Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

如意寺(2015年1月24日参拝)

2015年02月28日 | 神戸十三仏霊場
本日のメインの格付けである如意寺に到着。

ここは何といっても三重塔が素晴らしい。
いつか訪れたいと思っていたお寺です。



所在地:兵庫県神戸市西区櫨谷町谷口259
宗派:天台宗
御本尊:地蔵菩薩
創建:(伝)大化元年(645)
開基:(伝)法道
札所:神戸十三佛霊場


【縁起】


如意寺旧記によれば大化元年(645)法道仙人が多聞天の教化により、
当山に櫨の木に刻んだ地蔵菩薩と毘沙門天を祀ったのが起源とされる。

同5年(649)に孝徳天皇の勅願寺と定められて、
三級塔一宇鐘楼堂二階楼門二箇鎮守其外僧院廿四坊という大規模な堂塔伽藍が建立され、
仁寿元年(851)には円仁が文殊堂を建立した。

のちに荒廃し諸堂は傾き雨露に曝される有様であったが、
正暦年間(990-995)願西尼(安養尼)により中興されたという。

法道は天竺から飛来したとされる伝説的な仙人で、
兵庫県南部一帯には法道開基を伝える寺院が点在している。

ただし当寺を法道の草創とするのは伝承の域を出ない。
貞応三年(1224)の延暦寺政所下文案では願西聖人の建立としている。

本堂は老朽化により傾いたため第二次世界大戦後まもなく解体され、
礎石をとどめるのみである。
現在は山門、阿弥陀堂、三重塔、文殊堂が残る。


【山門】


境内から結構離れた場所にありました。
昔はこの辺りまで境内だったんだろう。


【境内入口】


かなり細い凸凹の山道を走りますので覚悟してください。(苦笑)

こんな場所に建設業者がいるとは。(^^;

以前は境内に車を停めることが出来ていたようですが、
お寺に参拝せずにハイキングの為に来る連中がウザくなったようで、
境内には停めることが出来ませんでした。

車は入口手前に路駐出来ます。
間違ってもこんな所まで警察は来ないのでご安心を。(笑)


【文珠堂】


これはなかなか珍しい建築物ですね。
しかも実に立派なものです。

重要文化財。






仁寿年間(851~854)に円仁僧都が文殊像を造り、
文殊楼を建てて安置したとあり文殊堂の創立はそこまで遡ります。

応永13年(1406)大洪水、大風、大地震があり、諸堂ことごとく倒れ、
天文8年(1539)本堂諸楼ことごとく炎上、
文殊堂は罹災を免れたようですが、現在の文殊堂は享徳2年(1453)に再建されたもの。






【三重塔】




鎌倉末期から室町初期に建立されたもの。

渋い。
もっと近くで見たくてダッシュで階段を登ったよ。(笑)

いいですね~。
こんなに素晴らしい三重塔があるとは。

感動しました。

重要文化財。


【文殊堂】



【境内】


向こうに見えるのが阿弥陀堂です。

重要文化財。


【本堂跡】


戦後、老朽化の為に解体されてそのまんまで、
本堂の無いお寺なんですね。

まぁ、本堂を再建するだけの資金はあるとは思えないので、
これも仕方ない。


【三重塔】






対面から見る三重塔もまた格別です。


【阿弥陀堂】


こちらは内陣を見ることは出来ませんでした。

重要文化財。


【塔頭】




御朱印はこちらでいただけるようですが、
誠に残念ながら不在でいただけませんでした。

また三重塔が見たくなったら、
その時こそいただくことにしよう。


【感想】
三重塔と文殊堂が素晴らしかった。
伽藍好きにはたまらない。

行く価値は充分にあります。


お寺は檀家もいなく、荒廃しても不思議じゃない立地なんですが、
お寺の方々の努力によりギリギリ耐えて、古刹の雰囲気を感じます。

このままずっと保っていってほしいですね。

明王寺(2015年1月24日参拝)

2015年02月27日 | 仏閣
今更ながら御朱印は大切に扱わないとな、と戒めながら、
明王寺というお寺に到着。



所在地:兵庫県神戸市垂水区名谷町1900
宗派:真言宗
御本尊:不動明王
創建:延暦20年(801)
開山:厳賀上人
開基:平城天皇
札所:明石西国三十三ヶ所観音霊場、明石西国八十八ヶ所霊場


