Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

弘願寺(2017年4月15日参拝)

2017年05月31日 | 仏閣
金峯山寺山門から黒門方向へ向けてゆっくり歩く。

歯がため関屋地蔵菩薩がいらっしゃる弘願寺に到着。

あやうく通り過ぎるような地味なお寺ですが、
5月の頭に親知らずを抜くので華麗にスルーする訳にはいきません。

はぁ、親知らずを抜くのは怖いわ~。(^^;

そう思いながら縋るように山門をくぐる。

ここも約5年振りの参拝となります。


<2012年5月26日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/cf3d1537441f312b9bc7add130d47107


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山2591
宗派:真言宗高野山派
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開基:聖徳太子


【山門】



【縁切石】


悪縁や不幸と縁が切れますように。


【境内】


実にこじんまりとしたお寺です。

本堂をサクッと参拝。


【地蔵堂】


親知らずを抜いた後、ドライソケットになりませんように。(祈願)


【御朱印】


二種類の内の佛心をいただきました。

これからタクシーを求めて下千本駐車場へ。


【風景】




黒門を過ぎると駐車場まで景色をずっと堪能出来ます。


【大橋】


後醍醐天皇の皇子護良親王が北条方に対し、
ここ吉野に立て籠もった時の空堀に架る朱橋で撮影。


【桜】





【風景】








やっぱり桜の時期の吉野は別格ですね。






ロープウェイが見えました。

まだまだ長蛇の列で並んでるんだろうな。(^^;





昭憲皇太后御野立跡で休憩。

ここから見る風景が雄大で好きなんですよね。
写真ではその雄大さが全然写せて無いのが残念ですが。(^^;




下千本駐車場付近から蔵王堂が見えました。(^^

吉野神宮に行く為にタクシーを探しましたが、
駐車場には一台もいませんでした。(泣)

吉野神宮駅から神宮は徒歩だと山道を1.3キロ歩く必要があるんですよね。

さすがにそれは無理だと諦めました。

という訳で、桜も堪能したので帰るとしますか。

金峯山寺塔頭 脳天大神龍王院(2017年4月15日参拝)

2017年05月30日 | 仏閣
仏舎利宝殿までは蔵王堂からたった30段だけど、
ここから420段の階段がある脳天大神へ。

参拝したことが無かったから知らなかったけど、
ここは金峯山寺の塔頭だったのね。



所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山2482
宗派:金峰山修験本宗
御本尊:脳天大神
創建:昭和26年(1951)
開山:覚澄大僧正


【役行者像】


苦行に向けて役行者がお見送りをしてくれます。


【石段】


このままUターンして帰ろうかなと思う下りです。(^^;

当然の事ながら単なる多くの観光客は流石にここまで来ません。

だってしんどいもんな。
それは痛い程分かるわ。

ここを下りて参拝してまた登ってくるということは、
お寺にお参りしたいという思いと覚悟が無いと無理。

それでは私もいざ参る。


【不動明王】



【倶利伽羅剣】




杖が置いてあったので借りて下りて行きます。

やはり杖があると助かるわ。(^^


【お滝場】





【石柱】


何故か南無妙法蓮華経が刻まれていました。


【不動明王・役行者】



【石段】


まだまだ下っていきます。

ハァハァ・・・


【岩峯大神】



【石段】


もうちょっとです。

しかし、登りの事を考えると、いや、考えたらアカン。(^^;


【龍玉】


無事に到着。

お見送りの役行者像から約6分でした。


【身代り不動尊】



【白龍大神】


結界であるかのような朱橋を渡ると、
鐘楼でも吊っているかのような建物があるますが、
宝泉坊水子地蔵堂というものでした。

水子関係は撮影しないのがポリシーなので、
撮影はしておりません。


【観音像】


まずは本堂でお参り。

造りは神社の本殿のような感じだけど、
雰囲気はお寺の感じ。

神仏習合を感じさせる本堂でした。

その後、社務所前に祀られていた観音さんにお参り。


【石仏・祠】




いろいろありましたが、
一つ一つ撮影する気力がありません。(^^;


【波切不動明王】



【回廊】


お百度参りする場所です。


【境内】


ここまで車で来る事も出来るようです。

調べてみると勝手神社の横道からの林道コースと、
169号線から吉野大橋経由の林道コースがありますね。

そんな楽が出来るとは。

知らんかったわ。(^^;


【祖師堂】





【不動明王像】



【役行者像】



【五條覚澄大僧正像】


これにて参拝終了。

御朱印をいただいて、休憩室で湯で卵を食べてから、
金峯山寺まで450段を登っていきます。

いざ、登ってみると予想以上に楽でした。
そりゃ勿論ハァハァ・・・しましたけどね。

今年の白山登山を目指して運動しているので、
体力がついているようだ。(^^

今なら観音正寺の石段も歩いて行ける気がする。(笑)


【金峯山寺本坊】


本坊前でお会いした若いお坊さんは爽やかな挨拶をしてくれた。

きっちりと教育されていますね。

もし、これが挨拶が無かったらお坊さんの人格と、
お寺の品格を疑うところです。

挨拶って本当に大切だと思いますね。


【仁王門】


絶賛工事中。


【御朱印】


御朱印をお願いすると人数分のお下がりの湯で卵がいただけます。

休憩所にはちゃんとお茶と塩があったので、
とても有難かったです。(^^

大峯山持護院 東南院~金峯山寺(2017年4月15日参拝)

