Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

金戒光明寺塔頭・栄摂院(2015年11月21日参拝)

2016年01月31日 | 仏閣
南禅寺から駐車場がある光明寺へ戻る。

さすがに歩いたわ~。(^^;
この時期の永観堂は駐車場探しに苦労するからやむを得ない。

そんな歩き疲れた身体を休める為に光明寺の塔頭栄摂院へ。

ここは以前訪れたことがあって、
紅葉の時期は綺麗だろうなぁ、と思ってたところ。

楽しみです。



所在地:京都府京都市左京区黒谷町33
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:天正17年(1589)
開山:松誉琴察上人
開基:木俣守勝


【縁起】
栄摂院は戦国武将木俣守勝(彦根藩筆頭家老)により創建された。
開山は松誉琴察。

金戒光明寺は幕末に京都守護職となった会津藩主松平容保の本陣となった。
約4万坪の大きな寺域により一千名の軍隊が駐屯した。

本坊以下ほとんどの塔頭を会津藩に引き渡し、
本坊の御本尊も栄摂院に移された。

本堂にある杉戸絵は円山派の円山応瑞と円山応震の筆といわれる。

書院前庭に白砂と築島を配した枯山水庭園があり、
秋の紅葉が素晴らしい。


【山門】



【境内】




赤い~。

これこれ、この赤を求めていたのよ。

ようやく出会えたね。(^^


【南天】



【境内】






中門を入ると目ざとい観光客が多かったね。


【紅葉】


やっぱり素晴らしい。

光明寺と南禅寺がガッカリだったから、
ここで損失補填ですよ。(^^


【阿弥陀如来】





【池】



【黒谷明星水】


京都の名水のひとつ。

山懐の井戸から湧き出る清水に天から明星が降り落ち、
そこから菩薩様が現れたという言い伝えから、
明星水と名付けられたそうです。


【庭園】


裏に回ると書院と美しい庭園がありました。

こんな素晴らしいものを隠し持っていたとは。(笑)


【紅葉】








余は満足じゃ。(^^

やっぱりここの紅葉は素晴らしかった。

今年は紅葉が不作のようだから、
ここも全盛時のような紅葉じゃ無かったかも知れない。

それでも栄摂院の紅葉は素晴らしいと言うしかありません。

また紅葉の時期に訪れたいと思う。


御朱印の有無は不明です。

南禅寺塔頭・天授庵(2015年11月21日参拝)

2016年01月30日 | 仏閣
紅葉が残念だった南禅寺ですが、
このままでは物足りなかったので天授庵へ。

ここはお庭しか見所が無いので、
今まで参拝してませんでした。

紅葉を期待して参拝です。




写真は以前に三門から撮影したものです。



所在地:京都府京都市左京区南禅寺福地町86-8
宗派:臨済宗南禅寺派
御本尊:釈迦如来
創建:暦応2年(1339)
開基:虎関師錬


【縁起】
天授庵は南禅寺第十五世虎関師錬によって、
開山無関普門の塔所として創建。

明徳4年(1393)天安4年(1447)に焼失、さらに応仁の乱で荒廃したが、
その後玄圃霊三の代の慶長7年(1602)に、
霊三の法嗣雲岳霊圭が細川幽斎の室光寿院の甥にあたることから、
幽斎の援助を得て再興させた。

客殿はこの時のもので、表門も細部様式からその頃の建築と考えられる。

客殿は六間方丈形式の建物で、当初は仏間の背面に奥行一間の眠蔵が、
設けられていたものと考えられ、またつき止め溝を用いるなど、
平面や細部に中世の伝統的な様式がみられる。


【紅葉】



【鎮守社】



【前庭】



【紅葉】


やっぱりここも遅かったです。(泣)


【花】



【勅使門】


この辺りはやっぱり品を感じますね。


【淵黙庭】








天授庵の紅葉終了のお知らせ。

残念です。
これではゆっくり庭を眺める気にもなりません。(泣)


