Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

光明寺(2014年12月30日参拝)

2015年02月03日 | 仏閣
続きまして大本山永平寺御直末寺という光明寺へ。

事前に調べて知ってましたが、
実際に行ってみると廃れ具合が余計に感じられました。(^^;



所在地:兵庫県神戸市北区道場町生野48
宗派:曹洞宗
御本尊:薬師如来
創建:不明
開基:(伝)聖徳太子
開山:行基菩薩



【縁起】


聖徳太子によって創建されたお寺で、山号の「五鈷山」は太子の命名と伝えられています。

その後、太福寺や鏑射寺と同様に真言宗の道場として栄えましたが、やがて荒廃。
そして文化7年(1810)、仏道禅師によって再興されたときに曹洞宗に転じています。

仏道禅師が再興した後、大本山永平寺の直末寺となり、寺勢はさかんになりますが、
第十一世の住職・大賢達道和尚が昭和30年に示寂したのち無住となり、
荒れるにまかせていました。
昭和40年代まで現存していた本堂もとうとう朽ち果ててしまったのです。

復興・再建が始まるのは平成に入ってからで、
平成10年、第十二世・大光素哲大和尚が住職となられてのち、
墓地公園としての整備が始まりました。

日笠忠一(光明寺総代・光明寺復興実行委員長)の発願により、
朽ち果てていた開基堂を再建したのは、墓地公園の第一期が完成した平成8年4月のことです。

太福寺、鏑射寺、光明寺の3ヶ所は、
聖徳太子とゆかりの深い「生野の名刹」として道場町誌などに紹介されています。


【風景】


長閑ですね~。

少し山道を走り大きな光明寺墓地に到着。
その凄く大きな墓地の奥に行くとお寺がありました。


【卍地蔵尊】



【山門】




もういつでも朽ち果てても不思議ではありません。


【開基堂】




さすがに平成8年4月に建立されただけあって、
まだ新しいお堂で、真ん中には如意輪観音が祀られていました。

恐らく現在は無住だと思われますが、
復興実行委員会があって住職を迎えることを目標にされているようです。

その復興の為に浄財を募っていましたが、
隣にある大霊園の繁栄ぶりを見ると、そこから資金を出せばいいのにと思う。

光明寺墓地と光明寺は全く無関係になっているのかな。

いや、御朱印は光明寺墓地の管理事務所でいただけるから、
無関係では無いはずなんだけどね。


【卍地蔵尊】



【宝篋印塔】



【諸願成就の木】




さすがにこの木の中には入れません。


【地蔵尊】


こちらは近年に奉納されたものですね。

このお寺がまだ終わっていないことを物語っているようです。


【百畳岩】





【光明不動尊】





【不動滝】




滝の上にも不動明王が祀られていました。


御朱印をいただきに光明寺墓地の管理事務所に行ったら、
12月29日から1月4日まで休みとか。(^^;

マジか?
まさか昨日までやったとは~。(泣)

まぁ、管理事務所の人間も普通の会社員ですから、
休みますわな~。

これで完全に御住職がいないのが分かりました。