Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

福生寺~西法院~福寿院(2016年4月10日参拝)

2016年05月17日 | 瀬戸内三十三観音霊場
岡山の寺社参拝も終了に近づいてきました。

もうそろそろ伊部に行って備前焼を買わんといかんからね。

その伊部にほど近い場所にあるのが福生寺。

こんな山の中にこれほどの古刹があったとは。




所在地:岡山県備前市大内999
宗派:高野山真言宗
御本尊:十一面千手観世音菩薩
創建:(伝)天平勝宝6年(754)
開基:(伝)鑑真和上
札所:瀬戸内三十三観音霊場


【縁起】
当山は古来大瀧山福生寺と総称する一山地で、
現在は実相院、福寿院、西法院の三ケ院がある。

開基は奈良時代天平勝宝六年唐僧鑑真大和上であり、
また報恩大師開創の備前四十八ケ寺にも加えられている。

時代の変遷にともない中古衰微していたが、
足利尊氏の発願により再興、代々の足利氏の外護を得、
盛時は三十三坊を数えた。

三重塔は義教将軍の建立といわれる。

康正元年(1455)赤松・山名両氏の戦乱に遭い、
三重塔と仁王門を残し全山が焼失。

その後、備前岡山藩主池田氏の厚い保護の下、
江戸時代を通じて十三ケ院と伽藍が整備されます。

時代の変転やむなく現在は三院で法灯を伝えている。


【仁王門】




桃山から江戸初期に建立されたもので、
味わい深い門です。

ここからまだ山道を走ります。

昔はこの辺りまで寺域だったのでしょう。


【仁王像】


なかなかカッコいい仁王様です。


【本堂】


天和2年(1682)備前岡山藩主池田綱正公により再建されたもの。

御本尊は室町末期に造られたそうですが、
残念ながら堂内を拝見することは出来ませんでした。

無料駐車場がありました。


【宝篋印塔】



【鐘楼堂】



【祠】



【大師堂】





【経蔵】







【石仏】






小川沿いに沢山の石仏がありました。

これだけあるとちょっと怖い。(^^;


本堂に上に西法院がありますので参拝です。


<西法院>
所在地:岡山県備前市大内995
宗派:高野山真言宗
御本尊:愛染明王
創建:不明
札所:山陽花の寺二十四か寺


【鳥居】


ここから上に行くと西法院の駐車場があります。


【境内】


たまたま振り返ったら何やら塔が見える。


【三重塔】


よく見ると三重塔のようです。

しかもめっちゃ絵になって美しい。




ズームアップ。

よくぞ振り返ったよ。

ここのお寺は事前にほとんど調べて無かったから、
三重塔の存在すら知らなかったから、
見つけた時の喜びは半端無かった。(^^


あそこまで行けるんだろうか。


【弁天堂】




滝もあって良い雰囲気です。(^^


【滝】



【くぐり大師】



【護摩堂】



【歓喜天】





【三重塔】




西法院からも見れます。

絶対近くへ行かなくては。

でも、遠くで見る限り行け無さそうな雰囲気があるなぁ。(^^;


尚、本堂は解体修理中で跡形もありませんでした。(泣)


【福寿院】


福生寺の御朱印はこちらの福寿院でいただきました。

御住職に三重塔まで行けますか?って聞いたら、
歩いて行けますよとのことで、
御朱印を書いていただいてる間に行くことにした。


【参道】


ここが入口です。




こんな山道を少し歩きます。

もう慣れました。(笑)


【日光院跡】



【三重塔】




やっと近くで見れた。(^^






さすが元国宝の現重要文化財だけある。

近くで見れて幸せです。
いや、マジで。(^^




しかし、木には不自由しないとはいえ、
こんな場所によく造ったものです。

感心するわ。(^^

ほんと、いいもん見せてもらった。

岡山まで来た甲斐があるっちゅうもんです。

ちなみに岡山には三重塔が14あるとか。

意外と多いですね。

岡山の方々は昔から信心が篤いのだろうか。


まだ見ぬ三重塔をいつの日か制覇しなければ。(^^


【御朱印】


さて、そろそろ備前焼を買いに行かねば。(^^

これが本命です。(笑)