【境内】



【門】



【紅葉】






書院の前はまだ何とか紅葉を楽しめました。(^^


【書院】





【澄心庭】
















なかなか良い庭でしたね。


【竹林】



【書院】



【紅葉】



【手水鉢】



【普門殿】



【鯉】



【境内】





【澄心庭】





【書院】



【紅葉】



【庫裏】







【中門】


これにて天授庵参拝終了。

御朱印は授与されていないとのこと。


【三門】




最後に三門を見納めして次なる参拝地へ。

南禅寺(2015年11月21日参拝)

2016年01月30日 | 仏閣
大満足の永観堂から歩いて南禅寺へ。

ここまで来たら南禅寺は外せないよね。



<2011年8月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/ca250a752bf0a82ef3d46fd16353a2d5


<2014年4月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/63183cef1cd7f73ed7cd0aace7fafe77



所在地:京都府京都市左京区南禅寺福地町86
宗派:臨済宗南禅寺派
御本尊:釈迦如来
創建:正応4 年(1291)
開基:亀山法皇
開山:無関普門


【境内】


アカン、紅葉終わってるわ。(泣)

すぐに分かりました。


【三門】




重要文化財。

三門に登ってる人がいっぱいいますね。

今回は人が多いのでスルーしました。

まぁ、登ったこと無い人は登って損はありません。





【法堂】






慶長11年に秀頼の寄進により改築された法堂は、
明治26年の火災によって焼失、現在の法堂は明治42年に再建されたもの。


【イチョウ】



【方丈】



【水路閣】







【紅葉】


ちょっとだけ紅葉が残ってました。


【御朱印】



【御朱印帳】


この御朱印帳は紙質も良いし虎がカッコいいので二冊目の購入。

値段は御朱印代込みで1700円でした。

永観堂 其の二(2015年11月21日参拝)

2016年01月29日 | 西山国師遺跡霊場
【宝篋印塔】



【紅葉】









【境内】


左が御影堂、右が千佛洞。


【開山堂】



【風景】




開山堂付近から見た風景です。




多宝塔から見た風景です。


【紅葉】


開山堂を登っていくと多宝塔があります。
階段が高くて疲れました。(^^;

多宝塔近くでは多宝塔を写すことは難しいので、
一通り風景を楽しんだ後は下に降りていきます。


【南天】



【落紅葉】


今年はやっぱりチリチリで丸まっていますね。


【方生池】









【紅葉】





【多宝塔】









【画仙堂】







【石仏】


癒されますね~。(^^


【弁天島】





【紅葉】













【小川】







【多宝塔】



【灯篭】



【イチョウ】



【図書館】



【境内】





【唐門】



【門】





【御朱印】



【感想】
初めて紅葉の時期に訪れたわけですが、
さすが永観堂と唸る紅葉でした。

どこから見ても紅葉と伽藍のコラボが楽しめます。

そりゃこれだけ混むわなぁ。

永観堂の紅葉は個人的に大満足しましたが、
毎年訪れてる方はイマイチと言ってましたね。

え?これでもイマイチなの?(^^;

これは毎年訪れないとな。(笑)


永観堂 其の一(2015年11月21日参拝)

2016年01月28日 | 西山国師遺跡霊場
哲学の道を歩き永観堂へ。

永観堂といえば東福寺と並ぶ京都を代表する紅葉の名所。

名所故に紅葉の時期の大混雑を嫌って、
今までこの時期は訪れなかったけど、
やはり訪れたいという欲求に勝てず。

人ゴミに揉まれてきます。(^^;



<2011年8月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/a4010e61923a03c75e9657a382d93c6e


<2014年4月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/b0e61717ce68e9a9b686d21d54afda4e




所在地:京都府京都市左京区永観堂町48
宗派:浄土宗西山禅林寺派
御本尊:阿弥陀如来
創建:仁寿3年(853)
開基:真紹
札所:洛陽六阿弥陀、法然上人二十五霊跡、西山国師遺跡霊場



【南天】



【ドウダンツツジ】


もうすぐ永観堂に到着。
もうかなりの人出が。(^^;


