長寿寺を参拝し、拝観開始時間の10時を過ぎたので、
湖南三山の一つである常楽寺へ。
大型の無料駐車場があります。
滋賀県の古刹は無料駐車場が多くて助かります。(^^
参拝した時は知らなかったが、
常楽寺のHPを見ると拝観するには予約がいるらしい。
御住職は他のお寺と兼任らしく、
そのお寺の法要があると常楽寺は閉まるそうだ。(^^;
そんなこと何にも知らないで訪れたが、
予約なしで普通に拝観出来て良かった。(^^
12月20日から1月31日は確実に閉まるので御注意ください。
所在地:滋賀県湖南市西寺6丁目5-1
宗派:天台宗
御本尊:千手観音菩薩
創建:(伝)和銅年間(708-715)
開基:(伝)良弁僧正
勅願:聖武天皇
札所:びわ湖百八霊場、近江西国三十三箇所、湖南二十七名刹、湖南三山めぐり
【縁起】
阿星山の北麓にある当寺は和銅年間(708-715)元明天皇勅命により、
良弁が開基した阿星寺五千坊の中心寺院として、
また紫香楽宮(742-745)の鬼門鎮護として栄えた。
平安〜鎌倉時代には皇室の帰依を受けて寺運隆盛。
延暦年間(782-805)天台宗に改められたという。
延文5年(1360)火災で全焼したが、同年、観慶らによって再興された。
【入口】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/aa/35c760364bc69421ac69753ed036c109.jpg)
このお寺には山門はありません。
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b9/a0178297e6148b6c1d853c8088f918de.jpg)
明治31年国宝(旧法)に指定され、明治35~36年改修工事が行われ、
昭和16年には大規模修理の解体工事が行われる。
新法(文化財保護法)により昭和昭和28年国宝に再指定されたもの。
このお寺の本堂もまた国宝。
滋賀県のお寺の本堂は国宝が多いですね。
奥に見える三重塔とのコラボもいい。
【鐘楼堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/7d/b3b23e4f7dea0e48b084d7a32d55af25.jpg)
【宝篋印塔】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/0e/dc90ee438f198ebb9338236e7f860eb5.jpg)
破壊された宝篋印塔が痛々しい。
【行者堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b3/731612fe144befb064f11bf3c31b02d7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/6e/83182edd80d4905d59502aafe407978a.jpg)
中を見ると空っぽです。
何事かと驚いていると説明板があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/0b/2275c2c2c6777402f054342d1d0ac33c.jpg)
寺社に放火したり、仏像を盗む連中の神経が分かりません。
手痛い罰が当たることを祈らざるをえない。
【普賢堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/7e/a440d6bed0ae99a82bca98e09f372945.jpg)
【薬師堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/93/dad739428f5ffb134b8705c26d51d4ff.jpg)
小さなお薬師さんが祀られていました。
顏がなんとなく篠山紀信の顔に見えた。(^^;
【石灯籠】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/1b/e17207c5fd75271f10d49f76f28410e7.jpg)
重要文化財。
【弁天堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d5/995b918a4f7b9981de2c53acae21f5b8.jpg)
水はありませんでした。
さて、本堂内陣に入ります。
【本堂内陣】
重厚な雰囲気の中、
少し高い場所に真ん中に秘仏が安置されている厨子があり、
その左右に重文の風神雷神、二十八部衆が所狭しと祀られていました。
しかし残念なことに昭和56年、無住職時代に風神、阿修羅王、
摩喉羅迦王の三体が盗難にあい、昭和60年に阿修羅王は見つかり戻りましたが、
他の二体は今なお戻っておりません。
こちらも撮影禁止でかなりセキュリティーが厳しいと感じました。
監視されているのが丸分かり。
まぁ、仏像が盗まれたらそうなりますわな。
本堂の後殿に回ることが出来、何体もの仏様が祀られていました。
【西国三十三観音ミニ霊場】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/5f/c43e0a80af542ab39b2a847d9227c171.jpg)
第1番。
あんまり歩く距離はないようですので、
三重塔を見つつ巡ってみよう。
【三重塔】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/5d/1d007fef53deee3412e97ed9cfa988fa.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/91/befaa8c06ce209cc2b7c85c94b15030d.jpg)
応年7年(1400)に再建された国宝。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/ff/3ea4ea902cc3dbf949523a0d0a48ea1d.jpg)
秋の頃は紅葉とのコラボが美しいだろうなぁ。
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/4a/91eecb7e632b17ec74d23b860c7a2756.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/6c/d3ed5c90002679bda0ccab81baaa97ce.jpg)