2017年05月29日 | 役行者霊蹟札所
吉水神社から次は徒歩数分で東南院へ。

こちらも大峯山持護院となります。

ここは約5年振りの参拝です。


【東南院】

<2012年5月26日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/7bd181905af87a6d3573b968a20257df


所在地:奈良県吉野町吉野山2416
宗派:金峯山修験本宗別格本山
御本尊:役行者
創建:7世紀後半
開基:役行者
札所:役行者霊蹟札所


【山門】


御本尊御開帳の案内板があったけど、
よく見たら金峯山寺やった。(^^;


【多宝塔】


東南院の見所は何と言ってもこの多宝塔です。

というか、多宝塔しか無いと言っても過言では無い。

もし多宝塔が無ければ単なる旅館です。(^^;






やっぱり美しい塔です。(^^


【御朱印】


御朱印をいただいてから金峯山寺へ。


<金峯山寺>

<2012年5月26日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/35ff174175ce2571beb459219a71ee00


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山
宗派:金峯山修験本宗
御本尊:蔵王権現3躯(重要文化財)
創建:7世紀後半
開基:(伝)役小角
札所:役行者霊蹟札所、神仏霊場巡拝の道、大和四神めぐり、紀伊山地三霊場会


【蔵王堂】


金峯山寺の桜もやはりピークは過ぎていましたね。




それでも可憐な桜に渋い蔵王堂はよく似合う。(^^


【観音堂】





【鐘楼堂】



【南朝妙法殿】


金峯山寺に訪れても下まで降りて南朝妙法殿まで行ったことは無い。

歩き疲れていることもあるけど、
あそこまで歩くと結構遠くてしんどそうに感じるのよね。(^^;

それに金峯山寺とはちょっと異質の雰囲気も感じるし。

でも今回は脳天さんに行くので意を決して行く事にした。(大袈裟)




本日のベストショット。(^^


【不動窟】







【南朝妙法殿】






参拝した時は何の建物で金峯山寺が絡んでいるのか、
よく知らなかったのでちょっと調べてみた。

ここは吉野朝宮という後醍醐天皇の皇居だった場所で、
元は実城寺があった場所。

後醍醐天皇はこの寺を金輪王寺と名前を変え、
吉野朝宮として仮の皇居として京都に戻るのを目指した。

しかしそれも叶わず失意の内に崩御。

徳川家康は吉野修験の強大な勢力を恐れて弾圧政策をとり、
寺号を没収し金輪王寺は実城寺に戻され明治時代には廃寺となった。

現在その跡地は公園および金峯山寺の妙法殿があり、
没収された寺号は吉野勢力とともに日光に移され、
金をとって輪王寺となった。


【仏舎利宝殿】






仏舎利宝殿は案内板によると下記の通り。

昭和42年、金峯山修験本宗初代管長五條覚澄大僧正が、
インドに渡りガンジー首相より釈尊の御真骨を拝戴し、
この仏舎利宝殿を建立して御奉安いたしました。
 
修験道の御開祖役行者は、釈迦牟尼如来の応現身であります
金剛蔵王大権現を金峯山上で御感得。
 
その金剛蔵王大権現御出現の地、山上ヶ岳の湧出岩で採った聖火と、
比叡山延暦寺より奉迎した不滅の法燈を御宝前にかかげて、
仏舎利不滅の法燈として釈尊の遺法を伝えております。


【御朱印】

吉水神社(2017年4月15日参拝)

2017年05月28日 | 紀伊山地三霊場会
桜の時期に訪れたのなら、
ここだけは絶対に外せない場所があります。

それが一目千本で有名な吉水神社です。

ここを訪れないのは気の抜けたビールを飲むぐらい、
残念なことである。(笑)


<2012年5月26日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/10608a0904266cd6d29fbf4a61958860



所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山
御祭神:後醍醐天皇、楠木正成、吉水院宗信法印
創建:明治8年(1875)
社格:村社
札所:紀伊山地三霊場会


【由緒】
白鳳年間に役行者により建立されたと伝えられる。

南北朝時代、後醍醐天皇が吉野に潜幸した時、
宗信法印の援護を受けて吉水院に行宮を設け一時居所とした。

後醍醐天皇の崩御の後、後村上天皇が後醍醐天皇の像を作って吉水院に奉安した。

明治時代に入ると神仏分離の観点から天皇を仏式で供養することが問題視され、
明治4年(1871)5月に五条県が吉水院を神社に改めて、
吉野神社とする案を太政官政府に提出した。

後醍醐天皇を祀る神社を別に作る事を計画していた政府は五条県の案を却下したが、
金峯山寺の廃止が迫る情勢となったことから、奈良県が神社への改組を働きかけ、
明治6年(1874)12月17日に後醍醐天皇社の名で神社になる事が太政官に承認された。

明治8年(1875)2月25日に吉水神社に改称し、やがて村社に列した。


【鳥居】


ここはさすがに吉野では金峯山寺と双璧の超人気神社ですから、
この日もさすがに大混雑。(^^;

神門も人が多過ぎて撮影出来ません。(泣)


【蛭子神社】



【本社】




本社に参るのも大行列なら、御朱印の列も大行列。(泣)

とりあえず参拝。


【書院】


御朱印がいただけるのは15分以上かかるということで、
その時間を待ってるのが勿体無いので書院拝観することにした。

拝観受付には名物宮司さんと巫女さんが居た。

この巫女さんが超可愛くてね。

握手会があったら参加してると思います。(笑)

