Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

蓮華王院 三十三間堂(2017年10月21日参拝)

2017年11月26日 | 洛陽三十三所観音霊場
大満足の国宝展であった。

雨が降って鬱陶しい天気であるが心は晴れ晴れだ。

このまま帰宅しても良いが、
そうしないのがゴマラーです。

ちょうど京都国立博物館前には、
素晴らしい仏様達がいらっしゃる三十三間堂がある。

参拝するしか無いでしょ。(^^

そういやここも久しぶりで約3年1か月振りの参拝となります。


<2013年9月14日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/5dc3811c1634a9f5b32fb51bf50866a6


所在地:京都府京都市東山区三十三間堂廻町657
宗派:天台宗
御本尊:千手観音
創建:長寛2年(1165)
開基:後白河天皇
札所:洛陽三十三所観音霊場


【本堂】


国宝。

早速拝観開始。


【内陣】



(画像はネットで拾ったものです。)

この圧倒的迫力は凄過ぎます。

何回訪れても驚かされますね。

京都に訪れたのなら参拝して欲しいお寺の一つです。


【庭園】



【法住寺殿址碑】


後白河上皇の院御所がここにあったとか。

ここに上皇が居たと思うと胸熱ですね。


【御朱印】


ここだけは限定御朱印とか、
色紙の御朱印は絶対に出して欲しくないね。

それは似合わないから。

壬生寺(2017年1月9日参拝)

2017年02月14日 | 洛陽三十三所観音霊場


本日最後の参拝となるのが壬生寺。

新撰組所縁の寺院として有名ですね。




過去2回参拝していますが、
普段は本堂内陣には入れないので、
チャンスがあれば入りたいと思っていました。

やっぱりお寺は本堂に入ってこそですからね。

今回ようやくチャンスが訪れましたので、
楽しみで仕方ありません。(^^


<2015年2月7日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625777/e/b98bf68c54604959f7c2c41f7b653303?fm=entry_awc


<2011年3月12日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/6f85680e87f1436c70d25ab5f90532a4


所在地:京都府京都市中京区坊城通仏光寺上ル壬生梛ノ宮町31
宗派:律宗
御本尊:地蔵菩薩(重要文化財)
創建:正暦2年(991)
開基:快賢
札所:洛陽三十三所観音霊場、京都十二薬師霊場


【山門】


境内に見える車はお寺と工事関係の車で、
一般参拝客は山門横に有料駐車場に停めます。

結果的に本堂と狂言堂を拝観して駐車場代は200円でした。


【阿弥陀堂】





【本堂】


以前の本堂は昭和37年(1962)に御本尊と共に焼失し、
昭和45年(1970)に再建されたもの。

御本尊は唐招提寺から移されたもので重要文化財。


早速堂内に上がらせていただく。

まず目に付くのが左右の壁と襖に描かれた派手な仏画。

悪くないんだけど、左側の仏画は不気味。
あれは完全に趣味が悪いと言わざるを得ない。

これだから現代作家の仏画は嫌いなんですよね。

あれだけは速攻で撤去した方がいい。

天井を見るとこれまた派手な天井画。

唐招提寺を総本山とする律宗の本堂とは全く思えない雰囲気。

本堂に入るまでは渋い雰囲気だと思っていましたが、
予想外の堂内でした。

その代りといってはなんだが、
御本尊様はお地蔵さんと気軽に言えない威厳があり、
とても素晴らしかったです。

唐招提寺の鑑真和上坐像の「お身代わり像」も初公開ということでしたが、
こちらは昨年造られたもので、由緒や歴史はある像ではありませんでした。


堂内は残念ながら撮影不可でしたので、
撮影許可されていた「旅人間 ~世界を旅したい」様のブログをご覧ください。

http://blogs.yahoo.co.jp/hjbby485/66394685.html


【狂言堂】




本堂を出て端っこにある狂言堂へ。

普段は非公開であるのは当然として、
滅多に公開されないので、超レアな公開となります。

一階は衣装や道具が置かれていて、
狭い階段を上がると何とも言えぬ部屋が。

撮影不可でしたので「旅人間 ~世界を旅したい」様のブログをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/hjbby485/66393874.html