三重塔付近から撮影したもの。
屋根が渋いですね。
内陣の撮影が不可だから、外から撮りまくってやった。(^^
【三重塔】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/8c/5cb3d12410e7fc86f54a27a305aec063.jpg)
【西国三十三観音ミニ霊場】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f1/e5dac55825a068bcf73a6f8886d381a7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/1a/bdff0881ec7244dfb613c7461052b020.jpg)
ここはちょっとしんどい。
【三重塔】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/95/6c6876d57a1a16c5a423a05ebe378746.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/a4/7f820f644a335116e62cebfcac9d6d50.jpg)
いろんな角度から国宝の伽藍を見れて嬉しい。
【参道】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a4/eab7e901ee44ed9df21095c14dec52c3.jpg)
【境内】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/93/416b068fef7eb76a5d76324745bf9544.jpg)
【皐月】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/36/256555894a8c422dcc4524d681f0df28.jpg)
【西国三十三観音ミニ霊場】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/f2/927a9e4dc93caa8a6939a493828ba25c.jpg)
第33番。
ここのミニ霊場はそんなにしんどく無いし、
本堂や三重塔を見ながら歩けるので楽しい。
【御朱印】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/e1/c06ce9d1c67c2879786b6c47fd620eb3.jpg)
【感想】
伽藍に二つも国宝がある古刹なのに、
専任の御住職がいないとは。
お寺を見て回ると分かりますが、
常楽寺には墓地がない。
墓地がないということは檀家がいないということ。
つまり観光収入でお寺の経営をしなくてはならない。
その収入もメジャーなお寺ではないので限界があるのだろう。
現にこの日も参拝客はとても少なかった。
国宝だから国の補助があるとはいえ、
いつまでもこの素晴らしい伽藍、仏像を守っていってほしいですね。
湖南三山の一つである常楽寺へ。
大型の無料駐車場があります。
滋賀県の古刹は無料駐車場が多くて助かります。(^^
参拝した時は知らなかったが、
常楽寺のHPを見ると拝観するには予約がいるらしい。
御住職は他のお寺と兼任らしく、
そのお寺の法要があると常楽寺は閉まるそうだ。(^^;
そんなこと何にも知らないで訪れたが、
予約なしで普通に拝観出来て良かった。(^^
12月20日から1月31日は確実に閉まるので御注意ください。
所在地:滋賀県湖南市西寺6丁目5-1
宗派:天台宗
御本尊:千手観音菩薩
創建:(伝)和銅年間(708-715)
開基:(伝)良弁僧正
勅願:聖武天皇
札所:びわ湖百八霊場、近江西国三十三箇所、湖南二十七名刹、湖南三山めぐり
【縁起】
阿星山の北麓にある当寺は和銅年間(708-715)元明天皇勅命により、
良弁が開基した阿星寺五千坊の中心寺院として、
また紫香楽宮(742-745)の鬼門鎮護として栄えた。
平安〜鎌倉時代には皇室の帰依を受けて寺運隆盛。
延暦年間(782-805)天台宗に改められたという。
延文5年(1360)火災で全焼したが、同年、観慶らによって再興された。
【入口】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/aa/35c760364bc69421ac69753ed036c109.jpg)
このお寺には山門はありません。
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b9/a0178297e6148b6c1d853c8088f918de.jpg)
明治31年国宝(旧法)に指定され、明治35~36年改修工事が行われ、
昭和16年には大規模修理の解体工事が行われる。
新法(文化財保護法)により昭和昭和28年国宝に再指定されたもの。
このお寺の本堂もまた国宝。
滋賀県のお寺の本堂は国宝が多いですね。
奥に見える三重塔とのコラボもいい。
【鐘楼堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/7d/b3b23e4f7dea0e48b084d7a32d55af25.jpg)
【宝篋印塔】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/0e/dc90ee438f198ebb9338236e7f860eb5.jpg)
破壊された宝篋印塔が痛々しい。
【行者堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b3/731612fe144befb064f11bf3c31b02d7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/6e/83182edd80d4905d59502aafe407978a.jpg)
中を見ると空っぽです。
何事かと驚いていると説明板があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/0b/2275c2c2c6777402f054342d1d0ac33c.jpg)