【縁起】
延暦20年(801)開山の翌月、
にわかに黒雲が山上を覆った際、厳賀上人が怪しんで見ていると、
龍王が雲の上からやってきて花の上に横たわった後、上人に三度頭を下げた。

上人は龍王に明王の「神咒降魔」を授けたところ龍王は昇天した。

このことから山号を「龍華」とし、御本尊から「明王寺」の寺号とした。
御本尊・不動明王は菩提僧正作。


【境内】


山門はなく境内まで車で入れます。
無料駐車場あり。


【本堂】


平成10年(1998)再建されたもの。
なかなか渋い色の本堂ですが、
残念ながら本堂内を見ることすら出来ませんでした。



平城天皇が開基だから分かるけど、
徳川家とはどのような繋がりがあるんだろう。


【観音堂】


明石西国三十三ヶ所観音霊場札所。


【庚申堂】





【不動明王像】



【修行大師像】



【善光寺式三尊像】



【四国八十八ヶ所霊場】


上に登って行ったが墓地だったので引き返した。(^^;


【御朱印】


明石西国三十三ヶ所観音霊場と明石西国八十八ヶ所霊場の札所でややこしい。

明石西国八十八ヶ所霊場は不動明王の墨書きになります。

転法輪寺(2015年1月24日参拝)

2015年02月26日 | 神戸十三仏霊場
須磨から垂水区に移動し、とても歴史ある転法輪寺へ。

ドライバー泣かせの垂水ジャンクション近くで、
なかなか長閑な場所にお寺はあります。



所在地:兵庫県神戸市垂水区名谷町2089
宗派:高野山真言宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:大同元年(806)
開山:在原行平
札所:神戸十三佛霊場会、明石西国三十三観音霊場、明石西国八十八ヶ所霊場



【縁起】
大同元年(806)平城天皇の勅願で在原業平が阿弥陀仏を刻んで安置し、
大同寺の寺号を賜り西尊上人が大同3年(808)開眼すると伝え、
弘法大師本堂供養の導師となった。