個人的に壬生狂言に全く興味が無いので、
狂言堂を拝観したからといって感動はありません。

しかし、この狂言堂で唯一見逃せなかったのが、
凜とした地蔵菩薩です。


半跏思惟の地蔵菩薩は単なるお地蔵さんにあらず。

どこのお寺の半跏思惟の地蔵菩薩は如来の境地に至ったかのような、
品格と威厳を漂わせていますよね。

狂言堂の地蔵菩薩もそれに漏れることなく、
美しく品を感じました。

狂言堂や演者達を見守っている地蔵菩薩は、
網越しといえど素晴らしさは隠しきれません。

先にあげたブログでは網越しではない地蔵菩薩が見れます。

しかし、取材として撮影許可していただいているブログ主は何者?

ブログをパッと見する限り、
取材という割には私達と同じようなブロガーみたいだけど。(^^;


前から疑問だったんだけど、
取材やテレビだったら撮影許可するのに、
一般には撮影不可っておかしいよね。

あの高野山奥の院ですらテレビだと撮影許可してるし。

何か納得出来ないのよね。

個人的に撮影したものを商売するアホがいるのも事実だけどさ、
撮影禁止にするなら、例えテレビ番組でビートたけしが来たとしても、
頑なに撮影拒否しなよ。

それの方がポリシーを感じてカッコいいよ。

テレビや取材だけ撮影許可するということは、
結局お金ですか?って言いたくなるよね。


【蔵】



【御朱印帳見本】


買わなかったけど、買うならピンクのさくらかな。

下の御朱印帳は絶対買わないな。(^^;


【御朱印】


三種類の御朱印がありますが、
今回は絶対に地蔵尊の御朱印でしょ。(^^

真如堂(2017年1月9日参拝)

2017年02月13日 | 洛陽三十三所観音霊場
次の参拝は紅葉で有名な真如堂。

光明寺参拝したからには真如堂を無視する訳にはいくまい。(^^


<2015年11月21日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625777/e/7f275db556201667bcfc0af95a599b4c

<2014年8月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/53f4f58043b07fce2772e4dff1ba6857

<2011年8月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/b77d7acdeeb6288517dda548164a77b0

<2011年7月2日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/58de7d604ef9cca77c3c6ca3ae636edd


所在地:京都府京都市左京区浄土寺真如町82
宗派:天台宗
御本尊:阿弥陀如来(重要文化財)
創建:永観2年(984年)
開基:戒算
札所:洛陽三十三所観音霊場


【赤門】


紅葉時は不可ですが、
普段は10台ほどの無料駐車場があります。


【境内】


紅葉の時期以外は静かなもんです。


【三重塔】






紅葉と三重塔のコラボに感動した記憶が残っているので、
葉っぱが一枚も無いと寂し過ぎる。(^^;

さすがに脳内で紅葉を補完出来なかったわ。


【本堂】




本堂外陣でお参り。

相変わらず重厚な雰囲気に引き締まる思いです。


【境内】



【花の木】







【御朱印】

真正極楽寺・真如堂(2015年11月21日参拝)

2016年01月26日 | 洛陽三十三所観音霊場
光明寺から歩いて真如堂へ。

夏の時期に過去三度参拝していますが、
紅葉の時期は初めて参拝します。

無料駐車場はありますが、
紅葉の時期は停める事が出来ません。


<2011年7月2日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/58de7d604ef9cca77c3c6ca3ae636edd


<2011年8月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/b77d7acdeeb6288517dda548164a77b0


<2014年8月27日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/53f4f58043b07fce2772e4dff1ba6857




所在地:京都府京都市左京区浄土寺真如町82
宗派:天台宗
御本尊:阿弥陀如来(重要文化財)
創建:永観2年(984年)
開基:戒算
札所:洛陽三十三所観音霊場


【赤門】


ありゃー、まだ紅葉は早いのかなぁ。


【三重塔】


やはり紅葉と三重塔はとても映えますね。

撮影ボタンを押す指が止められません。(笑)


