Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

那谷寺 其の二(2017年8月19日参拝)

2017年10月07日 | 北陸三十三ヵ所観音霊場


金堂や書院等を拝観した次は長い参道を歩いて、
那谷寺を紹介する時に必ず登場する奇岩遊仙境へ向かいます。


【苔】



【護摩祈願所】



【奇岩遊仙境】




ここは昔、海底噴火の跡であったと伝えられ、
永い年月の間、風と波に洗われて現在の奇岩が形成されたものとか。

人口的なものではありませんでした。







奇岩の穴には何体かの石仏が祀られていました。

そりゃ、あの穴を見たら祀りたくなりますね。


【中門】



【池】



【境内】


ここの雰囲気がとても良いです。


【不動明王】




足元には湧き続ける霊水があるということでしたが、
水は見えませんでした。


【石段】



【鳥居】


稲荷社の鳥居ですが、
安全の為に行けないようになっていました。

残念、稲荷社まで行きたかった。


【石仏】



【狛犬】



【大悲閣】


本殿にあたります。

前田利常公により寛永19年(1642)に再建されたもので、
重要文化財。




見事な懸造りですね。


【境内】


登り切った所で振り返り撮影。


【風景】


拝殿舞台から見る風景はこれまた格別。

奥に護摩堂が見えます。


本殿の中は自然の穴の中に、
御本尊十一面千手観世音菩薩が祀られていました。

本殿の大きさに比べ中は広く無く、
千円を支払うと御本尊が見れる「いわや胎内くぐり」が出来ます。

胎内くぐりといえば、岩の間を苦労してくぐるイメージがありますが、
こちらのは普通に歩いて10歩ぐらいで終わります。

とてもあっけない感じで拍子抜け。


【祈祷札・延命箸】


胎内くぐりをするといただけました。

御住職が後で一人一人の名前を読んで御祈祷していただけます。

もし、それが無ければ胎内くぐり料千円は高いと思いますね。

ある意味、商売上手というべきか。(^^;


【池】



【西国巡拝コース】




時間が無かったので華麗にスルーし、
三重塔へ歩く。


【三重塔】






お~、これはまた優美な塔ですね。

寛永19年(1642)徳川家綱の生誕祝いに前田利常公が、
建立したものとされる重要文化財。


【大日如来】





【楓月橋】



【鎮守堂】




白山妙理大権現が祀られています鎮守堂となります。

これほどの大きい鎮守堂は大寺に相応しいですね。

ここには展望台があり対面の奇岩遊仙境を楽しめます。


【奇岩遊仙境】




これがめちゃくちゃいい。

とても楽しめました。(^^


【楓月橋】


境内の下に降りて行きます。


【稲荷社】




下から見た稲荷社です。


【泰澄上人像】



【芭蕉句碑】





【庚申像】





【護摩堂】


上に行く護摩堂があります。






寛永年間に建てられたもので、
元国宝で現在は重要文化財。

堂内には不動明王が祀られています。


【風景】


ここから見えた大悲閣は素晴らしかった。


【鐘楼堂】


寛永年間に建てられたもので、
元国宝で現在は重要文化財。


【参道】


鐘楼堂に続く参道です。


【御朱印】


参拝出来てとても良かったです。(^^

那谷寺 其の一(2017年8月19日参拝)

2017年10月06日 | 北陸三十三ヵ所観音霊場


長閑な風景を見ながら次なる参拝地を目指す。

しかし、この北陸に訪れているのに、
美味い寿司を食っていない事に気付いた。

基本的に食よりも参拝を優先しますが、
北陸の寿司は別です。

個人的に小樽の寿司よりも圧倒的に美味いのが北陸の寿司で、
北陸に来たからには食わないなんて有り得ない。

そういう訳で道の駅氷見漁港に移動。


【氷見前寿司】



【寿司】








全部美味すぎです。(^^

はぁ、幸せや。


【白えび刺身】


美味い、美味すぎて泣きそう。

まさに絶品。

たった924円で至高の感動を得られるから、
必ず注文しましょう。


【すり身汁】


これも美味かったなぁ。

やっぱり北陸の寿司は最高です。

銀座や新地なんかで美味い寿司は幾らでもあるでしょうけど、
そりゃあんなクソ高い値段だったら美味くて当たり前。

北陸の寿司屋さんのように、
安くて美味くてCP高い方が素晴らしいお店ですよ。

さて、心とお腹が満足したので、
本日のメインである那谷寺へ。。

以前から参拝したかった憧れのお寺で、
ようやく参拝出来て感無量でございます。


所在地:石川県小松市那谷町ユ122
宗派:高野山真言宗
御本尊:十一面千手観世音菩薩
創建:養老元年(717)
開基:泰澄上人
札所:北陸三十三ヵ所観音霊場、北陸白寿三十三観音


【縁起】
寺伝によれば養老元年(717)泰澄上人が、
越前国江沼郡に千手観音を安置したのが始まりとされる。

寛和2年(986)花山法皇が行幸の折り、岩窟で輝く観音三十三身の姿を感じ、
求る観音霊場三十三カ所はすべてこの山に凝縮されるとし、
西国三十三観音の一番那智と三十三番谷汲の山号から一字ずつを取り、
自主山厳屋寺から那谷寺へと改められた。

