Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

高山寺(2015年6月28日参拝)

2015年07月22日 | 丹波古刹十五ヶ寺霊場
岩瀧寺の次は同じく丹波古刹十五寺霊場の札所である高山寺へ。

こちらは紅葉が美しい名刹らしい。

紅葉の時期ではないけど、初めて参拝するので楽しみ。

大型の無料駐車場がありました。



所在地:兵庫県丹波市氷上町常楽50-1
宗派:真言宗大覚寺派
御本尊:十一面観音菩薩
創建:天平宝寺元年(757)
開山:法道仙人
札所:丹波古刹十五寺霊場、丹波西国三十三観音


【縁起】


法道仙人が弘浪山で千日参籠し十一面観世音菩薩を感得した霊場である。
その後、荒廃したが源頼朝の命を受けた東大寺俊乗坊重源上人によって再興。

健久年間には後鳥羽天皇勅願所となる。
歴史が経過する中、再び荒廃したが日向の国より、
開長上人を向かえ釈迦を復興させる。

本堂、仁王門も再建されたが、明治初年の廃仏棄釈による仏教排撃運動。
その後の戦争、台風災害などで山中での維持管理が困難となり、
昭和32年に当時の住職、寛園上人(大覚寺59世門跡)が常楽の地に移築工事を開始し、
翌年本堂、仁王門、庫裏の移築を完了した。 

現在の高山寺は丹波古刹霊場であり、
もみじの名所としても名高く紅葉を楽しむ参拝者から大変な人気がある。


【仁王門】




長閑な場所にあるにも関わらず、
鮮やかで見事な仁王門に驚く。


【仁王像】





【龍図】





【参道】




お~、これは紅葉の時は凄そうだ。


【鐘楼堂】



【石仏】



【狛犬】



【本堂】




いかにも古刹といった雰囲気を感じさせてくれる本堂です。




外陣。




内陣。

御本尊は厨子に安置されていました。
33年に一度の御開帳です。


【賓頭盧尊】



【虚空蔵堂】



【宝篋印塔】



【石仏・宝篋印塔】



【四国八十八所石仏】



【手切地蔵菩薩】





【弘法大師像】



【御朱印】


庫裏は閉まっており、
カンカンの中に書置きの御朱印が置いてありました。

同じ書置きならこれの方が気を使わなくていい。

岩瀧寺(2015年6月28日参拝)

2015年07月21日 | 丹波古刹十五ヶ寺霊場
次の寺社は生田斗真主演の映画「源氏物語 千年の謎」の
撮影が行われた岩瀧寺です。

こちらの本堂は私の大好物である茅葺屋根。
楽しみや。(^^

ただ、昨年8月の集中豪雨による災害により独鈷の滝とか見れないとか。

まぁ滝が見れないのは別にいいから、
普通に参拝出来ればいいや、って気持ちで参拝しましたが。。。



所在地:兵庫県丹波市氷上町香良613-4
宗派:真言宗大覚寺派
御本尊:浅山不動尊(不動明王)
創建:弘仁年間(809~823)
開基:嵯峨天皇
開山:弘法大師
札所:丹波古刹十五ヶ寺霊場



【縁起】
嵯峨天皇が住吉明神の夢のお告げに依り、
弘法大師に命じて七堂伽藍を建てたと伝えられています。

本尊不動明王は弘法大師の御作で、丈五尺六寸、岩窟内に祀られています。
岩瀧寺の奥の院には御本尊不動明王の安置されている洞窟の前に、
護摩祈願をする護摩堂がある。
岩瀧寺の古文書によれば安政5年(1858)に改築された建物であると云う。

寺の歴史に関しては天正時代の兵火により、
一山悉く焼失し詳しい資料は寺には殆ど残っておらず不明。

大正時代には精神病治療で滝治療が行われていた。
先の大戦の頃は寺も困窮した。

昭和26年初秋、河内道明寺から尼僧和田賢龍尼が当寺十三世として入山。
尼寺になるのはこの寺の歴史上初めてのことかと思われます。
そうして賢龍尼の努力と多くの信者の方々の厚い寄進に依って、
不動尊拝殿の新築、本堂、庫裏、山門、倉庫、諸堂の修復、梵鐘の鋳造し復興。

平成12年には四国八十八個所本尊仏の再建や庫裏の解放や接待によって、
親しみやすい岩瀧寺として現在に至っています。


【参道】


先は通行止みたいなんで、手前の無料駐車場に停めて歩く。


【白玉大明神】




山でよくある雰囲気の鎮守社ですね。


【復旧工事現場】


うわ~、これは予想以上に酷い状況ですね。

お寺は大丈夫なんだろうか。




参道と繋がる橋も崩落していると思われる。




お寺全景。

これは酷い状況です。
大規模にブルーシートで保護されていて痛々しい。

参拝が出来るかどうか、確認しに架設の橋を渡り近づく。


【山門】


大正天皇の即位を記念して建てられたもので、
大正門と呼ばれています。

大正時代に造られたものとは思えないほど、
良い意味で古刹の歴史を感じさせてくれる門ですね。


【境内】


一面に敷かれたブルーシートによって古刹の雰囲気が台無しですが、
これ以上、地盤が緩くなって崩れたらマズいので仕方ない。


【庫裏】



【本堂】


茅葺屋根がいいですね~。(^^

こちらには観音菩薩像、愛染明王が祀られていますが、
御本尊は祀られていません。

本堂に御本尊がいらっしゃらないのは珍しい。

その御本尊は数百メートル離れた洞窟に祀られていますが、
残念ながら災害被害により行くことが出来ませんでした。(泣)


【庚申堂】


本堂裏手には青面金剛が祀られている庚申堂がありました。


【大師堂】



【賓頭盧尊者】



【四国八十八箇所本尊佛】





【夫婦杉】


ここより先は全然復興が進んでおらず進む事が出来ず。

資金の問題なのか、田舎だからなのか、
復旧の速度が明らかに遅い。

もう一年近く経つのにこれでは、
完全復旧までまだまだ時間がかかりそうです。

一日でも早く復旧することを願わざるを得ない。


【山門】


これはいわゆる鐘楼門だったようです。


【御朱印】


庫裏横の無人の授与所で書置きをいただいた。

二種類ありましたが右肩の印が違うだけでしたので、
弘法大師の印がある方を選びました。


【アジサイ】




駐車場近くで見たアジサイ。

アジサイの美しさが救いであり、
この寺の復興を確信させてくれた。