【本堂】


重要文化財。


【紅葉】






うん、やっぱり紅葉はいいね。


本堂に入ってまずはお参り。

金箔を施した天蓋や瓔珞が煌びやかで、
大本山に相応しくとても荘厳です。

外陣からでも充分満足出来るのですが、
今回は拝観料500円を支払って本堂の内陣、書院や庭園を拝観。


【枯山水庭園】






まずは庭を見てから四季殿の中へ。
円山派の7代目という日本画家・国井應祥が描いた
四季折々の襖絵がありました。


【涅槃の庭】




曽根三郎氏によって作庭されたもの。




東山三十六峯(大文字山)を借景としています。


【仏殿】


向こうに見えるのが位牌殿とも呼ばれる仏殿です。

その後、書院奥の仏間で親鸞聖人合掌像、阿弥陀如来立像、
不空羂索観音が祀られていました。

何で親鸞聖人が祀られているのかというと、
比叡山から六角堂へ参詣される際に毎夜参拝され、
親鸞聖人が法恩の為に自ら刻み奉納されたそうです。


【随縁の庭】






この庭は個性的で結構気に入りました。


【中庭】


真如寺っていろいろな庭を楽しめます。


【書院廊下】



【中庭】





【南天】



【渡り廊下】



【本堂裏】



【萬霊堂】


三井家によって建立され、地蔵菩薩が祀られています。


【三重塔】




本堂から撮ったもの。


【紅葉】


靴を履いて本堂裏側を歩いてみる。


【蔵】





【本堂】



【石薬師堂】





【勅使門】



【萬霊堂】



【御朱印】

法性寺(2015年11月14日参拝)

2016年01月16日 | 洛陽三十三所観音霊場




東福寺の紅葉チェック。

全然ですね。(^^;

こんな天気が悪い日で、紅葉もまだまだ大したことが無いのに、
観光バスから降りてくる観光客多数。

私は東福寺をスルーして洛陽の札所である法性寺へ。



所在地:京都府京都市東山区本町16丁目307番地
宗派:浄土宗西山禅林寺派
御本尊:千手観音菩薩
創建:延長3年(925)
開基:藤原忠平
札所:洛陽三十三所観音霊場



【縁起】
大悲山一音院法性寺と号する浄土宗西山派の尼寺。  

当地は藤原忠平が公家恒例被行脚読経の寺として
建立した寺院があった所である。

旧法性寺は創建後も藤原家の氏寺として栄え、
藤原忠通の時には広大な寺域に大伽藍を構え、
京洛二一ケ寺の一刹に数えられていた。

しかし、以後の兵火により堂宇は悉く焼失。  

明治維新以後、旧名を継いで再建されたもので、
本堂に安置する千手観世音菩薩像(国宝)は、
旧法性寺の潅頂堂の本尊と伝えられ厄除観世音の名で知られている。


【山門】


え?
ここ?って思うようなお寺で通り過ぎたほど。(^^;

勇気を出してピンポン押してましょう。
反応無ければまた今度というお寺です。

今回は無事お婆さんが出てこられました。


【本堂】


こちらに国宝が祀られているそうです。

お婆さんが「どうぞ中に入ってください」という言葉を期待したが、
全くツレナイそぶりで入れませんでした。

こんな小さなお寺は堂内に入ってこそだが、
さすがに国宝だとそうもいかず。

後で知ったことだが、事前予約すれば拝観出来るそうです。

残念。


【御朱印】


多分、大悲殿と書いてると思う。(^^;

注意点としてお婆さんは写真撮影に五月蠅く、
鎮守社や石塔ですら写真を撮ろうとすると注意してきますので。

あと、洛陽のHPでは駐車場が6台分あると記載されているが、
本堂隣の駐車場は月極駐車場でした。

あるかどうか分からないので、
近くの有料駐車場が東福寺の駐車場に停めた方が無難です。

因幡堂平等寺(2015年10月10日参拝)

2015年12月13日 | 洛陽三十三所観音霊場
佛光寺の後は因幡堂平等寺へ参拝です。

京都非公開文化財特別公開で11月8日まで特別公開されていましたが、
本日は10日で既に終了。

公開時に300冊限定御朱印帳も発売されていたようですが、
個人的には凄い迫力のある本堂内に上がって参拝したかったです。

今年はタイミングが合わず特別公開には参拝出来ませんでしたが、
とりあえず洛陽満願に向けて本日参拝です。



<2012年1月21日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/aae7c7ea152836ef9d3b3fb70b96a894



