黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

関西弁って、わかりやすい 納得です。

2016-03-19 | 日記・エッセイ・コラム

大阪弁って、やっぱりおもろいね!

 わかり易くて、はっきりしてて、そのずばりの表現でっせ。

 久しぶりに 痛快な講演の時間でした。

 そして 聴いてる内容が み~んな そのものずばり なんです。

 行政の方は きっと 耳が痛かったのでは?

 今日、出席の「みやこ町役場」の町長 はじめとして…

 もちろん、他の町からの関係者も きっと。

 

 今日の講師は誰あろう…この方。

  世界で活躍している建築家 「安藤忠雄氏」です。

 「みやこ町」合併十周年記念行事で

 安藤忠雄 講演会 演題「地方都市の生き残りをかけて」に出かけてきました。

 この催しをみやこ町のホームページで知って、すぐに申し込みをした。

  私も 一町民として 「まちづくり」に何か出来ないかとの思いから。

 

 そして 月初めに 優先席整理券も届き 会場 みやこ町犀川体育館へ。

 狭い町のことだからと 早目に行ったのが良かった。 なんせ駐車場が心配だったので。

 無事近くで駐車できました。 後の方は、シャトルバスでの送り迎えと大変そう…。

 

  15:30開演 ですが すでに 並んでいました 

 それから しばらくして 長い 長~い 行列に。

  でも、会場 立ち見が出来るくらいの大盛況です。

  

 昨年、縁あって みやこ町の教育委員会生涯学習課から講演を頼まれ

  伊良原地区へお邪魔したのです… そうなんですよ 伊良原ダムの建設に伴い水没する

 …そんな処、 そこは 移転に伴い 私の感想では「天空の場所」と呼びたいような。

 初めてお伺いした処で ダムや学校の話を聴いて 建築家安藤忠雄の話題にも。

 

 本日、その小学校、中学校を統合した学校の設計を担当したのがこの方。

  めでたく本日が開校 だと。 この18日の新聞

 会場で配られた建設通信新聞に詳細が(地方ではめったに見られないようでしょうね)に

   周囲の環境に配慮した木調の外観 

 地元産の杉板を使用した中央ホール

 光、風を通す中庭を囲み、屋内運動場と校庭をつないでいる。 食堂、図書スペースなどにも

 活用されるほか、地域の交流スペースとしても利用される…(記事より)

 新校舎の構想を 安藤さんに依頼した 町長の井上幸春さんの挨拶の記事も。

  そして この依頼に対して 建築家安藤忠雄氏は こうコメントを。

  ここは クリックして読んでくださいね。

ちょと前段が長すぎた? 

 そろそろ講演の本題に。

 安藤さん、町長に頼まれた時、 初っ端に、正直、どうしてこんな田舎に…と。思った。

 補助金は、別の使い道だってあるだろうにと。 も。 最初から 大阪風 切り口でっせ。

 「生き残りって、今、あるものを生かしてつかうことを考え・・・」 と安藤氏。

 それから 巧みな話術で 歯切れよく 次々とご自分が手掛けた実例をプロジェクターが映し出していく。

 東日本大震災の「子供さんを助ける会」の募金運動の件 宇宙人の元鳩山首相の寄付金の話

 今、日本は。「対話のできる子供たちを作らなければ」との切実な思いが 行動に。

 それには 都会では駄目、地方都市でなければ…キーワードは 「自由、勇気、責任」だと。

 そんな子供を育てよう…。 話は、岡山の「閑谷学校」 さらに「野間自由幼稚園」

 六甲山のふもとの どんぐり作戦では、 小泉純一郎元首相も登場! あれやこれや。

 福島「絵本美術館」 (まどのそとのそのまたむこう) 巻レイ さんの話

 瀬戸内海 「直島」 ベネッセ 福武聡一郎氏の 「発想力・持続力」

 

 普通の人にも「思いはある」…しかし  行動がない。 

 自分も動くが、他人も動かす! 

 そこが 彼の違う処、 行動に移し これでもかと 食い下がり結果 

  「よっしゃ、やろう」と前に進む。 

 

 いやぁ~ 将に、「目から鱗」の話が ポンポンと飛び出す!

 彼、安藤氏の「尽きない発想力」 ほとばしるエネルギー…やっぱり他人とは違う。と。

 「地方を活性化させる」には

 「価値感」を どのように持つか が 底にあり。

 「誇り」のあるものを 残し、再生し、子供に託していく そんな教育こそ 今 なのだ。 

 現代の子供は ひ弱い そんな子供はいらない! と  吠える。

 それは 大人の私たちが 次の世代のことを真剣に考えるならだと。 

  現実は、 どうだろうか とも。

 実感したのは、自分が動くことも大切だが、他人を動かす 情熱(こうありたいと願う)実践力

 そこには 人間としての「ぬくもり」を感じました。

 リーダーの条件って 何だ!  そんな 宿題を問いかけられたような心地よい 時間を。

 

 最後に 「人工知能」の話が 将来的には、人間から仕事を奪う・・そんなことも。

 人間共よ、「目を開け!」 そんな時期になったようです。

 原点に返って、もっと 人の話を聴いて、 新聞や本を読んで 自分磨きが大事やなぁ。

 

 人工知能だって、人間がつくるんだ。 だから なお 自分磨きなのでしょうね。

 

  と、私も 。

  「その思い」 って、 何事にも通じる 基本的なことなんだ。

 

 

 

 

 

 


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。