【寺号標】


アカン、まだ早かったか。


【総門】


さすが紅葉の時期の永観堂は観光客でいっぱい。
混雑が嫌いな人は帰りたくなるレベル。


【紅葉】














総門から中門までの無料ゾーンでの紅葉。

まだまだ全盛期とは言えないが、
なかなか見事な紅葉です。


【舞妓】




この方々は観光客の「なんちゃって舞妓」ではなく、
本物の舞妓はんです。(^^

写真撮影会のようになっていましたので、
私もパシャリ。

有難うございました。(^^


【弁天島】





【紅葉】







【大玄関】


この時期は拝観料千円です。


【方丈庭園】











【瑞紫殿】



【唐門】


文政13年(1830)に再建された勅使門。


【勅使門盛砂】


清めの砂で勅使の方がこの砂を歩かれ身を清めるもの。


【釈迦堂前庭】


スゲー観光客でいっぱいです。


【境内】



【千佛洞】





【釈迦堂】




ここは比較的落ち着いてました。


【御影堂】




御影堂に行くまでが大変。

余りにも観光客が多いので渋滞。

疲れるわ~。(^^;


法然上人像が祀られていました。
こちらも堂内撮影禁止です。


【阿弥陀堂】




阿弥陀堂に行くのも大渋滞で大変。

あの有名なみかえり阿弥陀如来が祀られていました。

他に類をみない横向きの阿弥陀様。

もともとは東大寺の秘仏だったそうで、
永観が東大寺別当職を辞して尊像を背負って持ってきたとか。


阿弥陀堂拝観終了すると靴を履いて外に出ます。


【御影堂】



【宝篋印塔】


御影堂から石段を降りた場所にあります。


【獅子門句碑】



【不動明王】



【やすらぎ観音】



【今様】


梁塵秘抄の一つ。

仏は常にいらっしゃるけれど、俗世に住む我々には現実に、
そのお姿を見ることが出来ないことが、しみじみと尊いことだ。
人の寝静まった物音のしない夜明け頃に、
かすかに夢の中にそのお姿をお現しになることだ。


【紅葉】





長くなりましたので続きは明日。

大豊神社(2015年11月21日参拝)

2016年01月28日 | 神社


紅葉の名所でもある安楽寺へ。








うーむ、まだまだでしたわ。

という訳で華麗にスルーして、前回参拝時にいただかなかった
御朱印をいただきに大豊神社へ向かう。




<2013年9月14日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/6e20ea2714f1d4abd6b1715bd13a73a6




所在地:京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
御祭神:少彦名命
創建:仁和3年(887)


【哲学の道】





【紅葉】





【清宗庵】


神社参道の手前にあるこの優雅で立派な建物は、
佐川印刷株式会社のゲストハウスです。

元は西郷隆盛の孫の御屋敷だったらしく、
贅の限りを尽くした屋敷、調度品、ワインセラー、庭園だそうです。

一度、訪れてみたいですが、一般ピーポーは無理ですね。(泣)


【本殿】





【境内】



【愛宕社・日吉社】



【狛蛇】


これは前に参拝した時は無かったよなぁ。

可愛らしい狛鼠が評判の神社なのに、
天敵の蛇を置いてもいいのかな。(^^;


【大国社】



【美田稲荷社】



【御朱印】

霊鑑寺門跡(2015年11月21日参拝)

2016年01月27日 | 仏閣
真如堂から15分ぐらい歩いて霊鑑寺門跡へ。

ここはいつも訪れたいと思っていたけど、
なかなかタイミングが合わず今回初めての参拝です。

このお寺には数台分の駐車場がありますが、
参拝客用ではありません。



所在地:京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12
宗派:臨済宗南禅寺派
御本尊:如意輪観音
創建:承応2年(1653)
勅願:後水尾法皇
開山:浄法身院宮宗澄尼
札所:洛陽十二支妙見めぐり