所在地:京都府京都市下京区烏丸通松原上る因幡堂町728
宗派:真言宗智山派
御本尊:薬師如来
創建:長保5年(1003)
開基:橘行平
札所:京都十二薬師霊場会、京都十三佛霊場、洛陽三十三観音霊場


【不明門】


なかなか雰囲気があります。


【本堂】




うーむ、やっぱりここは本堂に上がってこそだな。


【観音堂】




洛陽の札所です。


【歓喜天】



【地蔵堂】





【十九所権現】



【閻魔大王】



【石像】


向かって左の三面の石像は金剛夜叉明王、右が毘沙門天です。


【御朱印】


満願に一歩近づきました。

正運寺(2015年10月10日)

2015年12月06日 | 洛陽三十三所観音霊場
先週は宮津の浄土宗寺院大公開寺院に参拝。
本日は京都市内にやってきました。

特別公開する寺院は10時からが多いので、
その前に洛陽の札所である正運寺へ参拝です。

今年中には何とか満願達成したい。

駐車場は5、6台分の無料駐車場がありました。



所在地:京都府京都市中京区蛸薬師通大宮西入因幡町112
宗派:浄土宗鎮西派
御本尊:阿弥陀如来
創建:慶長5年(1600)
開山:深誉上人
開基:飯田覚兵衛尉重氏直景
札所:洛陽三十三所観音霊場


【縁起】
正運寺は加藤清正公重臣である飯田覚兵衛尉重氏直景を開基として、
深誉上人を開山とし慶長五年(1600)に創建されました。

観音堂に安置されている十一面観世音菩薩像は、
大和国の長谷寺の御本尊と同木と言われています。

江戸時代の天明八年(1788)、天明の大火により焼失してしまいましたが、
その後再建されました。

かつて正運寺の観世音菩薩を信仰した身重の女性が、
この寺で無事に出産した事から安楽寺と呼ばれ、
女性の信仰を集めていると伝えられています。


【山門】


山門は見ての通り、ここから入ることは出来ません。

これは札所なのに一般を排他するお寺なのかと身構える。
こういうウェルカムを感じないお寺は嫌なんよね。


【入口】


ここから境内に入るようです。

こりゃアカン、一般人は絶対入れないわ。(^^;


【本堂】


はい、完全に閉まってます。


【観音堂】




洛陽の札所となっている観音堂です。

さすがに衆生の民が救いを求める観音さんのお顔を見せないのは、
全くもって有り得ないので、見れて良かったです。(^^


【仏像】



【稲荷社】





【供養塔】



【庫裏】



【御朱印】



洛陽の札所って大きい有名寺院と無名の小さい寺院の落差が激しい。

しかも小さい寺院は閉鎖的なところ賀多い。

札所じゃなければ参拝することは無いであろうお寺だから、
せっかく御縁があってもこれでは。

なんだかなぁ。(阿藤快さん風)

合掌。

長圓寺(2015年8月2日参拝)

2015年09月06日 | 洛陽三十三所観音霊場
平野神社から壬生寺近くの長圓寺へ。

まだまだ満願が遠い洛陽の札所の一つです。



所在地:京都府京都市下京区松原通大宮西入中堂寺西寺町33
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:慶長13年(1608)
開基:清巌和尚
札所:洛陽三十三所観音霊場



【縁起】


京都所司代板倉伊賀守勝重が清巌和尚を開基に請じて建立したのが、
当寺の起りで勝重の没後、その法諱「長円院」にちなんで、
寺名を「長円寺」と号した。

堂宇は天明の大火で焼亡したが、十五世瑞誉上人のとき再建され、
華頂宮尊頂法親王から「長円寺」の額を賜った。

いま本堂・庫裡・客殿等の建物があって、
本堂には本尊と慈覚大師作と伝える阿弥陀三尊を祀る。

また本堂南の観音堂に安置する聖観音像は恵心僧都作と伝え、
疫病に霊験があると信じられている。



【山門】


境内に無料駐車場があります。

お寺の奥様に聞いたところ、
山門前に停めていたら駐禁やられた人がいたとか。

私も昔、難波神社でやられたことがあるので、
その人の気持ちがいたーいほど分かりますよ。(泣)

あの時は神も仏もいないと思ったね。(遠い目)