南北朝時代に戦乱に巻き込まれ荒廃、
戦国・安土桃山時代に那谷寺は火災に遭い衰退した。

近世に入って加賀藩藩主前田利常公が、
寛永19年(1642年)頃を中心に再建。

奇岩遊仙境と称される境内は奇岩が集まる岩窟や霊石他、
紅葉狩りの名所としても有名です。


【注連縄柱】


大型の無料駐車場に車を停めていざ参拝開始。


【交通安全祈願所】



【山門】


山門をくぐると長い参道があります。

まっすぐ進みたいところだが、すぐに左折し金堂へ。


【金堂華王殿】




約650年前に焼失し、平成2年(1990)に再建されたもの。

まずは御本尊にお参り。

那谷寺開創一千三百年ということで御開帳され、
御尊顔を拝する事が出来ました。(^^

まだ若い綺麗な御本尊でした。


御朱印はこちらでいただけます。

また、デザインの良いオリジナル御朱印帳もありましたが、
値段と折り合わず買いませんでした。


折角なので拝観料600円に特別拝観料プラス200円で、
書院と庭園を拝観することにした。


【書院】


重要文化財。











【御成間】



【如是庵】


前田利常公の為に千家4代の仙叟が建てたもの。


【書院庭園】



【琉美園】


書院奥に広がる庭園で見る為には特別拝観料が必要です。


【三尊石】






自然の岩面は3つに別れ岩面の裂けた姿が、
阿弥陀三尊のご来迎に似ていることから名付けられたそうです。

これは見応えたっぷりで良かったです。


【了了案】






茶室と休憩所がくっついた落ち着く建物でした。


【石像】


半分裸体のような女性像でした。(^^;




こちらは弁財天かな。


【普門閣遂道】




普門閣に続いていました。


【普門閣】


中は刀剣や掛軸等が展示されている宝物館や休憩所、
ショップが併設されていました。

宝物館は残念ながら撮影禁止でした。


【石仏】


こちらは善光寺式阿弥陀三尊像でしょうか。


さて、長くなりましたので続きはまた明日。

国泰寺(2017年8月19日参拝)

2017年10月04日 | 北陸三十三ヵ所観音霊場
本日のメインの一つである高岡市にある国泰寺へ。

こちらは臨済宗の本山であり、
凜とした雰囲気を写真からでも感じられるお寺なので、
参拝するのがとても楽しみです。


所在地:富山県高岡市太田184
宗派:臨済宗国泰寺派
御本尊:釈迦如来
創建:正安年間(1300年頃)
開山:慈雲妙意禅師
札所:北陸三十三ヵ所観音霊場、越中一国観音霊場


【縁起】
当寺は臨済宗国泰寺派の総本山である。
慈雲妙意(清泉禅師慧日聖光国師)を開山とする。

慈雲妙意は当寺南方の二上山中の草庵で独り坐禅に励んでいたが、
行脚中の孤峰覚明のすゝめにより、紀伊由良の興国寺の法燈国師に参じて、
豁然大悟、その印記を受けた。

正安年間(1300年頃)摩項山東松寺を創開。

後醍醐天皇の帰依を受け嘉暦2年(1327)には清泉禅師の号を賜れた。

翌年には護国摩頂巨山国泰仁王萬年禅寺の勅額を下賜され、
東松寺を改めて国泰寺と称すると同時に、
北陸鎮護第一禅刹特進出世之大道場として、
京都南禅寺と同格の勅願所となった。

その後、守護代神保氏の崇信を得ていたが、
応仁(1470頃)から天文(1550頃)年間にかけての戦乱、
特に上杉勢の越中侵攻によって当寺は荒廃した。

しかし雪庭和尚は後奈良天皇の綸旨を受けて再興。

江戸時代に入り貞亨3年(1686)には現在の大方丈が建立され、
将軍綱吉は当寺をもって法燈派総本山とし、
亨保年間(1720頃)には高壑和尚等によって伽藍の大整備が行なわれた。

明治維新になると排仏毀釈の余波を受けたが、
越受・雪門両和尚は山岡鉄舟の尽力を得て、
天皇殿の再建をはじめ諸堂宇の修造に努め現在に至る。


【参道】


参道手前に無料駐車場があります。


【総門】


禅寺らしく華美にならず実に渋い総門です。

厳しくもあり凜とした雰囲気を醸し出していました。


【勅使門】


随分長い間に渡って開いていないと思われますね。


【境内】


広い境内の向こうに山門が見えます。

早速山門と行きたいところですが、
左側に伽藍があるのでそちらを先に。


【鐘楼堂】



【観音堂】




一瞬納骨堂かと思ったが観音堂でした。




聖観世音菩薩と北陸三十三ヵ所観音霊場の観音さんが、
三十三体祀られていました。


【境内社】




空っぽでした。

盗難にあったのかな。


【経蔵】



【案内】


墓地に行く途中にありました。

クマがでるとかマジか?(^^;