天長2年(825)寺は火災にあったが、御本尊は難を免れた。
延喜10年(910)宇多法皇百日間御行在、寺号を転法輪寺と改め再建。

天長の火災、元慶の雷火の外、度々天災により移転を繰り返し、
この地に移り現在に至る。
 

【参道】


庫裏の前に大きな無料駐車場というか、
広場がありました。

そこからここを真っ直ぐ進むと本堂に着きます。


【阿弥陀堂】


参道横にある一際広い広場のような場所に建てられていました。
かなり大きく新しいお堂です。


【本堂】


お~、なかなか良い雰囲気の境内です。
好みのお寺です。





昭和61年に再建された本堂の内陣はまだまだ新しく、
阿弥陀如来、四天王像などが祀られていました。

重文の御本尊阿弥陀如来は収蔵庫に納められており、
本堂の阿弥陀如来は写しになります。


【護摩堂】




神戸十三佛霊場です。
不動明王が祀られていました。


【境内】



【大師堂】



【石塔】



【弁天堂】


この池に蓮の花が綺麗に咲くそうです。


【収蔵庫】


こちらに重文の御本尊が安置されていますが、
普段は非公開。

追儺式などの際に御開帳されるそうです。


【鐘楼堂】



【観音堂】




少し離れた場所にあります。

御近所の方々でしょうか、掃除をされていました。
観音堂を開けていたので観音様を拝見することが出来ました。(^^


【庫裏】


御朱印は庫裏でいただきます。


【庫裏庭園】






かなりデキのいい庭園ですね。
我が家にこんな庭園がほしい。(^^







【御朱印】


ピンポンを押すと女性の返事。
すぐに来るだろうと思っていたが、5分経っても来ない。

これは私の忍耐力を試されてるな。
お寺に来ていた御近所さんのおっちゃんと少し話をして時間を潰す。

しかし、まだ玄関に現れない。
これは御朱印はダメかなと思ったが、もう一度だけピンポンを押した。

また女性の声で少々お待ちくださいと返事。
それから数分後にようやく年配の女性が現れました。(^^

女性を見ると杖をついて足が悪そうだ。
歩くのがツライそうで時間がかかったとのこと。

本当に申し訳ありません。
言っていただけたら御住職がいらっしゃる時にまた訪れるのに。

御朱印を私に渡す時、足をすりながら持って来られた。

その姿を見て泣きそうになりました。

私が御朱印をお願いしたばっかりに、しんどい思いをさせてしまった。

この方からいただいた御朱印は大切にし、
今日の参拝は一生忘れないようにする。

ありがたや ありがたや。


この方の足が少しでも良くなるように祈ったのは言うまでもありません。

永平寺・御朱印帳

2015年02月26日 | 御朱印帳
曹洞宗総本山の永平寺の御朱印帳。




サイズ:18センチx12センチ
値段:1000円


【感想】
デザインは柔らかくて雅な感じでいい。

何より手触りが抜群。
触って気持ちがいい御朱印帳は滅多にない。

紙質もいいしページ数も多い。
これで千円なんて安いですよ。

本当に素晴らしい御朱印帳です。


北陸の方々は商売っ気もなく、
良いものを安く売ってくれる。

それは寿司や魚料理も同じ。

富山にお友達がいますが、
都会の人間と違ってスレてないし真面目。

その人間性が商売に現れていますね。(^^

多井畑厄除八幡宮(2015年1月24日参拝)

2015年02月25日 | 神社
今日は神戸十三佛の札所を中心に巡りますが、
その前に須磨に鎮座する多井畑厄除八幡宮に参拝です。

どうも仕事でロクな事が無いので、
ちょっと厄払いをしたくて。(^^;



所在地:兵庫県神戸市須磨区多井畑字宮ノ脇1
主祭神:応神天皇
創建:安元年間



【由緒】
称徳天皇神護景雲4年6月勅旨を以って疫神祓いを行わせ給いし遺跡にして、
高倉天皇安元年間、この霊地に京都石清水八幡宮を勧請。

爾来世人の崇敬篤く前田出雲守、明石候松平家、領主蒔田家も非常に崇敬せられ、
現本殿は後村上天皇延文5年(約630年前)の建築にかかり、
應永5年拝殿、長亨元年現本殿の覆い(前田出雲守親常寄進)を建築、
近年に到るまで境内は拡張され社殿は整備し益々壮厳を加わるに至れり。

我国最古の疫神祭の霊地にして神徳又顕著なるを知るべし。


【裏参道】


ナビを頼りに着いた。
雰囲気的に裏っぽいなと直感したので、グルっと回った。

するとすぐに大きな無料駐車場に到着した。


【鳥居】




この横に大型の無料駐車場がありました。


【参道】



【神輿庫】



【拝殿】


なかなかええ感じの雰囲気です。
拝殿も立派です。


【本殿】


1月ということもあるけど、
次から次へと祈祷を受ける方々。

なかなか人気のある神社なんですね。


【境内社】




稲荷社、高良社、松社など。


【厄神祭塚】




ここで「ひとがた」を買って厄除を祈願します。

本殿での祈祷料7千円と違って、リーズナブルです。(^^


【御朱印】


久しぶりにお守りを購入。

仕事が上手くいきますように。(^^

増上寺・御朱印帳

2015年02月25日 | 御朱印帳
東京の増上寺の御朱印帳です。





サイズ:18センチx12センチ
値段:1200円


【感想】
デザインは渋くて好みです。

何よりこの紋所が目に入らぬか!

ハハーと土下座しながら買いました。(嘘)

しかし、使ってみると墨が裏に滲みまくり。(泣)
裏は仕方ないので書置き専用にして貼ってます。

うーん、
増上寺ともあろう立派なお寺が使う紙質ではないね。

紙質の改善が無い限り、二度と買うことはありません。

伊勢神宮・内宮(2015年1月18日参拝)

2015年02月24日 | 神仏霊場巡拝の道
伊勢神宮内宮へ参拝前に腹ごなし。

おはらい町通りの人混みは凄過ぎる。
普通に歩けないもん。(泣)

それでいつも困るのが昼飯。
どこ行っても混んでるんですよね。
空いてると思ったら高級店で入れないし。(泣)

