆 華麗な筆捌き 色彩の妙~

 尾形光琳と乾山兄弟の作風

さらに時を100年すすめ。

 酒井抱一、鈴木其一の師弟へと受け継がれ~

現代の私たちの目にも その洗練された1枚、1枚は

新鮮さを失っていません。

 

 「琳派の芸術」

 ネットでイベントを探索していたら…ごく身近な処

門司 出光美術館の企画展を見つけました。

 

 こんな刺激的なチラシに足が動きました。

 朝の海風は心地よく、ご存知のリニューアルオープンの門司港駅前

 すでに大勢の観光客が駅舎に向かってシャッターを押す姿が…

 

 

  レトロ地区を美術館へ

 タワーの雄姿を眺めながら~

 

  美術館へ もう看板が見えてきました。

 

 

 

  出品リストを握りしめ…作品、 傍の解説も 一つひとつをゆっくりと。

  開館間もない 時間なので 独り占め気分! これはいい。

 

 今日の目玉は何と言っても この1点

  酒井抱一 「八ッ橋図屏風」 江戸時代 絹本金地着本

  

 

      これは 「尾形光琳」の絵から100年後 師匠の絵を基本に描いたもの。

   光琳の1枚は 現在 アメリカのメトロポリタン美術館に収蔵されている。

 

   だからこの絵を見たかったのです。

   実は 機会があって ニューヨークのこの美術館で尾形光琳の屏風を見てたから。

  日本の名品が多数、海を渡っていますが…でも、美術品として高く評価され

  今日まで残っていることは日本にないことの残念さはありますが

  でも、今日まで大切に保存され、後世まで残っていくのですから幸せなことです。

 

  その本物の1枚は これです。

   尾形光琳 「八ッ橋図屏風」 右隻図

 

   左隻図

 

 

   似ているようですが やはり 違いますね。

  どう違うかは…見ている人 それぞれで鑑賞してください。

 

   展示作品は出光美術館蔵のもの。 特に美術館としては 写真撮影ができませんので

  アップできません。

  ネット掲載の写真も 引用できないので残念ですが~

  出品作品リストには

 

  

  俵屋宗達、本阿弥光悦、鈴木其一 多彩なメンバー?の作品はどれも 素晴らしいものでした。

  絵ばかりでなく  乾山の「器」 

   豪快で 荒ぶる? 字も 絵も 洒脱 

  楽しんで描き、轆轤を回し、窯焼きを楽しむ~ そんな感じかな?

  光琳が絵を描き、乾山が生地を練り、作品に~

  名優の競演そのものです。

  展示作品は少なかったが楽しいひとときでした。

 

  参考までに…

 

   光琳と言えば~ これ  「紅白梅図」

  

   乾山の ~ こんな器が

    光琳が絵を 乾山が器を

   「銹絵鶴図角皿」   藤田美術館蔵

  

 

    「色絵菊図図向付」 五島美術館蔵

     

  ~自信作に限って  自分の銘を 入れたと… 裏面に「乾山」~

 

 

  

  展示作品は僅かでしたが、銘品ばかりで楽しみました。

 

  ともかく 400年の時を経て、現在の私たちが楽しめる~

  役者たちの力量は 永遠なのです。

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。