【縁起】



【山門】




さすが尼門跡寺院だけあって、
品のある雰囲気が漂っています。


【表玄関】






貞享3年(1686)に後西天皇の皇女普賢院宮宋栄の時、
後西天皇の院御所旧殿の御休憩所と御番所を賜って
現在地に移築されたもの。


【中門】



【池泉観賞式庭園】




水を入れていない池と石を組み合わせ、
般若寺型燈籠との調和を見事に表現した庭園です。


【書院】


こちらも玄関と同じく移築されたもの。

こちらは後で拝観することになります。
本堂へ向かう。


【苔】



【紅葉】






全盛にはちょっと早かったね。


【本堂】




第11代将軍家斉の寄進により建立されたもの。






本堂の中は入れませんでしたが、
堂内を見ることが出来ました。

御本尊の如意輪観音像は恵心僧都作だそうで、
元は霊鑑寺より東の山中にあった如意寺の御本尊だったそうです。


【蔵】





【鎮守社】



【稲荷社】



【紅葉】







【野点傘】



【山茶花】



【苔】





【池泉観賞式庭園】





【書院】





【御朱印】


基本的にこの御朱印がいただけます。

右肩には尼寺第八番となっているけど、
尼寺三十六所霊場は抜けたんじゃなかったの?

印だけまだ使用してるのかなぁ。


その他に妙見さんと観世音の御朱印があり、
リクエストすればいただけます。

真正極楽寺・真如堂(2015年11月21日参拝)

2016年01月26日 | 洛陽三十三所観音霊場
光明寺から歩いて真如堂へ。

夏の時期に過去三度参拝していますが、
紅葉の時期は初めて参拝します。

無料駐車場はありますが、
紅葉の時期は停める事が出来ません。


<2011年7月2日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/58de7d604ef9cca77c3c6ca3ae636edd


<2011年8月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/b77d7acdeeb6288517dda548164a77b0


<2014年8月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/53f4f58043b07fce2772e4dff1ba6857




所在地:京都府京都市左京区浄土寺真如町82
宗派:天台宗
御本尊:阿弥陀如来(重要文化財)
創建:永観2年(984年)
開基:戒算
札所:洛陽三十三所観音霊場


【赤門】


ありゃー、まだ紅葉は早いのかなぁ。


【三重塔】


やはり紅葉と三重塔はとても映えますね。

撮影ボタンを押す指が止められません。(笑)


【本堂】


重要文化財。


【紅葉】






うん、やっぱり紅葉はいいね。


本堂に入ってまずはお参り。

金箔を施した天蓋や瓔珞が煌びやかで、
大本山に相応しくとても荘厳です。

外陣からでも充分満足出来るのですが、
今回は拝観料500円を支払って本堂の内陣、書院や庭園を拝観。


【枯山水庭園】






まずは庭を見てから四季殿の中へ。
円山派の7代目という日本画家・国井應祥が描いた
四季折々の襖絵がありました。


【涅槃の庭】




曽根三郎氏によって作庭されたもの。




東山三十六峯(大文字山)を借景としています。


【仏殿】


向こうに見えるのが位牌殿とも呼ばれる仏殿です。

その後、書院奥の仏間で親鸞聖人合掌像、阿弥陀如来立像、
不空羂索観音が祀られていました。

何で親鸞聖人が祀られているのかというと、
比叡山から六角堂へ参詣される際に毎夜参拝され、
親鸞聖人が法恩の為に自ら刻み奉納されたそうです。


【随縁の庭】






この庭は個性的で結構気に入りました。


【中庭】


真如寺っていろいろな庭を楽しめます。


【書院廊下】



【中庭】





【南天】



【渡り廊下】



【本堂裏】



【萬霊堂】


三井家によって建立され、地蔵菩薩が祀られています。


【三重塔】




本堂から撮ったもの。


【紅葉】


靴を履いて本堂裏側を歩いてみる。


【蔵】





【本堂】



【石薬師堂】





【勅使門】



【萬霊堂】



【御朱印】

金戒光明寺(2015年11月21日参拝)

2016年01月25日 | 法然上人二十五霊跡
随心寺から秋の特別公開されている金戒光明寺へ。


(画像はネットで拾ったもの)

平成25年に修復が終わった山門に登れるので楽しみです。

駐車場は有料で一日800円です。



<2011年7月2日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/0594c8e4e77ab49c706e2224446bd0f4


<2014年4月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/e5dea003ab33c6043c37da0ef7e9a5b4



所在地:京都府京都市左京区黒谷町121
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:承安5年(1175)
開基:法然上人
札所:法然上人二十五霊跡、洛陽三十三所観音霊場


