黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

残念です!

2018-05-30 | 日記

残念!

 この方が この歳で

 

 私の歴史時代小説を愛読し始めたのは、九州から東京本社へ転勤になり

独身寮生活を始めた時 そこで衝撃的に出会った1冊

司馬遼太郎の「竜馬がゆく」だった。

 それから 今日 76歳まで 私の本棚には司馬作品が静かに再度、再々度、

さらにもう一度と~ 繰り返しページを捲って楽しんでいる。

 それから、戦国時代~明治維新までの 

「信長」「秀吉」「家康」に関する 本を好んで読破してきた。

 特に。信長が大好き!

 多数の著者の本により 信長像を 上から、下から、斜め、横、

 彼を取り巻く周囲の人間模様…時代を経ても 信長を書き尽くすことはない。

 それほど 信長は 作家にとって格好の対象なのだ。

 

 信長の最初は 司馬遼太郎の「国盗物語」(後編)

 これが きっかけでのめり込んでいく~

 「新史太閤記」「関ヶ原」へと連なる戦国三部作

 前編は「斎藤道三」後編が「織田信長」

 この後編、信長が主役に据えておきながら明智光秀の視点から「信長」を

 語る場面が多く…光秀が主役として登場  と言ってもいい。

 

  そして 歳を重ね 「信長」を重ねて読んでいく~

 

  津本陽に出会ったのも信長だ。

 これは 最高に面白かった。

 「下天は夢か」

 全五巻 一挙に購入 そして 一気に読んだのを今でも 覚えている。

 ちょうど「元号」が平成に変わり、1990年、世の中も大きく動いた~

 東西ドイツ統一もあった。 「激動」という言葉にぴったりの人物信長の物語なのですよ。

 

 読んでいて、う~ん、なかなかやるじゃない、凄いぞと。

 後日、彼の言葉の中に司馬遼太郎が出てくる… 司馬さんが好きだった。

 なんとなく私もそう感じていた…が、 やっぱりそうなんだ。

 また好きになったね。

 司馬さんが亡くなって~ もう 20年以上にも

 念願かなって、司馬さんの「司馬遼太郎記念館」に行った感激が

 また 思い出されて 懐かしい…

 こんな本も。

 

 

 

 その後、本棚には 次々と並べられていく~ 信長

 故人「山岡壮八」 

 故人 遠藤周作

 

 故人 「池宮彰一郎」

 

 個人の「加藤廣」さん 今年の4月 87歳でした。

 彼の「秀吉の枷」と 

「神君家康の蜜書」は 没後 すぐに購入  信長関連だから

 現在途中までのところ。

 

 元官僚、経済企画庁長官経験の  博覧会のプロデューサー  「堺屋太一」

 

 こちらも 異色の作家 「花村萬月」

 

 ちょっと変わった 評論家の「副島隆彦」

 

 「志野靖史」 若手の時代小説か だ。

  「絵師」の目線で見た語りなのだ。信長が魅力的に描かれていた。

  この時代の絵師の役割って とても 重大です。

  会ったこともない、武将の顔 それを知ることによって 戦略を考える…

  当時としては 生き写しの腕がないとね…バッサリ だからね。

 

 こちらも 従来の枠にとらわれない時代小説の若手

「霧島兵庫」

 

 そして最近 地元出身の直木賞作家「安部龍太郎」

 彼の筆力も魅力です。

 これから まだまだ面白い作品に出会えそう・・・・

 

 戦国時代に この「信長」が登場しなかったら…そして あの「本能寺の変」が

 もしなかったら…日本の歴史は その後、大きく変わっていただろうと。

 でも、この歴史に 明智光秀が その時代に居たから 面白い歴史物語が

 始まった とも言える。

 

 すでに 世は 21世紀。

 戦国時代と 現代では 何から何まで 大きな違いがあるのに…

 いまだに 新しく作家デビューする若手たちが 「信長」を筆にしたくなるのは

 それほどの魅力があるということでしょう。

 

 まだまだ 新説織田信長は 出てくる!

 やめられないなぁ

 その大きな役割を担った 津本陽に感謝を。

 黄泉の国で きっと 信長とゆるりと話をしているのかも・・・・

 

 

 

コメント
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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。