我が家の庭に1本の柿の木がありますが、相当に古い木です。
毎年秋には鈴なりの実がついているのですが食べたことがありません。
女房の幼少時代は母親が渋を抜いて食べさせてくれた・・・と、言う思い出話を。
今では烏、雀の格好の美味?になっています。
彼等?も熟れ頃を知っているのでしょう、柿の色が褐色になった頃、大声で鳴きながら
嘴を柿の実に入れて忙しく動かしているのが下からでも眺められる光景です。
太陽に反射してその朱色は何とも言えぬ輝きを放っています。
そうだ、食すには面倒だが、飾ってみようと思い、長い剪定用の鋏を使って収穫。
伊万里焼の器に載せてみたら、なかなかのもの。
部屋の雰囲気も締まりました。
こんな具合いに。
器の紺色と柿の朱・・・
変な花を活けるよりは・・・こちらのほうがGOOD! です。
しばらくはこれで楽しむんです。
さらに、もう少し置いておくと柿も、渋から、甘~くなります。
表面が柔らかくなり、皮も破れそうになる頃
冷蔵庫に入れて冷やし、スプーンで熟し、解けてしまいそうなのを口に入れ・・・
これが、ほんと、限りなく自然の甘さで。 美味しい!!! と声が出ます。
秋の味覚を楽しんでいます。