またあのコに会いに吉水神社に行こう。(^^


【後醍醐天皇玉座の間】


書院には後醍醐天皇玉座の間や秀吉愛用の金屏風等、
数々の文化財と宝物が展示されていました。

てっきり撮影禁止だと思って撮影しませんでしたが、
どうやら撮影はOKだったようですね。

他の拝観者も誰も撮影してなかったように、
誰もが撮影禁止だと思い込んでいたようだ。(^^;


画像はネットで拾ったものです。


【義経潜居の間】


元々お寺だけあって九字切りが見れるとは。


【源義経甲冑】


重要文化財。


【手水鉢】



【祠】





【秀吉花見の本陣】



【北闕門】



【臨兵闘者皆陣烈在前】


孔雀王という漫画を思い出します。(遠い目)


【風景】


ここから金峯山寺の蔵王堂が見えます。(^^


【一目千本】








まぁ、ここの人出の凄いこと。

えらいことになってます。(苦笑)

順番を待って撮影。

後ろで待っている人達がいるので撮影して後ろに下がる。

ゆっくり堪能出来ませんでしたが、
一目千本を観れて本当に良かったです。(^^


【御朱印】


紀伊山地の霊場と参詣道の御朱印帳に書いていただきました。




勝手神社の御朱印です。

基本はこの二種類の御朱印を有無を言わさずいただけますが、
吉水院としての役行者霊蹟札所や楠公の御朱印もいただけるようです。

リクエストしてもいただけない場合もあるかも知れませんが。(苦笑)

喜蔵院~大日寺(2017年4月15日参拝)

2017年05月27日 | 役行者霊蹟札所
善福寺から歩いて数分で次なるお寺の喜蔵院に到着。

ここも約5年振りの参拝です。


<2012年5月26日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/d987a3a0a86a7317706207b05eaf6055


所在地:奈良県吉野郡吉野山1254
宗派:本山修験宗別格本山
御本尊:役行者
創建:承和年間(834-837)
開基:智証大師円珍
札所:役行者霊蹟札所


【山門】



【庫裏・表玄関】


ちょうど桜吹雪で感動しました。


【本堂】


今回は御朱印をいただいておりません。

次の大日寺へ向かう。

メイン通りから横道に逸れて、
観光客が滅多に通らない場所に大日寺はあります。

5年前の参拝時は御本尊を拝めなかったので、
今回は拝めるといいな。


<大日寺>

<2012年5月26日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/beb588c570722e8c7f86f504bccf1dfd


所在地:奈良県吉野郡吉野山2357
宗派:真言宗醍醐派
御本尊:五智如来
創建:白鳳時代
開基:日雄角乗
札所:役行者霊蹟札所


【縁起】
役行者の高弟日雄角乗によって開創されたという
日雄寺の跡地近くに建立された寺院です。

日雄寺には五智如来が祀られていましたが、日雄寺が室町時代に消失。
その後、火難を逃れた五智如来を祀る為に寺院を建立、
名を大日寺と改めたと伝えられています。

元弘三年(1333)北条と戦って敗走した大塔宮護良親王を守って、
壮烈な最期を遂げた村上義光とその子義隆の菩提所でもあります。


【風景】


美しい桜の風景を見ながらメイン通りを歩く。

この辺りは結構撮影スポットが多くて楽しい。(^^

心配していた観光客は多いけど、鬱陶しいほどではありません。




如意輪寺が見えますね。(^^






一目千本の一部がここからも見えました。(^^


【勝手神社】


ここの横の道を下って行くと大日寺はあります。


【山門】


田舎の集落の細い道を少し歩くと大日寺に到着。


【本堂】


境内は本堂と庫裏、祠があるだけの小さなお寺です。




江戸時代の宝永年間に再建されたもの。

本日は無事に拝観出来ましたので、早速堂内に入らせていただいた。


【五智如来】


堂内は思ってた以上に狭いが、
厳かな雰囲気満点でたまらない。

御本尊の五智如来は元国宝で現在は重文ですが、
藤原時代の五智如来が完全な姿で現存していること、
その佇まいの素晴らしさから言っても国宝が相応しい。

時間が許すならずっと見ても飽きる事は無いですね。

感動しました。


撮影禁止でしたので画像はネットで拾ったものです。

吉野には桜だけでは無く、
このような国宝級の仏様もいらっしゃいます。

是非ともその目で見て拝んでほしいです。


【鎮守社】



【御朱印】

善福寺(2017年4月15日参拝)

2017年05月26日 | 役行者霊蹟札所
2010年には吉野水分神社まで歩いて登ったけど、
今回は脳天さんに初めて参拝するので回避。

これから脳天さんまで下りながら寺社を巡って行きます。

櫻本坊を過ぎてすぐに善福寺の看板発見。

ここは参拝した事が無いので寄ってみました。


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山2291
宗派:高野山真言宗
御本尊:薬師瑠璃光如来
創建:白鳳時代
開山:役行者
札所:役行者霊蹟札所


【縁起】
善福寺の詳細は不詳なれど古文書によると、
江戸時代には現在の桜本坊の所にあったという。

明治政府の悪法廃佛毀釈の折、殆どの寺院が潰されていった中で、
善福寺は回向寺院の為残り、時の住職川勝教嶽師の奔走により、
洞川地区との裁判の結果、吉野山に大峯山護持院の権利が六分残った。

戦後諸々の事情から修験本宗金峯山寺末寺として宗教活動をして参りましたが、
平成9年(1997)に50数年振りに高野山真言宗に復帰して現在に至る。


【櫻】



【山門】


こじんまりとしたお寺のようです。

山門で入山料を支払って境内へ。


【絵ハガキ】


拝観料を入れる所に置いてありましたので、
一枚いただきました。

とても良い絵ですよね。

この絵を御朱印帳に書くようになったら、
このお寺もきっと人気が出ると思うよ。(笑)