【山門】


山門だけだと拝観料800円でしたが、
御影堂・大方丈・庭園・山門セット券1200円を購入。

早速山門に登る。

やはり急な階段で登り難い。

市内と本堂や諸堂をいつもと違った視点で見れて、
やっぱり山門に登って良かったなぁとしみじみ。

しかし残念ながら安全面での観点から撮影不可でした。
これは本当に残念です。

楼閣内に入ると天井一面に描かれた蟠龍図に、
釈迦三尊像と十六羅漢像が祀られていました。

中は東福寺や知恩院の山門と違ってそんなに広くないですね。

雰囲気は宗派は違えど余り変わりませんね。


【法然上人像】



【山門】




今年の紅葉は黒っぽいのも結構ありますね。

真如堂や永観堂の紅葉がちょっと心配になってきた。


【石段】


さて本堂に向かいますか。


【山門】


振り返るとこんな感じ。


【鐘楼堂】



【阿弥陀堂】


僧侶達がひたすら南無阿弥陀仏を唱えていました。

恵心僧都最終作の阿弥陀如来はやっぱり癒されます。
写真撮影不可です。


【勅使門】



【御影堂】


さすが大本山というべき内陣です。
運慶作の文殊菩薩像も必見。

こちらも撮影不可でした。


【大方丈前庭】


方丈では虎の襖絵や伊藤若冲筆群鶏図屏風等が見れました。

方丈内部の撮影は不可でした。


【紫雲の庭】





【大方丈】





【紫雲亭】




こちらで有料ですが抹茶を楽しめます。


【回遊式庭園】


















紅葉はイマイチだったけど、
こちらの庭園はなかなか楽しめました。


これにて特別拝観有料ゾーン終了。

しかし光明寺にはまだまだ見所があります。


【紅葉】



【極楽橋】



【風景】


大きな墓地の中を歩き、三重塔へ向かう途中で見たもの。

真ん中の下に見えるのが山門です。


【三重塔】




寛永11年(1634)に建立されたもの。


【五劫思惟阿弥陀如来座像】


忘れてかけてましたが発見。

巷ではアフロ佛として人気らしいが、
個人的には高まるものはありません。


【崇源院供養塔】


徳川家光の母の江の供養塔です。


【春日局供養塔】


バスガイドさんが観光客に話しているのを聞いて、
供養塔があることを初めて知りました。

崇源院供養塔のすぐ近くにあります。

バスガイドさんありがとう。(^^


【御朱印】


5種類の内、今までいただいていなかった2種類をいただきました。

随心院門跡(2015年11月21日参拝)

2016年01月24日 | 真言宗十八本山
今週は金戒光明寺三門の特別拝観、同じく特別拝観の霊鑑寺、
紅葉の超有名スポットの真如堂、永観堂が目的でまた京都市内へ。

今週もいろいろ巡って楽しみたいと思います。(^^

まずは真言宗十八本山の一つである随心院門跡へ。



<2011年7月10日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/c9e221b2cb1f7ae59cf3c02e6bf8ecaa


<2012年5月1日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/780d554185c3b553d9f071e219c8bdb1



所在地:京都府京都市山科区小野御霊町35
宗派:真言宗善通寺派
御本尊:如意輪観音
創建:正暦2年(991年)
開基:仁海僧正
札所:真言宗十八本山


【延命地蔵堂】








無料駐車場に車を停めて地蔵堂へお参り。


【薬医門】


九条家所縁の天真院尼の寄進により、
寛永年間(1624-1631)に建立されたもの。

さすがに朝8時45分だとまだ閉まってた。
当然拝観も出来ないので付近を散策。


【仁海僧正供養塔】


随心院の裏手に回ると供養塔がありました。

これは完全に今まで見逃していましたね。

更に裏側を回って見ると神社発見。


【清滝権現】






小野小町所縁で華やかな印象の強い随心院の裏側に、
清滝権現がこんな場所にあったとは。

結構寂しい雰囲気なんですよね。

お寺と神社、まさに表裏一体といった感じです。


【境内社】



【鳥居】



【薬医門】


柵はあるが門が開いていた。


【大玄関】



【庫裏】


拝観料を支払い中へ。


【中庭】



【庭園】







【本堂】


如意輪観世音菩薩坐像、薬師如来像、快慶作の金剛薩捶坐像等、
ズラリと並ぶ素晴らしい仏様達に感動。


【表書院、能の間】


狩野派絵師による傑作と言える襖絵は必見です。

残念ながら撮影不可です。


【心字池】





【経蔵】



【御朱印】




秋限定の書置きの御朱印です。

各100枚限定で500円でした。

萬福寺塔頭・萬松院~宝蔵院(2015年11月14日参拝)