【山門】


渋すぎますわな。(^^


【仁王像】




【境内】




奥に見えるのが法堂です。


【龍渕池】



【弁財天】





【法堂】




豪壮な法堂の内陣は、いささか物足りないものを感じましたね。


【御本尊】



【境内】


法堂から山門を撮影したもの。


【庫裏】



【大玄関】



【大方丈】


貞享3年(1686)再建されたもの。

こちらも本山に相応しい大方丈です。

入って良いのか分からなかったので、
御住職に確認すると御自由にとのこと。

ありがたや。


【月泉庭】






見事な庭園ですね。

この庭園は観光寺院だったら確実に500円取られますが、
こちらは嬉しい無料でした。(^^




巨石の数々は開山国師所縁の二上山のもの。


【禅堂】



【大方丈】







【月泉庭】






荒々しい巨石を配置しているお庭を見てると、
不思議ととても落ち着く。

良いお庭です。


【開山堂】



【写真パネル】


檀家さんを引き連れて何年かに一度、
中国の凄い伽藍があるお寺に参拝していました。

他に秘魔岩寺、北寺塔、臨済寺等でしたが、
どれも伽藍好きにはたまらないお寺でしたね。

いつかは行って見たいけど無理だろうなぁ。(^^;


【御朱印】


御朱印は二種類ありました。

しかし、無念なことに、
三重塔である利生塔や天皇殿を見つける事が出来ませんでした。(泣)

次回参拝する時の宿題となりましたね。

總持寺祖院(2017年8月18日参拝)

2017年09月29日 | 北陸三十三ヵ所観音霊場
寄り道で神社を二社参拝し今度こそ本当に總持寺祖院へ。

その前に遅い昼食で「そば禅」さんに立ち寄り。


【そば禅】



【焼き魚定食】


焼き魚は日替わりで今日はアジでした。

これが抜群に美味かったです。

普段食べてるアジは身が細くてボサボサで美味く無いけど、
こちらのは肉厚で今まで食べてきた中では生涯最高の美味さでした。

定食の値段は確か1200円ぐらいだったかな。


所在地:石川県輪島市門前町門前1-18-1
宗派:曹洞宗
御本尊:釈迦牟尼仏
創建:元亨元年(1321)
開山:瑩山紹瑾禅師
開基:定賢律師
札所:北陸三十三ヵ所観音霊場



【縁起】
約700年前の元亨元年(1321) 瑩山紹瑾禅師によって開創されました。

元亨2年(1322)禅師に帰依された後醍醐天皇は綸旨を下され、
總持寺を勅願所として曹洞賜紫出世第一の道場と定められました。

以後、二祖峨山禅師や五哲と呼ばれる峨山禅師の弟子を中心に、
日本曹洞宗の中心道場として発展してきました。

明治31年(1898)の大火により多くの堂宇を消失、
明治44年(1911)に横浜鶴見に本山が移転。

その後大正、昭和にかけて焼失を免れた伝燈院、慈雲閣、
経蔵等の他に七堂伽藍が再興され、能登の祖廟、祖院として、
現在に至っております。


【寺号標】


そば禅から数分で總持寺祖院に到着。

やっと憧れのお寺に参拝する事が出来ます。

福井の永平寺、鶴見の總持寺が二つの本山を参拝したからには、
この祖院は以前から参拝したかったので感無量です。

駐車場は有料の市営駐車場か、
輪島市役所の無料駐車場になります。

市役所が休みの土日は市役所の駐車場に停めても大丈夫かと。


【三樹松関】


三樹松関という名前ですが所謂総門でしょうね。

元大本山にしては質素な門ですが、
この奥を進むと見事な山門があります。


【山門】




昭和7年(1932)に再建されたもので、
祖院に相応しい威厳に溢れた見事な山門です。

しかし、足元は工事してますね。

この山門を修理するのであろうか。


【経蔵】




加賀六代藩主前田吉徳公が寄進し、
寛保3年(1743)に建立されたもの。

絶賛工事中でした。


【火伏せの松】





【白字橋】



【門】


うーむ、めっちゃ工事してるやん。(^^;


【仏殿】


絶賛工事中。。。

大正元年(1912)に再建されたもので、
御本尊の釈迦牟尼仏修理菩薩、達磨大師が祀られています。


【法堂】


こちらは工事してなくて良かった。(^^


【内陣】








開祖瑩山紹瑾禅師、峨山禅師、道元禅師が祀られています。






御位牌が安置されていました。


【御本尊】




仏殿が修理中ですので、御本尊、尊者、達磨大師等が、
法堂に移されて祀られていました。


【左殿】




守護神三宝大荒神と總持寺の前身諸嶽寺住職定賢律師が祀られています。


【放光堂】


工事中でこれ以上先に進めませんでした。


【香積台】


こちらが拝観受付となります。

鶴見の總持寺にも香積台がありましたね。


【鐘楼堂】



【白山妙理大権現】



【石像】



【十三尊佛・六道観音菩薩】



【味噌摺り地蔵】



【御朱印】


御朱印は三種類ありました。


今回は伽藍が工事中でしたので、
工事が完了したらまた訪れたいね。