【本堂】


明治25年(1892)に廃寺であった安禅寺宝塔院護摩堂を移建したもの。

常にお経が流れる中、堂内に御本尊や役行者等が祀られていました。

甘茶を無料でいただきましたが、
余りに美味しくて100円奉納しておきました。(笑)


【庫裏】



【貴久姫龍女・地蔵尊・金剛夜叉明王】



【御朱印】


他にもいろいろあるみたい。(笑)

大峯山護持院 竹林院(2017年4月15日参拝)

2017年05月25日 | 役行者霊蹟札所




櫻本坊から桜の景色を見ながら竹林院へ。

徒歩で数分の距離で平地なんで楽チンです。(^^

ここは吉野で一番宿坊というか、旅館として賑わっていて、
お寺と老舗旅館が合体したような感じといえば分かり易いかな。

こちらも約5年振りの参拝となります。


<2012年5月26日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/094118b8a62b5d00d6afd9d6fef054be


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山2142
宗派:修験道単立寺院
御本尊:不動明王
創建:推古天皇代
開基:聖徳太子
札所:役行者霊蹟札所


【山門】


竹林院には宿泊者限定の駐車場がありました。


【表玄関】


拝観料300円を支払い護摩堂参拝と群芳園を見学することに。


【山桜】


完全に遅かった。(泣)


【護摩堂】


まずは参拝。

御本尊不動明王、蔵王権現、役行者、弘法大師が祀られていました。


【桜】



【群芳園】




群芳園は千利休が作庭し、細川幽斎が改修したと言われ、
大和三庭園の一つにもなっているそうです。

他の二つは當麻寺中之坊香藕園と慈光院枯山水庭園です。

奈良は京都と違って朝廷や公家の影響が少なく、
質実剛健の寺社が多いので、お庭に関しては名庭が少ないのです。






あんまりお庭が好きでは無い私ですら、
桜のある時は素晴らしいと思った。

桜はやはり偉大だ。(^^


【天人之桜】




これは見事な枝垂れ桜でした。(^^


【東屋】


小高い場所に上がると渋い休憩所がありました。


【桜】



【境内】


向かって右が宿坊、左が護摩堂の屋根になります。




護摩堂奥の山桜はまだまだ見頃でした。(^^


【御堂】



【桜】



【鎮守社】



【御朱印】


書置きのカラフル御朱印もありました。


竹林院から少し上に行くと上千本行きのバス停があります。

今日もバス待ちで観光客がめっちゃ並んでたけどね。(^^;

大峯山護持院 櫻本坊(2017年4月15日参拝)

2017年05月24日 | 役行者霊蹟札所


如意輪寺口バス停から中千本公園までバスで190円で行けますが、
桜を楽しむ為に如意輪寺の山門から中千本へ歩いて行く。






山門から暫く下って行き、
今度は登って行くと如意輪寺が見えます。




遠くの桜を観る分には充分美しいが、
近くだと見頃を過ぎているのが分かって少し悲しい。

吉野山の観光協会は見頃と書いていたのに。(^^;


【徳潤門】


歩いて吉野中千本バス乗り場に到着すると、
櫻本坊の徳潤門という門が見えた。

如意輪寺の山門から谷を下って登って、
この徳潤門まで約20分かかりました。

桜の時期は歩きで、それ以外の季節はバスか車を利用をお勧めします。


それにしても櫻本坊は5年前に参拝してましたが、
この門の存在は全く知らなかったなぁ。



<2012年5月26日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/88cd1af607d83cd00b4e420c7679c4b2


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山1269
宗派:金峯山修験本宗
御本尊:役行者神変大菩薩
創建:伝・天武天皇2年(673)
開基:伝・天武天皇
札所:役行者霊蹟札所


【出迎不動】


徳潤門から石段の途中でお出迎え。

すぐに境内に到着。


【夢見の桜】


天武天皇が夢でご覧になられた枝垂れ桜で、
毎年3月末から4月始めが見頃。

なので15日では既に遅かったです。

拝観料400円を支払い各堂を拝観させていただく。

まずは大師堂で弘法大師に御挨拶。

堂内には歴代将軍や政所のお位牌が安置されていました。


【聖天堂】


大聖歓喜双身天王、十一面観音菩薩が祀られていました。

10月1日に秘仏十一面観音菩薩が特別御開帳されます。


【宝聚堂】


奥に見えるのが宝聚堂で廃仏稀釈を逃れた重文の釈迦如来、地蔵菩薩、
天武天王御神霊等が祀られている宝物殿です。

4月上旬と11月中旬に特別拝観で御開帳され、
特に天武天皇が御念持仏として祀られた釈迦如来が拝観出来ます。


【本堂】


重文の御本尊役行者神変大菩薩、蔵王大権現、
理源大師像等が祀られていました。

11月中旬には天武天皇御神像が御開帳されます。

やはり本堂の内陣の雰囲気が一番厳かで良かったです。(^^

拝観料400円をセコって拝観しないのは勿体無いですぞ。


【辨天社】



【桜】








ここの桜は見頃で最高でした。

満足。(^^




こっちの桜は見頃は過ぎていましたが、
なかなか良かったです。


【不動明王】



【役行者像】



【仁王門】



【仁王像】
 


【御朱印】
 

神変大菩薩、地蔵菩薩、佛陀の三種類がありました。




こちらは書置きの色紙御朱印です。

売り切れだったようですが、
他にも八種類のカラフル御朱印もあったとか。

吉野の各寺ではこのようなカラフルな御朱印が増えましたね。

修験の厳しい寺であっても時代の流れに乗っちゃうのね。

如意輪寺(2017年4月15日参拝)