2016年01月23日 | 仏閣
萬福寺の駐車場の前に萬松院という塔頭があったので寄り道。


【萬松院】






とりあえず愛想の無さそうな塔頭だったので軽く参拝。

宇治十三社寺まいりの札所の一つなんで、
もしかしたら御朱印があるかも知れません。


それと鉄眼禅師所縁の塔頭の看板を見たので、
導かれるように移動。(^^



所在地:京都府宇治市五ヶ庄三番割34-4
宗派:黄檗宗
御本尊:釈迦牟尼
創建:寛文9年(1669)
開山:鉄眼禅師


【縁起】




黄檗山宝蔵院は一切経の開版を志した鉄眼禅師が、
仏教国日本に一切経版木の無いことを残念に思い、
寛文4年(1664)頃からこの大願を抱き、同9年には隠元にその志を告げ、
その際、隠元禅師より黄檗山内に寺地と明朝版大蔵経を授かり、
ここに藏版・印刷所としての宝蔵院を建立し、
仏教経典の集大成、一切経を開版されました。

全6956巻、現在仏教各宗派で使われているお経は、
いずれもこの一切経の内に含まれています。


【山門】



【本堂】



【地蔵菩薩】



【収蔵庫】


拝観料は必要ですが、
この中で貴重なモノが見れるということで拝観。


【内部】




中に入るとこんな感じ。

暗い倉庫ですね。

こんな倉庫に何があるかというと、
膨大な数の藏版と呼ばれる板。

これらは全部で国の重要文化財に指定されています。








ズラリと高く置かれた版木は6万枚もあるとか。

スゲー!

御住職に写真撮影の確認をすると快諾していただく。

とても嬉しい。(^^






縦26センチ、横82センチ、厚さ1.8センチ。
版木材料は全て吉野桜。
書体は明朝体で現在広く使用している書体としての明朝体は、
これから発したものだそうです。






御住職にいろいろと説明をしていただく。

奥の方に行くと人の気配がする。

こんな暗い場所で何をしてるのかと思ってると、
現在も職人さんが版木を使って経本の印刷しているとか。

一切経は初刷より現在まで約2000部が印刷。

これだけ印刷技術が発達した現代で、
今なおこの版木を使用しているとは驚きですね。

全く知りませんでした。


【如意佛】




刷るとこんな感じ。


【一切経元版】


御住職に二階も見せていただく。








普段は版木の保護の為、出来るだけ光に当てないそうです。


【韋駄天】




男前の韋駄天。

写真撮影OKでした。


【鉄眼禅師】





【般若心経】



【御朱印】



【感想】
あれだけの膨大な版木はとにかく凄かった。

版木にそれほど興味は無かったけど、
何だかよく分からないけどスゲー興奮したよ。

これは一見の価値ありです。

萬福寺(2015年11月14日参拝)

2016年01月22日 | 仏閣
本日最後の参拝となるのが黄檗宗大本山の萬福寺。

こちらのお寺は中国色が強く、
個人的には好みではないので、今まで避けてきましたが、
食わず嫌いは勿体無いのでようやく重い腰を上げての参拝です。

ナビに誘導され有料駐車場に車を停めて境内を目指して歩く。

5分くらい歩いて総門に到着。

なにー?
総門近くにも駐車場あるやんけ。(泣)