寺社に放火したり、仏像を盗む連中の神経が分かりません。
手痛い罰が当たることを祈らざるをえない。
【普賢堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/7e/a440d6bed0ae99a82bca98e09f372945.jpg)
【薬師堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/93/dad739428f5ffb134b8705c26d51d4ff.jpg)
小さなお薬師さんが祀られていました。
顏がなんとなく篠山紀信の顔に見えた。(^^;
【石灯籠】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/1b/e17207c5fd75271f10d49f76f28410e7.jpg)
重要文化財。
【弁天堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d5/995b918a4f7b9981de2c53acae21f5b8.jpg)
水はありませんでした。
さて、本堂内陣に入ります。
【本堂内陣】
重厚な雰囲気の中、
少し高い場所に真ん中に秘仏が安置されている厨子があり、
その左右に重文の風神雷神、二十八部衆が所狭しと祀られていました。
しかし残念なことに昭和56年、無住職時代に風神、阿修羅王、
摩喉羅迦王の三体が盗難にあい、昭和60年に阿修羅王は見つかり戻りましたが、
他の二体は今なお戻っておりません。
こちらも撮影禁止でかなりセキュリティーが厳しいと感じました。
監視されているのが丸分かり。
まぁ、仏像が盗まれたらそうなりますわな。
本堂の後殿に回ることが出来、何体もの仏様が祀られていました。
【西国三十三観音ミニ霊場】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/5f/c43e0a80af542ab39b2a847d9227c171.jpg)
第1番。
あんまり歩く距離はないようですので、
三重塔を見つつ巡ってみよう。
【三重塔】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/5d/1d007fef53deee3412e97ed9cfa988fa.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/91/befaa8c06ce209cc2b7c85c94b15030d.jpg)
応年7年(1400)に再建された国宝。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/ff/3ea4ea902cc3dbf949523a0d0a48ea1d.jpg)
秋の頃は紅葉とのコラボが美しいだろうなぁ。
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/4a/91eecb7e632b17ec74d23b860c7a2756.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/6c/d3ed5c90002679bda0ccab81baaa97ce.jpg)
三重塔付近から撮影したもの。
屋根が渋いですね。
内陣の撮影が不可だから、外から撮りまくってやった。(^^
【三重塔】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/8c/5cb3d12410e7fc86f54a27a305aec063.jpg)
【西国三十三観音ミニ霊場】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f1/e5dac55825a068bcf73a6f8886d381a7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/1a/bdff0881ec7244dfb613c7461052b020.jpg)
ここはちょっとしんどい。
【三重塔】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/95/6c6876d57a1a16c5a423a05ebe378746.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/a4/7f820f644a335116e62cebfcac9d6d50.jpg)
いろんな角度から国宝の伽藍を見れて嬉しい。
【参道】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a4/eab7e901ee44ed9df21095c14dec52c3.jpg)
【境内】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/93/416b068fef7eb76a5d76324745bf9544.jpg)
【皐月】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/36/256555894a8c422dcc4524d681f0df28.jpg)
【西国三十三観音ミニ霊場】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/f2/927a9e4dc93caa8a6939a493828ba25c.jpg)
第33番。
ここのミニ霊場はそんなにしんどく無いし、
本堂や三重塔を見ながら歩けるので楽しい。
【御朱印】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/e1/c06ce9d1c67c2879786b6c47fd620eb3.jpg)
【感想】
伽藍に二つも国宝がある古刹なのに、
専任の御住職がいないとは。
お寺を見て回ると分かりますが、
常楽寺には墓地がない。
墓地がないということは檀家がいないということ。
つまり観光収入でお寺の経営をしなくてはならない。
その収入もメジャーなお寺ではないので限界があるのだろう。
現にこの日も参拝客はとても少なかった。
国宝だから国の補助があるとはいえ、
いつまでもこの素晴らしい伽藍、仏像を守っていってほしいですね。