2017年05月23日 | 近畿三十六不動尊


先日、大阪で桜を各所で見てきたけど、
天気がイマイチだったのが心残り。

吉野観光協会のツィッターを見ると、
中千本の桜が満開で見頃だというのを見て、
前日に近鉄特急の指定席を押えて吉野駅に来てもうた。(^^

まだ参拝していない如意輪寺をメインに、
吉野山の寺社を巡りたいと思います。


【桜】


駅前の桜。(^^


【バス停】


朝8時半に吉野駅に着くと中千本行きのバス待ちの行列が。(^^;

まぁ、これは想定済みですが、
何本のバスを待たなければならないのかと危惧していた。

しかし、臨時バスも多く出ているようで2台目のバスに乗れた。(^^

ちなみに吉野駅からロープウェイに乗って、
黒門近くまで行けますが、こちらも長蛇の列でした。

バスは渋滞している登りの観光道路を走り如意輪寺口バス停で下車。

バス停付近には臨時の有料駐車場(1500円)がありました。
健脚でしたら如意輪寺経由で中千本や吉水神社に行く事も可能です。

ここに停めるなら桜の時期の吉野に車で来てもいいかな。
勿論朝の早めなのは言うまでもありませんが。

如意輪寺口バス停から歩いて5分で如意輪寺に到着。


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山1024
宗派:浄土宗
御本尊:如意輪観世音菩薩
創建:延喜年間(901-922)
開山:日蔵上人
札所:近畿三十六不動尊霊場、役行者霊蹟札所


【縁起】
平安時代の延喜年間に日蔵上人により開かれたと伝わる。

南北朝時代、後醍醐天皇が吉野に行宮を定めた際に勅願所とされたが、
天皇は還京叶わぬまま崩御して本堂裏山に葬られた。

以来寺運は衰えたが、慶安3年(1650)文誉鉄牛上人によって再興され、
その際に真言宗から浄土宗に改宗した。

以後、念仏を弘通し御陵の守護に任じ、現在に至る。


【山門】


山門手前に10数台停めれる無料駐車場がありました。

どうやらバス停前の大型駐車場も観桜期以外は、
如意輪寺の無料駐車場のようですね。

拝観料400円を支払い権現堂や宝物殿、多宝塔エリアへ。

本堂や不動堂等は無料で拝観出来ます。

拝観受付では限定の御朱印帳の販売や近畿三十六不動尊霊場の
御朱印授与もしておりました。


【勅使門】



【御霊堂】




普段は秘仏の後醍醐天皇像が祀られていますが、
特別公開されていました。

この像は後醍醐天皇自ら刻んだとされる。

小さいし遠目から見ることになるので特に印象が残りません。(^^;

堂内は撮影禁止でした。


【権現堂】


源慶作の重要文化財であり後醍醐天皇持仏である
金剛蔵王権現像等が祀られていました。

数は少なかったけど見応えがありました。

こちらも撮影禁止でした。


【桜】


この辺りはちょっと遅かったか。


【楠木公父子の像】


楠木正成・正行の櫻井の別れ表現した石像です。


【宝物殿】




楠木正行の遺品等、南北朝時代の寺宝が安置されていましたが、
こちらも撮影禁止でした。


【風景】


宝物殿の裏から中千本方面を撮影したもの。

美しく感じましたけど桜はやはり見頃は過ぎていたようだ。


【報国殿】


老舗の旅館のような建物があったので行ってみた。




中でゆっくり休憩出来るかな~と思っていたら、
抹茶や葛きり等を注文しないと休憩出来ませんでした。(^^;




はぁ~やっぱり天気の良い日の桜は素晴らしい。

吉野まで行って良かったと心から思う。


【桜】




上にある多宝塔に行くと道中で桜を楽しめます。(^^


【風景】



【多宝塔】




大正15年(1926)に建立されたもの。






桜とのコラボが美しい。(^^


【風景】




これにて有料エリア拝観終了。

拝観する価値は充分ありますよ。

観光客が少なくゆっくり桜を楽しめますし、
吉水神社のように大混雑で酷い事にならないしね。


【猫不動尊】


拝観受付横にある庫裏の玄関に置かれていた猫不動尊。

これについてとやかく言うまい。(^^;


【本堂】


慶安3年(1650)に再建されたもので、
御本尊の如意輪観世音菩薩が祀られています。

堂内は見る事も出来ませんでした。


【楠木正行御手植木斛】



【境内】



【不動堂】


近畿三十六不動尊霊場札所。

難切不動明王が祀られていました。


【鐘楼堂】



【役行者堂】


役行者霊蹟札所。


【地蔵尊】



【後醍醐天皇腰掛石】



【正行公埋髻墳】



【至情塚・歌碑】


四条畷の戦いで戦死した楠木正行の菩提を弔う為に髪を切り尼となった、
日野俊基の娘である弁内侍という後村上天皇に仕えた女官の
黒髪の一部を埋めたのが、この至情塚だそうです。