所在地:京都府宇治市五ヶ庄三番割34
宗派:黄檗宗
御本尊:釈迦如来
創建:寛文元年(1661)
開基:隠元隆
札所:都七福神めぐり



【総門】


元禄6年(1693)再建された重要文化財。

扁額の第一義は禅の本髄のことですね。


【放正池】


向こうに見えるのが三門です。


【三門】


延宝6年(1678)建立の重要文化財。

これはまた見事な堂々たる門です。

登ってみたいなぁ。
特別拝観が過去にあったようですが、
黄檗宗の楼上の中は空っぽが基本ですけどね。


【天真院】


こちらの表門は萬福寺の惣門と同じく、
印象的な門ですね。

萬福寺の塔頭となります。




ここから先は入れませんでした。

銀杏庵という普茶料理を経営しているようです。

普茶料理というのは初めて知りました。

普茶とは普(あまね)く衆人に茶を施すという意味であり、
法要や仏事の終了後に僧侶や檀家が一堂に介し、
茶を飲みながら重要事項を協議する茶礼に出された食事が原型とのこと。


【境内】


とんでも無く広い境内です。

真ん中に中心伽藍があり、左右に諸堂を配置していますね。
これは本山クラスの禅宗伽藍でたまにある配置です。


【通玄門】




重要文化財。


【開山堂】






重要文化財。

開山堂もでかい。

これほど大きい開山堂は初めて見た。
さすが大本山ですね。


この辺りから雨が激しく降ってきた。

これは撮影も苦労するなぁ。


【松隠堂】


隠元禅師の隠居場所だったとか。

こちらも過去に特別公開がありました。


【回廊】



【境内】



【寿塔】


重要文化財。

隠元禅師の墳墓というか、
寿塔というのは生前に立てる卒塔婆という意味合いが強い。


【石碑亭】


重要文化財。

後水尾天皇が隠元禅師に送られたの諡である
特賜大光普照國師塔銘と刻まれています。


【境内】





【合山鐘】




回廊に鐘があるのは珍しい。


【天王殿】


寛文8年(1668)建立の重要文化財。

雨が酷くて表から撮影出来ませんでした。(泣)




ピンぼけ失礼。(泣)

日本最古の布袋尊にして弥勒菩薩。

うーん、やっぱりどう見ても弥勒菩薩には見えない。(^^;






韋駄天や四天王像が祀られていました。

仏像にフラッシュを焚かない主義ですので、
堂内が暗くてよく映らなかったよ。(^^;

また天気が良い日に訪れたい。


【鼓楼】


延宝7年(1679)建立の重要文化財。


【祖師堂】






寛文9年(1669)の重要文化財。

禅宗初祖達磨大師坐像と開山隠元禅師から57代までの
歴代管長の位牌が祀られています。


【大雄宝殿】




寛文8年(1668) 建立の重要文化財。

うーむ、さすが大本山の伽藍だけある。

その見事さに唸るばかり。

もっと早くこのお寺を訪れるべきだったと後悔したよ。(^^;




中央に御本尊釈迦牟尼佛、両脇侍の迦葉、阿難の二尊者、
堂内の両端には十八羅漢像が祀られていました。

気持ちが引き締まる思いがする、
とても厳かな雰囲気でした。


【禅堂】


寛文3年(1663) 建立の重要文化財。

重要文化財祭り。(笑)