今回、並んでも食べに行きたいと思ったのが「すし久」という店。



このお店は「てこね寿司」と「ひつまぶし」が美味いと評判の店なんです。

しかも建物の中がかなり良いんです。
順番待ちをしている間にちょっと写真撮影。






レトロで良い雰囲気でしょ。

明治2年の遷宮の際に民間において神宮の古材を下賜されたとか。
そんな貴重な宇治橋の古材が使用されています。




現役でした。

順番待ちは10番ぐらいでしたけど、
広い店なんで意外と早く順番がきました。




てこね寿司は苦手なんで、私が愛する極上うなぎひつまぶしを注文。

とても美味しかったです。
余は満足じゃ。(^^


【宇治橋鳥居】


腹を満たして内宮へ。


【参道】


今回は初めて子安神社、大山祗神社を参拝。


【鳥居】


こちらに訪れる人はほとんどいません。


【宇治橋】



【大山祗神社】




神路山の守り神。


【子安神社】


安産の神である木華開耶姫命が祀られています。


【境内】



【御手洗場】




清流で清めます。




ウグイみたいな魚がたくさんいました。
網で捕まえたいわー。(^^;

唐揚げにしたら美味いんすよ。(笑)


【御正殿】




内宮では日蓮宗の僧侶と檀家さん達に遭遇。

日蓮聖人は他宗教を排他しているイメージがあるけど、
むしろ神仏習合論者だそうですね。


【御神木】


パワーを貰おうとみんなが触っていたので、
幹がツルツルになっていましたよ。


【忌火屋殿】



【外幣殿】



【荒祭宮】


すっかり新しくなっていました。




古殿地。


【パワースポット?】



【風日祈宮】


こちらの雰囲気もいいですよ。
是非とも訪れていただきたい。




風日祈宮橋から清流を見てると穢れた心が綺麗になっていくようです。






旧風日祈宮。

解体工事が進んでいるようです。




工事関係者か神宮の粋な計らいで、
わざと隙間を作って見れるようになっていました。




美しい。

光り輝いていますよ。


【御朱印】



【かぎろひ号】


二両の内、一両は誰も座っていなかったので、
贅沢にも一人で四席を独占。

足を伸ばせて楽ちん楽ちん。(^^

良いツアーでした。

伊勢神宮・外宮(2015年1月18日参拝)

2015年02月24日 | 神仏霊場巡拝の道
今日は近畿日本ツーリストの専用列車「かぎろひ」号に乗って、
お伊勢さん参りです。

特別列車に乗ってツアー料金5980円は安いです。(^^


【かぎろひ号】




二両編成で内装は普通です。

トイレは洋式ウォシュレット付でした。(笑)


【鳥居】


伊勢市駅に着いてから外宮に徒歩で移動。


【参道】


さすがに1月だけあって沢山の参拝客です。


【板垣】


いつ見てもこの辺りの雰囲気は素晴らしい。

どんなに沢山の参拝客が居ても、その雰囲気は穢されることはない。




鳥居をくぐり参拝。

今年も宜しくお願いします。


横を見ると僧侶と檀家さん達。
お寺の方も伊勢神宮に来るのかぁ、と思っていたら読経開始。

何か違和感感じたけど、般若心経は神様も喜ぶらしいね。
ほんとかどうか知らないけど。(^^;


【新御敷地】







【御朱印】



外宮参拝後、バスに乗って内宮へ。
バス代も近ツリ持ちでした。(笑)

教興寺(2015年1月17日参拝)

2015年02月23日 | 仏閣
本日のメインである教興寺へ。
どんな仏様達に出会えるか楽しみ。

場所は天理教の大きな建物を目印にすれば分かりやすいと思います。

由緒ある寺の近くに施設を建てる天理教が近くにあるということは、
教興寺がそれだけ由緒あるお寺ということです。

天理教の建物はとても立派で中を見たかったのですが、
どうも敷居が高くて入れませんでした。

天理教は変な宗教じゃないと認識していますが、
どうも気後れしてしまいます。

堂々と入れる神経の図太い男になりたいです。(笑)



所在地:大阪府八尾市教興寺7-21
宗派:真言律宗
御本尊:弥勒菩薩
創建:崇峻天皇元年(588)
開山:(伝)秦河勝
開基:聖徳太子
札所:河内西国三十三箇所、おおさか十三仏霊場



【歴史】
寺伝によれば聖徳太子が物部守屋の討伐を祈願する為、
秦河勝に命じ崇峻天皇元年(588)に建立したという。

寺は中世には荒れ果て鎌倉時代に奈良・西大寺の叡尊が復興した。
叡尊は河内布教の帰途の際、教興寺が荒れ果てているのを知り、
文永6~7年(1269~1270)にかけて再興した。