【藤本鉄石招魂碑】



【山門】




こちらの山門から中千本に行く事が出来ます。


【風景】



【御朱印帳】


拝観受付でいただいた200冊限定の御朱印帳。

買う予定は無かったが、この御朱印帳を買わないと、
後醍醐天皇の墨書きはしていただけません。

御朱印込みで1800円でした。


【御朱印】


近畿三十六不動尊霊場のバインダー形式用の御朱印。

こちらも拝観受付でいただきました。




別の朱印所でいただいた御朱印。

三種類ありました。




三種類とは別に春限定の書置きのカラフル御朱印です。

普段なら同じ墨書きの御朱印を同日にいただかないのだが、
天皇の名の御朱印はとても有難いのでいただきました。


初めて訪れた如意輪寺。

次回は桜というお化粧をしていない、
スッピンのお寺の雰囲気を楽しみたいと思う。

熊鷹稲荷神社(2017年4月12日参拝)

2017年05月22日 | 神社


住之江公園駅からバスに乗って15分ほどで某社に到着。

やっぱりデカイねー。

社員さんの多くがバスを利用しているようだ。

守衛で受付を済ませ境内、いやもとい、構内に入りました。




何これ?
果てしなく遠いんだけど。(^^;

こんなん毎日社員さんは歩いているのか!

当然の事ながら車通勤してるとばかり思っていたけど、
会社では認められた人以外は禁止のようです。

驚いた事に構内での自転車運転も数少なく、
これも自動車同様許可された人だけとか。

マジかー。

こんな長い直線道路をひたすら歩くのはきついよ。

デブなら軽く死ねるレベルです。(苦笑)




これは某社の協力会社です。

この建物だけでもかなりデカイ。

構内を5分くらい歩いたでしょうか。

まだ半分も行っていない場所に神社発見。

まぁ、とりあえず参拝しますわな。(笑)


所在地:大阪府堺市堺区
御祭神:熊鷹稲荷大明神
創建:昭和6年(1931)


【鳥居】




これはすぐに稲荷社だと分かりました。

多くの企業が大なり小なりの社を屋上や構内に造って、
稲荷神社を建立していますからね。

全国には登録している神社は約8万5千もあるという。

しかし、このような登録していない企業の稲荷神社って、
全国で数多くあるから、少なく見積もっても5万社以上は存在するでしょうね。




間違い無く伏見稲荷大社から勧請されたものですね。


【手水鉢】


綺麗な水でした。


【本殿】




会社の規模の割りに小さな本殿です。

参拝も済んだことだし商談がある棟へ歩く。


【棟】


神社からまた5分ほど歩いたらようやく到着。

建物はデカイし遠いわ。(^^;

はぁ、しんど。(苦笑)




守衛方面を撮影したけど、守衛がいる正門が見えません。(泣)

マジで遠すぎ。(泣)

スマホで距離をチェックしてみると、
ここまで約1.1キロ。

歩くのが速い私ですら13分ほどかかったから、
遅い人だったら15分以上はかかるな。

こんなん毎日よく歩くわ。(呆)

ほんまにお疲れ様です。


とりあえず企業にある神社の初レポは終了。

熊鷹稲荷神社には当然ながら御朱印はありません。(笑)

千葉県のキッコーマンの敷地内にある琴平神社で、
去年の11月に式年大祭限定御朱印を出した時は笑っちゃったけど。

大阪護国神社(2017年4月12日参拝)

2017年05月21日 | 神社
本日は仕事の商談で某社に電車とバスを乗り継いで行くのですが、
大阪市営地下鉄住之江公園駅から南海バスに乗らなくてはなりません。

車でないと行くのが不便な場所に某社があるから、
電車とバスだとこれが非常にめんどくさい。(^^;

事前調べによると住之江公園駅前に大阪護国神社があるので、
某社に行く前に約3年半振りに参拝することにした。


<2013年10月5日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/997241eed981ae12c31b342266c9fe73


所在地:大阪府大阪市住之江区南加賀屋一丁目1番77号
御祭神:大阪府出身または大阪府に縁故のある殉国の英霊 約15万5千柱
創建:昭和15年(1940)
社格:内務大臣指定護国神社・別表神社


【鳥居】




おー、予想以上に桜が綺麗や。(^^

桜があると普段殺風景な護国神社も華やかになるね~。

さすが桜の威力は抜群です。


【境内】




ここの境内でこれだけの桜が咲くとは思わなかったな。


【手水舎】




前回参拝時は水が濁り切っていて閉口したもんだが、
今日はとても綺麗な水でした。

やはり神社はこうじゃなくっちゃ。(^^


【桜】








今日も天気が曇りなんで桜が映えませんが、
近くで見るととても美しい。

そして癒されます。(^^




落ちた桜も美しい。


【拝殿】






朝から気持ちが引き締まりますね。


【境内】


拝殿から鳥居方面を撮影。


【奉安殿】



【桜】







【予科練貴様と俺と翼之碑】


いや~、ここの桜がこれほど楽しめるとは全くの予想外であった。

青空の下であればもっと楽しめと思うけど、
これだけの本数の桜があれば満足出来ました。

また来春に訪れたいね。


御朱印は朝8時だったのでいただいておりません。

万博記念公園桜まつり(2017年4月9日入園)

2017年05月20日 | 旅行、その他
今日は東寺で桜の夜間拝観出来なかった悲しみを癒すべく、
日本さくら名所100選にも選ばれている万博記念公園へ。

満開ということで楽しみです。

万博記念公園には大型の有料駐車場がありますが、
混雑と渋滞を懸念して生まれてこのかた乗った事の無い、
大阪モノレールに乗ってみた。

モノレールって普通の電車と違って揺れも少ないし、
乗り心地は良かったです。




万博記念公園駅に着くと公園とは反対側の、
ららぽーとEXPOCITYに行ってみた。


【ソメイヨシノ・ハナカイドウ】






ピンクと白のコラボはとても美しい。




ハナカイドウの花ってこんなに綺麗だとは知らなかったよ。


【ららぽーとEXPOCITY】


今日も天気は冴えないね~。(^^;