白衣観音、善財童子、八歳龍女が祀られているそうです。


【怨親平等塔】





【大雄宝殿】


法堂側から見たもの。


【法堂】


寛文2年(1662) 建立の重要文化財。

説法を行う場所であり、上堂や住持の晋山式などに使われるとか。




獅子吼費隠書。


【斎堂】




寛文8年(1668) 建立の重要文化財。

緊那羅王菩薩立像が祀られている僧侶の食堂です。


【知客寮】


知客の詰める役寮とのこと。


【雲版】


朝と昼の食事と朝課の時に打つもの。


【開梆】


日常の行事や儀式の刻限を報じる法器。

これは何回も見たことがあります。


【伽藍堂】




寛文9年(1669)の重要文化財。

伽藍を守護する伽藍神を祀る御堂で、
華光菩薩、三面大黒天、弁財天が祀られています。




堂内は中国色が強かったですね。


【華光菩薩】


華光菩薩って初めて知った菩薩なので調べてみました。

元明代に中国で盛んに信仰された神で、仏教では華光菩薩、
道教では五顕霊官・馬元帥として尊崇された神とのこと。

よく三国志の英雄関帝と思われがちですが、
それは間違いだそうです。

下のサイトで詳しく書かれているので、
興味がある方はご確認ください。

http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nikaido/manpukuji.html


【鐘楼】




重要文化財。


【聯燈堂】




昭和48年(1973)再建されたもの。


【売茶堂】




煎茶発祥の地となったことを記念して建てられたもの。


【文華殿】




隠元禅師の遺品や中国伝来の品々、絵画等が展示されていました。

狩野探幽の作品も幾つかありましたが、
普段京都で見る狩野派と違い異質で中国っぽかったですね。

探幽にそのように描かせたんでしょうね。


【御朱印】


6種類の内で2種類をいただきました。


いや~それにしても凄い伽藍の数々であった。

こんなお寺を今まで華麗にスルーしていたとは、
まったくもって不徳の致すところ。

次回は天気の良い朝にゆっくりと参拝しよう。

宝塔寺(2015年11月14日参拝)

2016年01月22日 | 仏閣
伏見区深草の寺社巡りで外せないのが宝塔寺。

こちらも約3年振りの参拝なので楽しみ。


<2012年10月13日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/5121f860fce15cf9ab17b7053c6edbdf



所在地:京都府京都市伏見区深草宝塔寺山町32
宗派:日蓮宗
御本尊:三宝尊
創建:延慶年間(1308-1311)
開山:日像聖人
開基:藤原基経


【仁王門】







【本堂】


慶長13年(1608)建立の重要文化財。


【多宝塔】





【高麗門】





【鐘楼堂】



【門】



【庫裏】


こちらで御首題をいただきました。


【御首題】

瑞光寺(2015年11月14日参拝)

2016年01月21日 | 仏閣
嘉祥寺から車で数分の場所にあるのが瑞光寺というお寺。

私の大好物が見れるので楽しみです。
約3年振りの参拝となります。

無料駐車場があります。



<2012年10月13日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/8220059a24fd31c7be9e796f4a60287f



住所:京都府京都市伏見区深草坊町4
宗派:日蓮宗身延山久遠寺派
御本尊:釈迦如来
開山:日政上人
建立:明暦元年(1665)


【山門】


私の大好物の茅葺屋根の山門です。

屋根に苔が生えてるのがたまらん。(^^




こちらは反対側です。

自動販売機要らんわ~。
何でここに設置するのかな~。

せめて山門の手前や駐車場に置けばいいのに。


【鐘楼堂】



【本堂】




これこれ、
京都で言えば嵯峨野をイメージさせる茅葺屋根の本堂です。(^^

日蓮宗の本堂といえば愛想の無いものが多いですから、
温かみを感じる茅葺屋根の本堂を持つ日蓮宗のお寺は、
全国でもかなり珍しいですよね。


【境内】


境内の庭園もかなり手入れが行き届いており、
この部分でも日蓮宗らしくありませんよね。(^^


【御首題】


お忙しい中、御住職に書いていただきました。

嘉祥寺<深草聖天>(2015年11月14日参拝)

2016年01月21日 | 仏閣
真宗院の前にあるお寺が深草聖天と呼ばれている嘉祥寺へ。

こちらには駐車場がありませんので、
御注意ください。



所在地:京都府京都市伏見区深草坊町7
宗派:天台宗
御本尊:大聖歓喜天
創建:嘉祥4 年(851)
勅願:文徳天皇



【縁起】
嘉祥4 年(851)文徳天皇は、先帝仁明天皇の菩提を弔う為、
天皇の住居であった御所清涼殿を移し寺とし、年号を寺名とした。

文和元年(1352)法華堂の管理の為、
京都持明院の持仏堂、安楽行院が移建されたという。

真宗院が荒廃し時期に法華堂も含めて、
深草案楽行院が建てられたと考えられている。

寛文年間(1661~73)空心僧都が再興し、
安楽行院嘉祥寺として旧嘉祥寺の名は継がれた。

明治27 年(1894)安楽行院は廃され、法華堂を含む跡地は深草北稜として、
宮内庁の管理下に入った。

今の嘉祥寺の本尊は日本最古の大聖歓喜天・深草聖天として親しまれている。


【山門】



【本堂】


狭い境内です。


【境内】





【十二帝供養塔】



【鎮守社】



【御朱印】


墨書き部分はハンコですが、
御住職の字だそうです。

かなり上手なだけに直接書いて欲しかったな。