また叡尊は蒙古襲来の際に敵国降伏の祈祷をしばしば朝廷より命じられているが、
教興寺においても祈祷している。

室町時代には足利直義によって諸国に建てられた安国寺及び利生塔が置かれるなど、
河内を代表する寺院でありました。

戦国時代の永禄5年(1562)5月19日、
ここに陣を敷いた河内国守護畠山高政と三好義興・松永久秀の軍勢との合戦となり、
教興寺は戦火に巻き込まれ伽藍と多くの施設を焼失した。

再度荒廃した教興寺は江戸時代の貞享年間(1684~1687)に浄巌和尚によって再興された。
浄厳と親交のあった近松門左衛門がしばらく寺に寄宿していたと伝えられている。

明治18年(1885)の台風で本堂が崩壊した為、北側の客殿を仮本堂とし現在に至っている。


【山門】


この山門を通り住宅街を少し回れば無料駐車場があります。
初めての人は分かり難いと思いますので御注意を。


【石碑】


湯川直光は戦国時代の武将で畠山氏の重臣。
湯川氏第12代当主、紀伊亀山城第11代城主で河内守護代も兼ねた人物。

教興寺の戦いで戦死。


【宝篋印塔】



【大門池】



【不動尊】





【修行大師像】





【白髭玉津大明神】



【鐘楼堂】



【本堂】


御朱印をお願いすると本堂に上げていただいた。

扉を開けた光だけの堂内はやや薄暗く、
決して荘厳な雰囲気ではありませんでした。

しかし、御本尊弥勒菩薩、地蔵菩薩、千手観音菩薩、
弘法大師像等の諸仏を堪能出来ました。

御本尊の弥勒菩薩は蓮に座られ、印相は定印でした。
金箔も良く残っていましたね。

お顔をどことなく聖徳太子のお顔とダブりました。

地蔵菩薩や千手観音菩薩は墨が塗られてるかのように黒かったです。

残念ながら撮影禁止でした。


【焼香炉】



【御朱印】


二種類ありました。


【感想】
お寺の雰囲気はとにかく殺風景。
春になれば雰囲気も変わると思いますが。

近くの繁栄している天理教とは反対で、
お寺の経営も決して楽なものではないでしょう。

このような歴史あるお寺は後世に残していかなくてはならない。
その為に地域の方々にはもっと努力してもらいたいですね。


【大通寺】








教興寺から歩いて数分の場所に河内西国三十三箇所札所の大通寺があり、
寄ってみましたが、残念ながら不在で御朱印はいただけませんでした。

光明寺(2015年1月17日参拝)

2015年02月23日 | 仏閣
所在地:大阪府八尾市服部川8丁目163
宗派:融通念仏宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開山:不明
中興:秀山和尚
札所:河内西国巡礼三十三か所客番 


【山門】



【本堂】


以前の本堂は約300年に建立されたみすぼらしい本堂でしたが、
近年建て替えられたもので、大変綺麗でした。


【鎮守堂】



【役行者像】



【御朱印】

神光寺(2015年1月17日参拝)

2015年02月22日 | 仏閣
安国寺から500メートル離れた場所にあるのが神光寺。

生駒山や高安山には昔から小さなお寺が本当に沢山あって、
この界隈にも結構お寺があります。

もちろん本堂のみの見所の無いお寺が多いんですけど、
神光寺は参道の雰囲気が良かったので訪れました。


所在地:大阪府八尾市服部川1023
宗派:曹洞宗
御本尊:薬師如来
創建:享保年間
開基:万徹和尚



【高安古墳群】






この辺りは小さな古墳が多い。
帰宅してから調べてみると6世紀から7世紀にかけて造られた古墳が、
八尾市の高安地区中部に約200基点在しているそうです。


【参道】


春には桜、秋には紅葉が美しい参道で、
冬でもなかなか良い雰囲気でした。


【十二神将】



【山門】


この参道の雰囲気がたまらなくいい。




この山門も侘び寂びを感じられていい。


【地蔵尊】





【本堂】


こんな場所なのに、なかなか立派な本堂です。
しかし残念ながら本堂は開いてませんでした。


【高安古墳群】




これだけは人工的な感じがし、
残念ながら物置になってました。(苦笑)