【本堂】


本堂は残念ながら閉まっていました。


【賓頭盧尊者】



【観音堂】


観音堂の写真を撮り忘れたので、
洛陽のHPから拝借しました。(^^;

こちらは中に入れました。




洛陽の御本尊である聖観音菩薩。




不動明王。




地蔵菩薩。


【御朱印】


庫裏で御朱印をお願いすると、
冷たいお茶を飲んでと言われ、駆けつけ三杯いただきました。

美味かったわ~。(^^


御朱印には再興十周年の印が左肩に押されていました。

城興寺(2015年2月7日参拝)

2015年03月18日 | 洛陽三十三所観音霊場
本日最後の参拝となるのが洛陽の札所である城興寺。

このお寺の存在は全く知らなく、
札所でなければ参拝することは無かったであろうお寺です。

これも御縁というもの。



所在地:京都府京都市南区東九条烏丸町7-1
宗派:真言宗泉涌寺派
御本尊:千手観音菩薩
創建:永久元年(1113)
開基:藤原忠実
札所:洛陽三十三所観音霊場


【縁起】
もとは四宗(顕・密・禅・律)兼学の道場で比叡山の管理に属していました。
 
平安の昔、藤原道長の孫で九条太政大臣と呼ばれていた藤原信長は、
四至を現在の竹田街道・室町通・九条大路・東寺道とする広大な地に、
邸宅九条殿を構えていました。

応徳二年(1085)邸内に丈六佛を安置する九条堂を建て、城興院と名づけました。

三代後の関白藤原忠実がこの地を伝領し、
永久元年(1113)ここに寺院を建立して城興寺とし、
十年後には数々の堂塔伽藍も完成し、保安三年(1123)
白川法皇の院宣をもって盛大な伽藍供養が行われました。

中世、平安の都は荒廃し、東九条は次第に京外となり城興寺も衰退し、
さらに応仁の乱で焼亡して全く昔日の感を失いました。

江戸時代には観音霊場として有名になり、安永9年(1780)発行の都名所図会には
「成興寺は九条烏丸にあり、本尊観世音は慈覚大師の作なり」という記載がある。


【山門】


奥に無料駐車場があるんですが、
この山門をくぐるのが結構ギリギリで危なかった。(^^;

軽なら余裕ですけどね。


【観音堂】


慈覚大師作の秘仏千手観音、弘法大師作の薬師如来、大日如来、
不動明王が祀られているそうですが、堂内は外からよく見えませんでした。


【薬院社】




明治になって辻堂廃止令が出され同十一年(1876)、
施薬院稲荷は城興寺境内の荼枳尼天堂に合祀されたもの。


【狛犬】


シーサーを思わせる個性的なお顔です。(笑)


【宝篋印塔】



【仏塔】



【次郎吉稲荷】


銀杏の老木をご神体とする稲荷社。


【御朱印】



このお寺には「小指みくじ」なるものがあります。
ご興味がある方は是非。

壬生寺(2015年2月7日参拝)

2015年03月11日 | 洛陽三十三所観音霊場
今日は龍安寺 仏殿・西の庭と頂妙寺をメインに京の都へ。

特に参拝テーマもないので、
その道中にある洛陽の札所等を幾つか巡っていこうかと。


まずは心浄光院 宝憧三昧寺というお寺を知っているだろうか。
知っていたらかなりの通です。

しかし壬生寺なら知っています。
そう、心浄光院 宝憧三昧寺は壬生寺の正式名なんです。

私は全く知りませんでした。(^^;

約4年振りと久しぶりの参拝です。

<2011年3月12日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/6f85680e87f1436c70d25ab5f90532a4


所在地:京都府京都市中京区坊城通仏光寺上ル壬生梛ノ宮町31
宗派:律宗
御本尊:地蔵菩薩(重要文化財)
創建:正暦2年(991)
開基:快賢
札所:洛陽三十三所観音霊場、京都十二薬師霊場



【山門】


駐車場は山門横にありますが有料でした。


【中院】


洛陽の札所で十一面観音が祀られています。


【本堂】


普段は祈祷以外、堂内に入れませんが、
たまにGW中とか特別拝観があるようです。


【大念佛堂】





【三福川稲荷堂】





【北門】



【御朱印】



新選組関係は有料だったので見ておりません。
個人的には本堂が有料であっても堂内を見たいですけどね。