【ガンダムVSシャアザク】


ガンダム専門店GUNDAM SQUARE前に、
初代ガンダムファンにはたまらないものが。

これは胸熱。(^^

もうこれで満足したので万博記念公演へ。


【万博記念公園中央口】




公園だけどお金取られます。(^^;
高校生以上が250円で小中学生が70円、幼児は無料でした。

11時に入園した時はスムーズに入れましたが、
14時頃は入場制限する程の混雑でした。

入園はやはり午前中に入った方が良いですよ。


【太陽の塔】






初めてこんなに近くで見れました。

結構嬉しいもんです。(^^


【桜】




公園内では既に桜を楽しむ人が一杯です。

桜の木の下で宴会とか食事を楽しみたい人は、
10時ぐらいには入っておきたいですね。






うーむ、桜が満開なのは良いが、
どんよりとした曇り空では綺麗に見えません。(泣)






太陽の塔も見れますよ。(^^


【たこ焼き】


500円。
味はイマイチだったかな。(^^;


【全国大陶器市】


知らなかったけど陶器市が開催されていました。

焼き物好きとしては嬉しい。(^^










全国各地の焼き物があって見てるだけでも楽しい。

大好きな備前焼もあったけど、
値段と折り合わず購入出来ず。(泣)

備前は信楽と比べると値段が高いのよね。(^^;






高級な伊万里焼。

買えません。(^^;






高い備前焼。

値段が無かったので飾りの非売品だと思う。

また伊部に行きたいな~。(^^

結局買わなかったけど、
桜より焼き物を見ている時間の方が長いという。


【桜】




見納め。

ここは大阪でも屈指の桜の名所ですね。

来年以降、天気の良い日にまた訪れたいと思う。

石切桜坂~枚岡神社(2017年4月8日参拝)

2017年05月19日 | 一宮
いよいよ桜の季節がやってまいりました。

関西花の寺二十五カ所霊場の札所に参拝しても、
花が咲いて無い時期に訪れるのがゴマラー。

お寺が花で観光客を呼びたいのか知らないけど、
私は花を目的に参拝することは滅多に無い。

しかし桜だけは別格。

見ていて心がとても和む桜は必ず観に行くようにしている。

どこに桜を観にいくかは毎年悩むんだけどね。

まずは昨年同様、東大阪市の石切神社の近くにある桜坂で桜を観て、
その後は河内国の一宮である枚岡神社から京都の東寺に参拝の予定です。


【石切桜坂】


今年もここに訪れましたが天気が悪いと桜も映えないね~。(^^;

去年も天気がこんな曇りだったのよね。(泣)




上に登っていけば近鉄石切駅に着くこの坂は歩けば結構きついです。




下りはこんな感じ。






天気は良く無いけど、
桜を観ると心が晴れていくね~。(^^

やっぱり桜は最高や。






石切駅近くから見た桜と大阪平野。

さて、これから枚岡神社に行きますか。

石切駅から最寄の枚岡駅まで僅か二駅、
車だと10分もかからず到着することが出来ます。



所在地:大阪府東大阪市出雲井町7番16号
御祭神:天児屋根命、比売御神、経津主命、武甕槌命
創建:(伝)初代神武天皇即位前3年
社格:式内社、河内国一宮、官幣大社、別表神社
札所:神仏霊場巡拝の道


【桜】




枚岡神社と言えば梅なんですけど、
無料駐車場に何本か桜が咲いていました。(^^



【注連縄柱】





【拝殿】





【中門】



【桜】





【本殿】





【桜】







【御朱印】



今日はこれで終わりません。

高速をブッ飛ばして京都の東寺に到着。


今朝の情報番組で東寺の夜間拝観が特集されていて、
東寺の桜が見頃だということで行ったけど、
着いてみると拝観待ちで何百人もの長い行列。

うわ~、東寺の夜間拝観は余裕で見れると思ったけど、
東寺の人気を舐めとったわ。(^^;

こんなん並んでられんし、雨も激しく降ってきた。

大阪は全く降って無かったけど、京都では雨ということはよくある。

うーむ、雨の時に桜を観ても全く美しく無いので、
結局、東寺の夜間拝観は華麗にスルーしました。(^^;

無駄に高速代を使っただけで帰宅の途へ。

こんなこともあるわな。

百済寺・春日若宮神社(2017年4月1日参拝)

2017年05月18日 | 大和北部八十八ヶ所霊場
本日最後の参拝となるのが百済寺です。

大和郡山から北葛城郡に南下し約30分で到着。

ここは無住のお寺で同じ境内の春日若宮神社が管理しているそうです。

御朱印を西南院でいただいたので、
てっきり西南院が管理しているのかと思っていたけどね。

その百済寺の見所は何といっても三重塔です。

これを観に訪れました。

車は近くの百済公園に停めるか、
鳥居前に2台分程のスペースがありました。



所在地:奈良県北葛城郡広陵町百済1168
宗派:高野山真言宗
御本尊:毘沙門天
創建:不明
開山:不明
札所:大和北部八十八ヶ所霊場


【縁起】
伝承によればこの寺は聖徳太子建立の熊凝精舎を引き継いだ
百済大寺の故地であるという。

百済大寺とは7世紀前半に創建された官寺で、再度の移転・改称の後、
平城京に移転して南都七大寺の1つ大安寺となった。

舒明天皇11年(639)7月条に舒明天皇が、
「大宮及び大寺を造作らしむ」と命じた旨の記事があり、
大宮と大寺は百済川の側に造られたという。

この百済大宮と百済大寺の所在地を広陵町百済に比定する説は古くからあり、
江戸時代の延宝9年(1681)成立の地誌和州旧跡幽考も当地を百済大寺の旧地としている。

しかし当地における百済の地名が古代から存在した証拠がないこと、
付近から古代の瓦の出土がないこと、飛鳥時代の他の宮(岡本宮、厩坂宮等)の所在地が、
飛鳥近辺に比定されるのに対し、百済宮のみが遠く離れた奈良盆地中央部に位置するのは、
不自然であることなどから、この地に百済大寺が所在したことは早くから疑問視されていた。