【服部川7号墳】




子供の頃にこういう古墳が近所にあったら、
絶好の遊び場だったのになぁ。

でも大人となった今、この古墳の中に入るのが躊躇われた。
子供の時だったら喜んで入っていただろうに。(遠い目)


御朱印はされていないとのことです。

安国寺(2015年1月17日参拝)

2015年02月21日 | 仏閣
今日は無名ながらも中々素晴らしい仏様がいらっしゃると聞いた、
教興寺を訪れる為に大阪の八尾市に飛んできました。

その前にいつもながら寄り道。(笑)

教興寺よりも山側にあるマイナーなお寺を幾つか巡ります。

まずは安国寺というお寺へ。
このお寺はグーグルマップで見つけただけで、
ほとんど情報の無いお寺なんで興味本位で訪れました。

しかし、山の方へ行けば行くほど道が狭くなるんで、
一旦車から降りて歩いて上に登って行けるか確認しながら、
車で登ると意外にも広い道になってお寺の近くまで到着。

しかし、最後にこの道を上に行けばお寺に着くという道が、
どう見ても車で行けそうに無いので、原っぱに車を停めて歩いてお寺へ。


所在地:大阪府八尾市服部川933
宗派:単立
御本尊:十界曼荼羅



【みのり橋】


200メートルぐらい歩いたでしょうか。

ようやくお寺に到着です。


【風景】


駐車場から見た大阪の風景。

こんな所まで駐車場があるとは。
下で停めるんじゃなかった。(^^;


【石段】



【天照大神】


鎮守社のようです。


【神牛】



【畜魂廟】




動物の魂を慰める為の廟なのでしょう。


【本堂】



【内陣】
御住職が御本尊を御開帳してくださった。

電動カーテンでした。(笑)

御住職の説明によりますと、
曼荼羅は池上本門寺の日蓮直筆大曼荼羅を写真撮影し、
現像されたものだそうです。

現代のようにデジタルコピーの技術が無いので、
当時、あれだけ精巧に大きく現像するのは、
かなりのお金が必要だったようです。

日蓮聖人像も写真をあらゆる角度から撮影し、
その写真を元に仏師に彫らせたもの。

今では写真を撮ることが難しく、
昔だから出来たとも仰っていました。


予想以上といっては失礼だが、立派な内陣でしたね。


【境内】


知恩報恩と書かれていたものですが、
これは一体何かよく分かりません。

納骨堂にも見えるけど。


【風景】


本堂から見た大阪平野。

御朱印は普段はされていないようで、
通年の恒例行事等の際にいただけるとのこと。

建仁寺(2015年1月12日参拝)

2015年02月20日 | 仏閣


このカード提示でいつでも無料で拝観出来ます。(^^



<2012年10月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/06194a15d7f7bc9f963253b5c749e192

<2013年7月20日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/792447480263a454793aaef4deee2a8d

http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/559abb6dc5c79563ff2d5d65cf0b7616

<2014年1月13日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/a21a6ee2c06b64a4a5503c221c74eed8



所在地:京都府京都市東山区小松町584
宗派:臨済宗建仁寺派
御本尊:釈迦如来
創建:建仁2年(1202)
開基:源頼家
開山:栄西禅師


【風神雷神図屏風】



【方丈】



【大雄苑】




寒い。
しかし、この寒さ故にこの大雄苑を独占出来るのである。










砂紋がたまらない。

見ているととても落ち着きます。


【納骨堂】



【方丈前庭】



【潮音庭】








いよいよ天才庭師が作庭した潮音庭です。

素晴らしい。

この庭を独占で見れるなんて最高です。

ピークシーズンは人が多過ぎて萎えるので、
ゆっくり静かに見たい人は冬です。








ぐるっと反対側に行きます。
どの角度から見てもいい。






反対側から見たらこんな感じです。


【御朱印】


本日はこれにて参拝終了。

充実した一日であったが、
泉涌寺の七福神巡りの吉兆購入はほどほどにしましょう。

霊源院(2015年1月12日参拝)

2015年02月19日 | 仏閣
京の冬の旅 非公開文化財特別公開されている霊源院へ。

五山文学の最高峰とされた建仁寺の塔頭寺院だそうです。



こちらは普段非公開ですので、この機会に訪れました。



所在地:京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町584
宗派:臨済宗建仁寺派
御本尊:薬師如来
創建:応永年間(1394-1428)
開山:龍山徳見和尚・一庵一麟和尚