1997年以降、桜井市吉備の吉備池廃寺の発掘が進むにつれ、
伽藍の規模、出土遺物の年代等から、この吉備池廃寺こそが、
百済大寺であった可能性がきわめて高くなっている。

現・広陵町の百済寺は室町時代には多武峰領となっていた。
江戸時代初頭の慶長年間(1596-1615)には6坊を数えたが、
江戸時代後期の天保年間(1830-1844)には、
中之坊と東之坊の2坊を残すのみであった。



【鳥居】


お目当ての三重塔の前に鳥居があります。

参拝した時は百済寺の単なる鎮守社の鳥居かと思っていましたが、
同じ境内に鎮座する春日若宮神社の鳥居でした。

奈良県では珍しい神仏習合のようです。


【狛犬】



【三重塔】






実に渋い。

さすが重要文化財の事はありますね。


【春日若宮神社・末社】








ここは稲荷社のみサラッと参拝。


【拝殿】




拝殿前は寂しいというか若干の廃れた感が漂います。

あんまり好きじゃない雰囲気です。


【三重塔】


いいですね~。

全く見飽きる事がありません。

素晴らしい。(^^


【万葉歌碑】





【本堂】


百済寺を参拝していると三重塔のみと勘違いしそうなんですが、
見落としがちな所に本堂はあります。

談山神社の本殿を移築したということらしいけど、
それにしてはちょっと小さいというか、物足りなさを感じる。

内陣には御本尊の毘沙門天が祀られているということですが、
当然のように内陣は見ることすら出来ませんでした。

後で調べたところ、隣に住む春日若宮神社の宮司さんにお願いすれば、
拝観させていただけるとのこと。

本当に宮司さんが百済寺を管理しているようだ。

それにしても御朱印は西南院が対応しているのに、
全くややこしいことになってるな。


【御朱印】


ちなみにwikiやブログでは十一面観音菩薩が御本尊と書かれているが、
境内の案内板によると毘沙門天が御本尊と明記されていたので、
ここでは案内板を信じて毘沙門天を御本尊とさせていただく。

御朱印にも毘沙門天と書かれているので、
毘沙門天が正解でしょう。

ちなみに御詠歌の御朱印を西南院でいただけます。


春日若宮神社の御朱印は恐らく無いと思われます。

これにて本日の参拝は終了。

今回も充実した旅であったが、
次回はもう少し大和郡山を満喫したいと思う。

矢田坐久志玉比古神社(2017年4月1日参拝)

2017年05月17日 | 神社
龍田神社から約7キロ程離れた場所に鎮座する矢田坐久志玉比古神社へ。

またまた大和郡山に戻ってきましたよ。(^^;

この神社は全然有名ではありませんが、
かつては式内大社の由緒ある古社です。

今日はどうしてもあの楼門が見たくて参拝しました。

やたら長ったらしい矢田坐久志玉比古神社は、
「やたにますくしたまひこじんじゃ」と読みます。


所在地:奈良県大和郡山市矢田町965
御祭神:久志玉比古神、御炊屋姫命
創建:不明
社格:式内大社、郷社


【由緒】
延喜式内大社で古くは矢落大明神、又は矢田の大神と称し、
神裔は雄族物部氏である。
 
創建年代は不詳であるが六世紀前半の頃までは、
畿内随一の名社として栄えたと伝えられ、当地方最大の古社である。
 
御祭神・櫛玉饒速日命が降臨する際、天磐船から放った3本の矢の内、
二の矢が落ちた場所と伝えられ、矢落神社とも言われている。

古典に「天磐船に乗りて大空を翔行り」の故事に基づき、
航空祖神として斯界関係者の崇敬を聚め恩恵を蒙っている。

江戸中期の神仏習合時代の金剛山寺明細帳覚によれば、
矢田村の総鎮守で金剛山寺と東明寺2寺の僧侶が神役を務めたとある。

明治43年(1910)に村社・八幡神社を合祀、
昭和13年(1938)に県社に列せられた。


【鳥居】


鳥居横に広場のような無料駐車場がありました。


【楼門】




小ぶりながら渋い楼門です。

よく見ると面白いモノが見えてきます。


【プロペラ】


奉納された九一式戦闘機のプロペラが吊るされていました。

これは面白いですね。


【狛犬】



【ニ之鳥居】


楼門をくぐって拝殿と本殿がある神域に入ると雰囲気は一変。

ここの雰囲気がめちゃくちゃいい。

さすが式内大社といったところか。


【御神馬】



【拝殿】







【本殿】


向かって左が八幡神社、右が本殿です。

両方とも重要文化財。




南北朝時代に建立されたもの。

近くで見れないのが残念ですが、
おいそれと近寄れない雰囲気もありました。


【ニ之矢塚】



【御朱印】


神職さんが御不在で書置きをいただきました。


個人的にかなり好きな雰囲気の神社で、
参拝してとても良かったです。(^^