【縁起】
室町時代の応永年間(1394-1428年)龍山徳見和尚を勧請開山として創建。
当初は霊泉院といい、その後、当院の僧である瑞巌龍惺和尚の軒名、
霊源を用いて霊源院とした。

当院の僧には室町時代の五山派の代表的学僧が多く、
大徳寺の一休宗純が幼年、師のもとで作詩の法を学んだ事は有名である。


【山門】


いかにも塔頭といった感じです。

ここから堂内は全て撮影禁止でした。

中に入ると狭い本堂内に座りきれないほどの人だかり。
御住職が楽しく法話をされていました。


【甘露庭】






庭は撮影OKでした。


【御朱印】


印を見る限り、厳密にいえば朱印ではありませんね。
書置きでした。


【感想】
ツアーの団体さんも来られ、
とても落ち着いた雰囲気はありませんでした。

そんなに人気のあるお寺なんかな?

いや、これが京の冬の旅の集客力なんでしょう。

両足院(2015年1月12日参拝)

2015年02月18日 | 仏閣
泉涌寺七福神巡りで人混みと歩き疲れ、
そして物欲にまみれてしまったので落ち着く為に建仁寺へ。

この時期の建仁寺は観光客も少なくゆっくりと拝観出来るんですよね。

その前に特別拝観している塔頭の両足院へ。

庭がメインの塔頭なので今まで華麗にスルーしてましたので、
今回初めての参拝となります。



所在地:京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
宗派:臨済宗建仁寺派
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開山:龍山徳見禅師


【縁起】
開山当時「知足院」と号していました。
知足院は龍山徳見禅師の遺骨が知足院に葬られてからは徳見禅師の法脈を継ぐ、
当院3世文林寿郁の両足院・一庵一麟の霊泉院などの黄龍派寺院の本院でした。
 
創建された当時の両足院は知足院の別院、または徒弟院として、
建仁寺開山堂・護国院の中にありましたが、天文年間の火災の後、
「知足院・両足院」両院を併せて「両足院」と称する事となり現在に至ります。

安土・桃山から江戸時代の8世利峰東鋭の代までは主に、
饅頭の祖である林浄因の子孫によって、
霊泉院は龍山和尚の生家・千葉氏出身の禅僧たちによって護持されま す。

なお、霊泉院は現在は霊源院と改められて今も存続します。
 
また江戸初期までは知足院と霊泉院が輪番で
建仁寺開山堂・護国院を守塔していたこともあり、
建仁寺開山明庵栄西禅師の直系黄龍派の中心寺院であったことがわかります。

知足院創建時より明治初期にかけて、歴代住持から数多くの建仁寺住持を輩出し、
明治時代の新制度による建仁寺派の初代管長を、当院15世荊叟和尚が務めているなど、
建仁寺にとって重要な僧侶を擁する寺院という性格も持ち合わせました。


【山門】



【毘沙門堂】


ここまで無料ゾーンとなります。
売店で拝観料を支払い中へ入っていきます。


【坪庭】


砂紋の美しさと素朴な石の組み合わせにより、
無限の世界観を感じることが出来ます。


【閼伽井庭】


こちらの庭も石、木、井戸の絶妙な配置がいい。
砂紋の模様も意味があるんでしょうね。


【方丈前庭】










ここはかなり落ち着くお庭です。
しかし寒過ぎてゆっくり見てられない。(^^;






方丈東庭は石を上手く配置したお庭です。


【中門】



【手水鉢】



【書院】


書院で絵画とか何かを見た気がするのだが、
全く記憶にない。

興味の無いものは記憶に残りませんね。(^^;
撮影禁止でした。


【半夏生の庭】










まぁ、良い庭だと思いますが、
特に感動するような庭ではありませんでした。

写真を見る限り半夏生の頃はかなり良さそうでしたけど。


【水月亭】



【前庭】





【御朱印】


書置きをいただきましたが、
最初から紙がよれていて御朱印帳に貼り難かったです。(^^;

時期により「半夏生」「饅頭始祖」等の御朱印もいただけるようです。


【感想】
庭オンリーで仏像関係は全く楽しめません。

正直、もういいかなと思いましたが、
初夏の頃に庭を歩き、臨池亭で抹茶をいただければ風流なんでしょう。